
地球の歩き方からeSIMがリリース!レンタルWi-Fiとの使い分けを徹底解説
2024.10.28
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初めての海外旅行はワクワクする気持ちの半面、不安や心配も尽きません。今回は基本となるスーツケースの選び方に加え、海外旅行の持ち物をリスト形式でご紹介! 必需品に加えて、より快適にするアイテムまで徹底解説。初心者はもちろん、久々に海外へ行くという方も必見です!
目次
スーツケースは旅の快適さを左右する重要なアイテム。最初に注目したいのが、予定している宿泊日数です。一般的には「1泊=10L」がおおよその目安といわれており、まずはこれを手掛かりに最適な容量を見つけて行きましょう。
コンパクトで小柄な人でも扱いやすく、週末の弾丸旅行などにもおすすめのサイズ。このタイプは機内持ち込みOKのサイズが多いのもポイント(航空会社の規定により異なる)。出発時の手続きが必要なく、到着後もスムーズに観光をスタートできます。
1週間ほどの休暇があり、アジア圏や荷物の少ないリゾート旅行などにもおすすめ。替えの服や靴など問題なく収納することができます。70cmほどの高さが出てくるため、より軽さや扱いやすさを重視して探してみましょう。
ヨーロッパやアメリカ方面など、長期旅行を計画している方向け。十分なスペースがあるので、現地で買ったおみやげも余裕をもって収納できるはず。家族分の荷物をまとめて入れるのにも最適です。
またスーツケースの素材は、ハードタイプとソフトタイプの2種類に分けられます。下記の表を参考に、ふたつの違いをチェックしてみましょう。
メリット | デメリット | |
ハードタイプ(ポリカーボネートやABS樹脂) |
・衝撃に強く、耐水性が高い ・切り裂きができない |
・ソフトタイプよりも重い ・ヒビやヘコミの可能性がある |
ソフトタイプ(ナイロン) |
・軽くて持ち運びがしやすい ・柔軟性があり詰め込みやすい ・外ポケットが多い |
・衝撃に弱く、耐水性が低い ・切り裂きなどの可能性がある |
おおよそのサイズ感や素材がつかめたら、次は渡航先や気候、自分の身長や体格なども考慮して、最適なスーツケースを探していきます。実際にお店に足を運び素材や移動性をチェックすることで、ぴったりの旅の相棒に出合えるはず。
またもうひとつの選択肢として、バックパックスタイルの旅もいち押しです。ヨーロッパに多い石畳の道や階段が多い場所では、スーツケースが扱いにくいことも多々。バックパックなら身軽に移動でき、両手も空くというメリットがあります。
メインバックを決めたら、続いて機内持ち込み用のサブバックも準備しましょう。リュックやショルダーバッグ、トートバッグなど形状はさまざま。現地に到着後、町歩き用としても併用できるタイプを選ぶと便利に使えます。
ここでもポイントはサイズ感。パソコンやタブレット端末などを持参するときは、きちんと収まるA4以上のサイズを選びましょう。より防犯性を重視するなら、貴重品入れとして使えるウエストポーチもおすすめ。腰に巻きつけ服で隠すことができるので、安心感が高いのがポイントです。
バッグが決定したら次はパッキングへ進みましょう。慣れない海外旅行で起こりがちなのが、心配であれもこれもと詰めすぎてしまうこと。絶対に必要な持ち物は抑えて、“なるべく身軽に”を基本に準備を。渡航先や季節によって異なるものもありますが、ここでは機内持ち込みにすべき荷物と預け入れでもOKな荷物に分けて紹介していきます。
機内持ち込み荷物には貴重品を入れることを忘れずに。万が一の危険があるため、機内でも気を抜かずに、肌身離さず持っておくことが大切です。
持ち物 | 備考 |
パスポート | 国によって異なる残存有効期間 も必ずチェック |
航空券(eチケット) | 印刷またはPDFとして保存しておく |
ビザ ※ | 渡航先によって必要になる |
日本円 | 帰国時の交通費も忘れずに |
現地通貨 | 現地で両替した方がレートがよい国もある |
クレジットカード | カードが主流の国も多い。主要カードブランドも要確認 |
スマートフォン | 機内Wi-Fiサービスを提供している航空会社もある |
モバイルバッテリー ※ | 預け入れ不可のため、持っていく場合は機内持ち込みに |
電子機器類 | パソコン、カメラ、タブレットなど |
表中の※印は、持っていく場合は必ず機内持ち込みにすべきもの
長時間のフライトを快適に過ごせるアイテムをご紹介。機内は砂漠と同じくらいカラカラの状態といわれています。気になる方は保湿グッズも持参するとよいでしょう。
持ち物 | 備考 |
騒音対策グッズ | 耳栓、ノイズキャンセリングイヤホンなど。ワイヤレスイヤホンは預け入れ不可の場合も |
アイマスク | 使い捨てのホットアイマスクなどもおすすめ |
ネックピロー | 空気で膨らむタイプはかさばらずに便利 |
使い捨てスリッパ | 靴を脱いでリラックスできる |
マスク | 乾燥対策としても活躍 |
着圧ソックス | 長時間同じ姿勢が続く機内でのむくみ防止 |
乾燥対策グッズ | 保湿スプレーやクリームなど。100mLを超えないように注意 |
歯磨きセット | 歯ブラシ、歯磨き粉。食事後にお口スッキリ |
筆記用具 | 入国書類の記入際に便利 |
ガイドブック類 | 入国後の動きなども事前にチェック |
洗面用具や衣服などは現地でも手に入りますが、風邪薬や下痢止めなどは普段飲みなれているものを持参するのが安心です。現地の薬は日本人には強すぎる場合も。また電源プラグは渡航先によって種類が異なるため、事前にタイプを確認してから準備しましょう。
持ち物 | 備考 |
パスポートのコピー | 顔写真のページをコピーしておく |
ホテルやツアーの予約控え | スマホが壊れた場合などに備えて手元にコピーがあると安心 |
海外旅行保険の控え | 万が一に備えて加入しておこう |
洗面用具 | シャンプー、リンス、ボディソープ、石鹸など |
歯磨きセット | 歯ブラシ、歯磨き粉 |
メガネ、コンタクトレンズ ※ | 必要に応じてコンタクトレンズの保存液も |
タオル | 薄手で乾きやすいもの |
ティッシュ類 | ウェットティッシュ、ポケットティッシュ |
化粧品 ※ | 化粧水、クリーム、クレンジングなど |
日焼け止め ※ | 液体物に含まれる |
洗濯用洗剤 ※ | 下着類を洗うときに |
薬 ※ | 風邪薬、整腸剤、下痢止めなど飲みなれたものを持参 |
生理用品 ※ | 使い慣れたものがあると安心 |
下着 | 現地で洗濯すればかさばらない |
靴下 | 渡航先や季節にもよる |
パジャマ | 日本とは異なり備え付けがない宿がほとんど |
洋服 | Tシャツ、長袖シャツ、パンツなど。シャツはフォーマルな場面にも使えて便利 |
防寒具 | 夏でもクーラー対策に持って行こう |
日差し対策グッズ ※ | 帽子やサングラス |
雨具 | 軽量の折り畳み傘やレインコートなど |
サンダル ※ | ホテル用シューズとしても役立つ |
ビニール袋 | 汚れた衣類をまとめる際など大小あると便利 |
通信機器類など | SIMカードやレンタルWi-Fiなど。SIMカードは事前に購入しておくのもおすすめ |
電源プラグ | 国によって形が異なる。マルチタイプもおすすめ |
変圧器 | 渡航先に応じて準備を |
カメラ ※ | カメラ用の充電器も忘れずに |
表中の※印は任意のもの
またスマホの通信に必要なレンタルWi-FiやSIMなどは、出発前に手配しておくと慌てません。地球の歩き方ではeSIMをリリースしているので、こちらもぜひチェックしてくださいね。
基本的に、爆発や有毒、また凶器になりうる危険物は一切持ち込み不可。ただし、危険物に分類されるものでも一部は条件付きで持ち込みOKになったり、または預け入れ荷物として可能になったりするケースもあります。ここでは、どちらに分類されるのか迷いがちなアイテムをリスト化。特に液体物の扱いは、国内線と国際線ではルールが異なるため要注意です!
預け入れ不可。リチウム電池の関係で機内持ち込みが必須となります。
機内持ち込み不可。特にはさみなどを持参して、手荷物検査時に没収されてしまう……といったケースも少なくありません。必ず預け入れ荷物に入れましょう。ただし、先端の尖っていない小さな眉毛はさみ、また携帯裁縫セットのはさみなどは持ち込むことができます。
基本的に機内持ち込み・預け入れどちらも可能。ただし、衝撃や振動を避けるため、一般的には持ち込み荷物とするのが推奨されています。預け入れとする場合は、完全に電源を切って専用ケースや衣類などでしっかり保護しましょう。
本体から取り外すことができない電池式は、預け入れ・持ち込みともに不可。コンセント式であれば機内持ち込み・預け入れのどちらでも対応可能です。
機内持ち込み | 預け入れ | |
カミソリ | △ ※ | ○ |
爪切り | ○ | ○ |
乾電池 | ○ | ○ |
電子たばこ | ○ | × |
喫煙用ライター、安全マッチ | ○ | × |
T字型カミソリや化粧用カミソリ(まゆ毛用など)、電動カミソリは持込可能
また液体物の持ち込みにも注意が必要です。100mL(g)を超える液体を持ち込みたい場合、以下の手順を踏みましょう。ちなみに、液体物にはスプレー類、クリームやローション、歯磨き粉、ジャムやシロップなども含まれます(ベビーミルクやベビーフードは除外)。
ただし、いずれも航空会社によって細かいルールが異なるため、出発前に必ず確認をお忘れなく。
国内旅行と異なり、海外旅行ではいろいろと不安がつきもの。今回ご紹介した基本となるスーツケースの選び方と持ち物リストを参考に、まずは準備をスタートしてみましょう。「もっと荷物は少なくてよかった」「洋服は多めに持って行こう」など、徐々に自分ならではの旅行スタイルが見つかるはず。旅行ガイドブック『地球の歩き方』では、国に応じた細かな持ち物や注意事項も紹介しています。渡航先が決まったら、ぜひ旅行先の『地球の歩き方』もチェックしてみてくださいね!