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海外からの渡航ルールが大幅に緩和され、繁華街にも活気が戻りつつある英国の首都ロンドン。しかしウィルスの活動が活発になる冬を目前に控え、油断ならないのも事実です。ウィズコロナ状況下でのデパートや小売店、娯楽施設の現状をお伝えします!
2020年春から2021年初頭にかけて、通算3回のロックダウンを経た英国イングランド。しかし春に規制緩和を始めて以来、現在の政府方針は以下のような概略です。
*屋内で人と会う時は換気を心がけること。できれば屋外で人と会うほうが好ましい。
*混雑した場所や公共の室内空間にいるときは、マスク(または鼻と口を覆うもの)を装着する。
*コロナ陽性者と接触した場合や自覚症状を感じたら速やかにPCR検査などを受け、必要に応じて自己隔離をする。
*コロナワクチンを接種する。
なお現在マスク装着は法的義務ではなくなったものの、引き続きロンドン交通局などでは地下鉄やバス利用者に駅構内や車両内でのマスク着用を呼び掛けています。
最近では80歳以上の高齢者から順にワクチン3回目のブースター接種、そして12~15歳の子供たちへのワクチン接種も始まりました。
そんな昨今ロンドンの繁華街や商店街も、徐々に活気を取り戻しつつあるように見えます。
とは言えビフォーコロナに押し寄せた海外からの観光客・買物客は今も少なく、地元または国内旅行者が中心。
日本でも可愛い花柄プリントで有名な高級百貨店「リバティ」も、クリスマス商戦を控えて客足が戻ってきた感はありますが、まだかつての混雑ぶりには及びません。
どの小売店も入口や店内の各所に手指の除菌ジェルを設置しており、これは今後も続けて欲しい習慣。
マスクに関しては、前述のように法的強制力がないためか、着用しているのはお客さんの半分くらいです。店員さんは全員マスク着用を徹底しているお店もあれば、そうでもないお店もあるのがロンドンらしいとも言えます。
リバティ
詳細をみる規制緩和が進んでから、室内の娯楽施設も次々に再開しました。
昨年春から実に1年半も公開が延期され続けた007シリーズ最新作「ノー・タイム・トゥ・ダイ」が今月やっと上映開始しましたね!
私が行った映画館はロンドン内ではありませんでしたが、総客席数の1割ほどの入り。従ってソーシャルディスタンス十分、マスクをしている人も多く安心感がありました。
また屋内会場での音楽コンサートやお芝居、ミュージカル、バレエやオペラなど舞台パフォーマンスも復活しています。
従来からイギリスの冬は観劇シーズン。各劇場では昨年の損失を少しでも挽回できるよう起死回生チャンスへの意気込みを感じます。
一方、国営の美術館や博物館は、引き続き入場無料ながらウェブ予約優先の施設がほとんど。大英博物館、ナショナルギャラリー、自然史博物館など主要ミュージアムは事前予約をお忘れなく。
さらにヴィクトリア&アルバート美術館のように現在はクロークルームを閉鎖中の施設も多いので、予約と同時に各施設の入場条件を確認しておきましょう。
ヴィクトリア・アンド・アルバート博物館(V&A South Kensington)
詳細をみる以上、当記事を執筆している2021年11月現在の状況をお伝えしました。
とはいえ今後の感染状況によっては再び規制強化される可能性もあるので、その場合はまた「地球の歩き方」ウェブ特派員ページでアップデートしますね!
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※当記事は、2021年11月8日現在のものです
〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL: https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html
◎厚生労働省:新型コロナウイルス感染症について
・URL: https://www.mhlw.go.jp/stf/seisakunitsuite/bunya/0000164708_00001.html