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【イギリス】ビートルズが誕生したリバプールとクイーンなど「ブリティッシュロックの発信地」ロンドンを巡る旅

地球の歩き方編集室

地球の歩き方編集室

更新日
2021年12月15日
公開日
2021年12月15日
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ビートルズの曲名にもなったストロベリー・フィールズの門

歴史に名を刻む伝説のロックバンド、ビートルズやクイーンの足跡をたどりながら、1960〜1970年代の「イギリスのポップカルチャー」を訪ねる旅はいかがでしょう? 誰もが知る名曲の聖地や、メンバーが生まれ育った地やコンサートを行った場所など、一生に一度は訪れてみたいスポットが目白押しです。記事の最終段落には、このエリアを実際に楽しむことのできるツアーの紹介も! どうぞ最後までお楽しみください。

「ビートルズ発祥の地」リバプールへ

キャバーン・クラブ前のジョン・レノンの像

イギリス北西部にあるリバプールは、かつて主要な港湾都市として栄えた町。港には「三美神」と呼ばれる、1900年代初頭に建造された3つの瀟洒な建物、ロイヤル・リバー・ビルディング 、ドック・ビルディング 、キューナード・ビルディングが並び、往時をしのばせています。

このリバプールで生まれ育ったのが、伝説のロックバンド、ビートルズの面々。ジョン・レノンが遊びに来て、ふたりでギターやピアノを弾いて過ごしたというポール・マッカートニーの家「フォースリン・ロード」やジョン・レノンの家「メンディップス」では、当時を再現した部屋をガイドの説明で巡ることができます。さらに、曲名にもなった「ペニー・レイン」や「ストロベリー・フィールズ」に立ち寄れば、頭の中にメロディーが流れ出し、思わず口ずさみたくなることでしょう。

マシュー・ストリートには、彼らがスカウトされたライブハウス「キャバーン・クラブ」のほか、メンバーが通ったというパブ「グレープス」やメンバーの銅像もありますから、ゆっくり散策してみたいですね。港にあるビートルズをテーマにした博物館「ビートルズ・ストーリー」も訪れて、ビートルズの魅力を満喫しましょう。また、博物館「BME」でも、ブリティッシュミュージックの魅力を存分に感じることができます。

「世界で一番有名な横断歩道」を渡りたい!

ビートルズみたいにアビー・ロードの横断歩道を歩いてみたい!

ブリティッシュカルチャー最前線の地ロンドンには、1960〜1970年代の音楽シーンゆかりの場所も数多く残されています。一番有名なのが、ビートルズ最後のアルバム『アビー・ロード』のジャケットに使われた横断歩道。いつもたくさんのファンが、この横断歩道を歩いて写真を撮っていますから、同じく記念撮影をして盛り上がりましょう。ただし、交通量が多い通りなので車に気をつけてくださいね。横断歩道のすぐ脇には、ビートルズをはじめ有名ミュージシャンがレコーディングをした「アビー・ロード・スタジオ」もあり、横断歩道ともども、歴史遺産に認定されています。

ビートルズゆかりの地のなかで、やはり訪れておきたいのが、屋上でラストライブが行われた旧アップル本社ビル。「ルーフトップ・コンサート」とも呼ばれ、技術的にも円熟したメンバーの演奏が楽しめる印象的なライブとして知られています。ちなみに、このビルがある通りは「サヴィル・ロウ」という名前。一見さんお断りともいわれる高級テーラーが軒を連ねる場所で、日本語の「背広」の語源になったともいわれ、映画『キングスマン』のロケ地でもあります。

「クイーン」が誕生したロンドン南西エリアを散策

広々とした庭をもつチズウィック・ハウス&ガーデンズ

ロンドン南西部には、ブリティッシュロックバンドの足跡がいくつも残っています。ビートルズからローリング・ストーンズ、クイーンまで、さまざまなバンドがレコーディングを行った伝説のスタジオ「オリンピック・スタジオ」もそのひとつで、現在は音楽スタジオではなく、映画館とカフェになっています。この近くに、クイーンのメンバーが家を構えていた時期もあり、クイーンゆかりの地でもあります。

テムズ河沿いをさらに西へ向かうとあるチズウィック・ハウスの庭は、ビートルズがプロモーションビデオを撮影したところ。庭園内の「彫像の広場」と温室の中で撮影をしています。この庭はイギリス庭園の初期代表作のひとつ。形式より自然に近く見えることを大切にしたイギリスらしい庭を散策してみましょう。

ほかにも、伝説のライブエイドが開催された「ウエンブリー・スタジアム」、フレディが暮らした家「ガーデン・ロッジ」、ブライアン・メイが通いライブも行われた大学「インペリアル・カレッジ」など、クイーンファン垂涎の場所が盛りだくさんです!

ロンドン中心部では、ファッションや音楽などで若者文化が花開いた1960年代ストリートカルチャーの発信地、カーナビー・ストリートにも足を伸ばしてみましょう。「スウィンギング・ロンドン」と呼ばれた頃のロンドンに想いを馳せつつ、リバティプリントで知られるデパート「リバティ」やウエストエンドでのお買い物も存分に楽しんでください。

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TEXT: 平林加奈子(カース)
PHOTO: iStock

※当記事は、2021年12月9日現在のものです

〈地球の歩き方編集室よりお願い〉
渡航についての最新情報は下記などを参考に必ず各自でご確認ください。
◎外務省海外安全ホームページ
・URL: https://www.anzen.mofa.go.jp/index.html

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