
【2023年最新】韓国で話題沸騰のテイクアウトできるスイーツ5選
2023.5.12
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韓国料理というと、キムチ、トッポギなど赤くて辛いものを想像する人は多いのではないでしょうか。しかし、韓国人でも辛いものが苦手な人はいますし、辛くないおいしい韓国料理もたくさんあります。そのなかで、あまり日本では知られていない、韓国人にも現地在住の日本人にも人気の、辛くない韓国料理とおすすめレストランを紹介します。
目次
タッカンマリ(닭한마리)は、たらいのように大きな鍋に鶏のぶつ切りとネギ、細長い韓国餅、じゃがいもを入れて煮込んだ料理。タッカンマリとは韓国語で鶏一羽という意味で、鶏そのもののだしが出て、スープだけでもおいしいです。鍋の具材を薬味とタレにつけて食べます。タレは甘じょっぱく、クセになるおいしさです。
食べ終わったら、カルグクス(칼국수)というきしめんを追加で頼み、鶏のだしを利用して、麺を煮込みます。煮込んだあとのカルグクスはしっかり味が染み込んでいて、満足度が高いです。
東大門(トンデムン)駅9番出口から少し歩いたところにあるタッカンマリ通りには、タッカンマリの有名店が並んでいます。どのお店もおいしいので、ぜひボリューム満点の鶏の鍋を堪能してみてください。
韓国で人気の料理のひとつ、コプチャン。コプチャン(곱창)とは牛の小腸のことで、コプチャンクイ(ホルモン焼き・곱창구이)やコプチャンジョンゴル(ホルモン鍋・곱창전골)などの料理があります。韓国では牛の小腸だけでなく、大腸や胃などの盛り合わせで食べることが多いです。コプチャン屋さんに入って注文したら、お店の人がていねいに焼いて切ってくれます。ニラと一緒にタレにつけて食べ、コプチャンの甘い脂で口の中においしさが広がります。
コプチャンを食べ終わったら、シメのポックンパッ(焼き飯・붂음밥)は欠かせません。大体のお店がキムチ入りのご飯に韓国のりがかけられているスタイルです。ポックンパッは辛すぎないピリ辛で、ジュッと焼いて焦げ目をつけると香ばしくおいしくなります。ソウル市内にはコプチャンが食べられる店が多いですが、その中でも地下鉄5、7号線 君子(クンジャ)駅周辺にコプチャン屋が集中しているので、ぜひ訪れてみてください。
見た目はちょっと個性的な韓国式ソーセージ、スンデ(순대)。スンデとは豚の腸にもち米や春雨、豚肉や牛肉を詰めたものです。塩や韓国味噌、塩辛のタレに付けて食べます。もち米や春雨が入っているものはもちもちしていて、豚肉や牛肉が入っているものはお肉のうま味がギュッと詰まっています。お酒のおつまみとして人気で、スンデ専門店は2次会などでよく利用されています。
スンデが入っているスープはスンデクッ(순대국)で、お店によって味が違いますが、大体の店が豚や牛を煮込んで作った濃厚なスープです。スンデクッにご飯を入れて、クッパとして食べるのが現地流です。
カンジャンケジャン(간장게장)とは醤油に漬けた蟹のことをいいます。カンジャンケジャンで使われる蟹はワタリガニで仁川から近い江華島(カンファド)や全羅南道の麗水(ヨス)が有名です。ソウルでも食べられ、おかずとセットの定食スタイルのお店が人気です。オレンジ色の蟹味噌は甘くて深みがあります。
甲羅にご飯と蟹味噌を混ぜてビビンパとして食べるのがポイントです。あまりにもおいしく食べ続けてしまうので、韓国ではご飯泥棒と呼ばれ、親しまれている料理です。
日本では食べるのが難しくなってしまったユッケとレバ刺し。韓国ではユッケ専門店やコプチャン専門店で食べることができます。新鮮なものをすぐに出しているので、臭みはありません。ユッケは梨をスライスしたものと黄身を混ぜて食べます。レバ刺しは塩が入ったゴマダレに付けて食べ、センマイ(牛の第三胃)と一緒に食べることが多いです。ユッケ専門店では牛肉が入ったスープが一緒に出てくるので、お得です。ソウル市内では広蔵市場内に専門店がいくつかあり、いつも賑わっています。
辛くない韓国料理は鶏、牛、豚、海鮮など素材の味をそのままを生かした料理が多いです。味付けやタレは醤油ベースか塩が多いので、日本人の口にも合います。今回紹介したレストランは観光客が多くなく、地元の人が行く庶民的で落ち着いたお店ばかりです。おいしい食事と韓国の雰囲気をゆっくり味わってみてください。
監修:地球の歩き方