タイの人気リゾート、楽園プーケット島のおすすめスポットを遊び尽くそう

公開日 : 2023年01月06日
最終更新 :
筆者 : 水野 純

南国の美しい海を目指して世界中から旅行者が集まるプーケットは、その楽しみ方も多彩です。ビーチだけではないプーケットの魅力を、たっぷりとお届けします。

プーケットのビーチ、それぞれの特徴は

プーケットといえばまずはビーチ。タイ最大の島だけにビーチの数も多く、それぞれに特徴があります。

パートーン・ビーチ(パトン・ビーチ)

パートーン・ビーチ
©iStock パートーン・ビーチ

プーケットを代表するビーチと言えばここパートーン・ビーチ(パトン・ビーチ)。波が穏やかで泳ぎやすく家族連れでも安心。パラセイリングやバナナボート、ジェットスキーなどのマリンスポーツも盛んです。高級リゾートに手頃なゲストハウス、高級レストランに気軽な食堂や屋台街、大型ショッピングセンターにマーケットなど、幅広い旅行者向けの施設が揃っているので、このエリアだけであらゆる用事を済ませることが可能です。

そしてビーチのほぼ中心にあるバングラー通りは、プーケットはもとよりタイ南部随一のナイトライフ地帯。オープンバーやクラブが並び、毎晩にぎやかになります。

カロン・ビーチ

パートーン・ビーチの南にあり、やや落ち着いたムードが漂うのはカロン・ビーチ。歩くとキュッキュッと音がする「鳴き砂」で、ビーチ沿いにリゾートホテルが20軒ほど点在しているほか、手頃なゲストハウスも多くあります。レストランやショップ、バーも揃っており、パートーンはにぎやかすぎてちょっと苦手だけどそれなりに便利な場所で静かにのんびり過ごしたい、という人におすすめです。

カタ・ビーチ

カロン・ビーチのさらに南、小さな岬をはさんでカタ・ヤイ・ビーチとカタ・ノーイ・ビーチに分かれています。カタ・ヤイ・ビーチはマリンスポーツなどもあり比較的にぎやかで、プーケット・タウンとカタ・ビーチを結んで運行している路線ソンテオ(ソンテウとも。トラックの荷台にベンチを設置した乗り物)はこちらのカタ・ヤイ・ビーチに発着します。対してカタ・ノーイ・ビーチは静かに過ごせる環境。カタ・ノーイ・ビーチの静かなリゾートに滞在し、食事やナイトライフはカタ・ヤイ・ビーチで楽しむ、そんな使い分けも可能です。

ラーワイ・ビーチ(ラワイ・ビーチ)

プーケット最南端となるプロムテープ岬から2kmほど北東のプーケット・タウン寄りにあるビーチ。島の東側に面しているため、通年穏やかな海が楽しめます。ただし砂がやや泥混じりなのと、船着き場があり近くの島々への船が出入りするため、ビーチ遊びにはあまり向いていません。ビーチ沿いに並ぶレストランで、海を眺めてのんびりビールを飲みながら楽しむリーズナブルなシーフードが人気です。

カマラー・ビーチ(カマラ・ビーチ)

パートーン・ビーチから北に山をひとつ越えたところにあるビーチです。高級リゾートが数軒と、ファンタスティックなショーを楽しめる巨大テーマパーク「プーケット・ファンタ・シー」もあります。パートーンに比べると驚くほど静かながら、手頃なゲストハウスやレストランもあり、過ごしやすいビーチです。

スリン・ビーチ

カマラー・ビーチから岬を隔てた北にある、長さ7,800mほどの小さなビーチです。ビーチの南北両端には岩場があり、スノーケリングが楽しめます。海の透明度と白砂の美しさはプーケットでトップクラスとも言われ、地元の人達にも人気があります。

バーンタオ・ビーチ(バンタオ・ビーチ)

南北約5kmにわたって連なるビーチに、「ラグーナ・プーケット」と呼ばれる5軒の高級リゾートの集まるエリアがあります。バンヤンツリー、アウトリガー、デュシタニなどそうそうたるリゾートホテルが並んでいます。宿泊客はラグーナ内を無料シャトルで移動できるだけでなく、各施設を自由に利用することもでき、まるでひとつの巨大なリゾートに滞在しているようです。また、ショッピングモールやマーケットもあり、ビーチにはさまざまなレストランもあります。プーケットのなかでもほかとはひと味違う、ラグジュアリーな雰囲気のあるビーチです。

マイカオ・ビーチ、ナイヤン・ビーチ

ナイヤン・ビーチ近くを飛ぶ飛行
©iStock ナイヤン・ビーチ近くを飛ぶ飛行

マイカオ・ビーチは国立公園から連なる全長約12kmの白砂のビーチ。広いエリアに高級リゾートホテルが点在しています。人の流れの核となる町がなく、ショップや手頃なレストランなどは少ないので、ひとつのリゾート内で滞在を完結するような旅をする人向きです。マイカオ・ビーチの南にあるナイヤン・ビーチは、プーケット国際空港の滑走路のすぐ脇にあります。そのため着陸間際で低空を飛ぶ航空機を真下から眺められて迫力があります。

島内の見どころはどんなところがあるの?

プーケットの魅力はビーチだけではありません。テーマパークや古い町並み、きらびやかなタイ仏教寺院に緑豊かな大自然などなど、ビーチ以外の見どころも充実しています。

プーケット・タウン

プーケット・タウンの町並み
©iStock プーケット・タウンの町並み

プーケット島の中心となる町がプーケット・タウン。市街の中心から東西に伸びるタラン通りは、旧市街と呼ばれるエリアです。マレーシアのペナン島などにも見られる中国風コロニアル様式の建物が並び、一帯は再開発されてピンクやイエロー、ブルーなどのパステルカラーに彩られたかわいらしい町並みとなっています。おしゃれなショップやカフェ、高級なレストランが建ち並び、旅行者にも人気です。

ビッグ・ブッダ

プーケットで2番目に高いナークゥート山に、高さ45mの大仏が建てられています。ミャンマーのマンダレー産大理石を使った純白の大仏は、南国の太陽光線を反射してまばゆい光を放ち、遠くからでもよく目立ちます。大仏の台座周辺はテラスになっていて、プーケット島南部のチャローン湾やプーケット・タウンが一望できます。

プロムテープ岬

プーケット島最南端にあるプロムテープ岬は、海に沈む夕日を眺められる名所です。沖に点在する10ほどの島々と海を見渡す壮大なパノラマは、一見の価値があります。

ワット・プラ・トーン

プーケット国際空港からプーケット・タウンへ向かう途中にあるタランという町にある仏教寺院です。規模はそれほど大きくありませんが、胴から下が地面に埋まってしまったような、胸から上だけ地上に出ている不思議なスタイルの仏像があり、人々の信仰を集めています。

プーケット・ファンタ・シー

カマラー・ビーチの高台、約56万6500平方メートルの広大な敷地に、遊園地のようなアトラクションやおみやげショップ、レストランなどが集まる巨大テーマパーク。目玉は席数3000を誇る巨大シアター「象王の宮殿」。多数の出演者たちと象が織りなす幻想的なショーを楽しめます。

プーケットで体験できるマリンアクティビティ

マリンアクティビティを楽しむ人々
©iStock マリンアクティビティを楽しむ人々

プーケットのおもなビーチでは、各種マリンアクティビティが体験できます。多くのショップがビーチに申し込みカウンターを出しているので、気軽にトライしてみましょう。ただし料金をめぐるトラブルも発生しているので、高級リゾートに滞在していればホテル内にあるショップ、あるいは現地の旅行会社を通すと、より安心して利用できます。プーケットで楽しめる一般的なマリンアクティビティには、以下のものがあります。

  • ジェットスキー
  • バナナボート
  • パラセイリング
  • スノーケリング
  • フィッシング
  • ダイビング
  • サーフィン
  • ウインドサーフィン

プーケット近郊の島々へゴー!

プーケットから船に乗って、近くの島へ行ってみませんか? 神秘的な美しさを見せるビーチや、不思議な形をした奇岩、秘境感あふれる小島など、魅力的な場所が盛りだくさんです。

ピーピー島(ピピ島)

プーケットから船で約1時間30分。ピーピー・ドーン島とピーピー・レー島のふたつの島が並んでいます。ピーピー・ドーン島は比較的大きく、町にはリゾートホテルもあります。ピーピー・レー島は無人島。中国料理の材料として珍重されるウミツバメの巣が取れるバイキング洞窟、レオナルド・ディカプリオ主演の映画『ザ・ビーチ』の舞台ともなったマヤ湾があり、ツアーのボートで立ち寄ることができます。

パンガー

不思議な形のピンカン島
©iStock 不思議な形のピンカン島

プーケットの北東にあるパンガー湾には、161もの小島があります。石灰岩が浸食されて奇妙な形に削られており、なかでもピンカン島にはくさびを海に打ち込んだかのような形の岩があり、映画『007 黄金銃を持つ男』で登場し、有名になりました。

パンイー島

同じくパンガー湾にあるこの島は、小さな島を取り囲んで海の上にまで張り出した家屋が密集する、水上集落のある島です。道路もすべて水上の通路。船着き場から入り組んだ道をたどると、食堂やモスク、学校、サッカーグラウンドなどが次々と現れます。

ほかにも、タイには魅力的な島がたくさんあります。以下の記事でも、島の魅力とおすすめスポットを紹介していますので、ぜひ合わせてご覧ください。

筆者

地球の歩き方編集

水野 純

『地球の歩き方タイ』を始め『バンコク』『ミャンマー』『バングラデシュ』編集担当。

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