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【2025年版】日本入国手続きサービス「Visit Japan Web」の登録方法や注意点を解説
2025.8.14
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海外から日本へ帰国する際には、入国手続きや税関審査など、知っておきたいルールが数多くあります。本記事では、検疫から税関申告までの帰国の流れや、日本への持ち込み禁止品などを詳しく解説。スムーズな帰国のために、事前に必要な情報を確認しておきましょう。
日本への持ち込みが禁止されているものとして、麻薬や覚せい剤などの薬物、銃などの危険物などがあります。その他、知らずに持ち込んでしまいがちなものとして次のものがあります。
①コピー商品
いわゆる有名ブランドのニセモノは持ち込み禁止です。本物と信じて購入したものであっても、ニセモノと判明したら持ち込みはできません。ニセモノと知りながら日本に持ち込もうとした場合は、処罰の対象となってしまいます。値段が異常に安かったり、購入した店がどこか怪しげだったりした場合はニセモノであることが多いので、ブランド品は直営店など正規の店で購入してください。
②ワシントン条約で定められたもの
ワシントン条約で定められている動物、毛皮、皮革製品、象牙製品などは持ち込み禁止です。たとえ購入する際に問題ないと言われても税関で規制対象品と判明すれば、その場で放棄する、自分で費用を負担し現地に送り返す、正式に輸入許可を得るまで有料で業者に預かってもらう、のうちのいずれかを選択しなくてはいけません。
③肉、肉製品などの加工品
肉、ハムやベーコン、ベーコンや点心などの肉製品(生、冷蔵、冷凍、加熱調理品なども含む)、乳製品や卵なども持ち込みできません。詳しくは動物検疫所の公式ページで確認を。
④植物、植物を原料とした加工品
果物や野菜はほとんどの種類が持ち込み禁止、生の果物や野菜が含まれる機内食も持ち込めません。また、土(土が付着したものも含む)はどの国からであっても持ち込み禁止です。切り花、豆類、種子や苗木などはそのまま持ち込むことはできず、植物防疫カウンターで検査を受け、検査証明書をもらう必要があります。詳しくは植物防疫所の公式ページで確認を。
Visit Japan Webは、日本への入国・帰国時に必要な手続きを事前にオンラインで行うことができる、政府公式のウェブサービス。登録は必須ではありませんが、入国審査や税関申告などの情報を事前に登録することで、空港での入国手続きがスムーズになります。日本国籍の帰国者はもちろん、訪日外国人旅行者も利用可能で、パソコンやスマートフォンから登録できます。入国の際は、登録後に発行される二次元コードを空港で提示することで、スムーズに手続きが完了します。
機内で税関申告書(携行品・別送品申告書)を記入しておくか、事前にVisit Japan Webで入国審査や税関申告などの情報を登録しておきます。
飛行機が日本の空港に到着したら、案内表示に従って通路を進みます。その後は、検疫、入国審査、手荷物受け取り、植物防疫・動物検疫、税関検査の順に手続きを進めていきます。
検疫とは、病原菌が日本国内へ持ち込まれることを防ぐための検査です。サーモグラフィなどで帰国者の健康状態をチェックしているので、帰国時に発熱や咳、発疹や下痢などがある場合や、旅行中に動物に咬まれたり蚊に刺されたりして体調に不安がある場合は健康相談窓口へ。
なお、感染症等の警戒措置により機内で「健康に関する質問表」が配布された場合は、必要事項を記入して検疫カウンターに提出します。
また、帰国後しばらくしてから体調が悪くなった場合は、医療機関を受診して念のため渡航情報(渡航先、滞在期間、飲食したもの、動物との接触の有無など)も伝えるようにしましょう。
入国審査は、日本国籍保有者と外国国籍保有者で審査のレーンが分かれています。レーンを進み、入国審査官にパスポートを提出するか、Visit Japan Webを利用する場合はスマートフォンで二次元コードを提示します。
自動化ゲート(顔認証ゲート)を導入している空港では、日本国籍保有者であれば自動化ゲートを利用できます。自動化ゲートに進んだら、パスポートの顔写真が載っているページを手元の画面に向けて置いて、そのページを読み取らせます。次に、正面のカメラで顔の撮影が行われ、パスポートと照合されます。問題なければゲートが開くので、通過して審査終了です。
自動化ゲートを利用した場合、パスポートへの出入国スタンプの押印は省略されます。自動化ゲートの通過後にスタンプを希望する場合は、税関検査前までに審査場の職員に申し出る必要があります。これ以後はスタンプを押してもらえないので注意しましょう。
手荷物受取所へ進み、乗ってきた飛行機の便名が表示されているターンテーブル(ベルトコンベヤー)の前で自分の手荷物を受け取ります。
動物(肉類)や植物(果物を含む)などを持ち込む場合は、植物防疫・動物検疫カウンターで検査を受ける必要があります。違法に持ち込んだ場合は罰則の対象となるので注意しましょう。ただし、製茶、焙煎済みのコーヒー、ローストナッツやドライフルーツなどは検査を受けなくても持ち込み可能です。
日本に入国・帰国するすべての人が税関申告書(携行品・別送品申告書)を提出する必要があります。Visit Japan Webを利用する場合は、税関申告書の代わりにスマートフォンで二次元コードを提示します。税関検査は、係員がいる検査台と電子申告ゲートの2種類があります。
係員がいる検査台を利用する場合は、機内で配布された税関申告書(携行品・別送品申告書)に必要事項を記入し、カウンターへ進みます。
申告するものがある人は、赤の表示のカウンターへ向かい、記入済みの税関申告書(携行品・別送品申告書)を提出。旅先から日本へ荷物を別送した場合は、申告書を2通提出し、1通に確認印をもらいます。審査の後、所定の場所で税金を納めます。
申告するものがない人は、緑の表示のカウンターに向かい、パスポートと記入済みの税関申告書(携帯品・別送品申告書)を提出。ただし申告するものがない場合でも、抜き打ちで審査官からどこから帰国したのか尋ねられ、バッグを開けて検査をされることがあります。
Visit Japan Webを利用して電子申告を行う場合は、電子申告ゲートへ向かいます。Visit Japan Webにログイン後、案内にしたがって携帯品申告情報を入力し、二次元コードを取得。空港到着後、税関検査場内の電子申告ゲートに向かい、電子申告端末で二次元コードの読み取りを行い、申告完了です。
海外からの帰国時に参考になるウェブページは次の通りです。
この記事では、日本帰国時の空港での手続きの流れや持ち込み禁止品などのルールをご紹介しました。帰国時の手続きの流れをおさらいして、海外旅行の楽しい思い出とともに快適に帰国しましょう。