【聖地巡礼】ARMY必見!BTSゆかりのスポットとおすすめの巡礼モデルコース in ソウル
2022.12.7
キーワードで検索
変化し続ける街、ソウル。2000年以降、街は開発されていろいろな建物ができ、時代とともに発展を続けています。ある時は三清洞(サムチョンドン)、ある時はカロスキルなど、韓国では「ハップル(ホットプレイスの略語)」と呼ばれる人気スポットが続々と登場し、移り変わってきました。新型コロナウイルスの影響で、経済的にも困難な時期を経てきたソウル。今回は、2023年最新の「ハップル」とおすすめの観光スポットをご紹介します。
目次
現在、一番人気のスポットと聞かれてまず思い浮かぶのが、聖水洞(ソンスドン)エリアです。江南(カンナム)から漢江(ハンガン)を渡ってすぐにアクセスできるということで、狎鴎亭(アックジョン)に続く第2の繁華街として注目され始めています。
現在では聖水洞エリアの地下鉄「聖水(ソンス)」駅付近を中心に、多くの芸能事務所が狎鴎亭から聖水洞に移転をし始めたり、建ち並んでいた靴工場の廃倉庫をリノベーションしたおしゃれなカフェが増えたりと、新たな観光スポットして人気になり始めました。その勢いはとどまることなく、聖水駅近くの地下鉄 水仁・盆唐線「ソウルの森」駅周辺もさらに人気のエリアとして話題となり、特に週末には多くの人で賑わっています。
韓流アイドルに関心のある人は、まずSMエンターテインメントの新社屋に立ち寄ってみるのはいかがでしょうか。ソウルの森駅に隣接したビルには韓国大手芸能事務所SMエンターテインメントの新社屋があり、1階の入口にはSMエンターテインメントに所属するアーティストたちの映像が大画面で流れています。
またソウルの森駅を出たすぐ横には、「アンダースタンドアベニュー」という116個のコンテナをつなげてつくられた複合文化空間があり、いろいろなレストランやショップが集まっています。
SMエンターテインメントの新社屋が入る高層ビルをはじめ、ソウルの森周辺には超高層複合アパートが建っており、そこに住む芸能人やセレブの生活拠点でもあるため、周囲には洗練された飲食店やショップがたくさんあります。駅の横に広がるソウルの森公園は、散歩や運動ができる開放的な空間で、地元の人々もよく利用しています。また、公園の横の通りにはブランチやお茶が楽しめるおしゃれなレストランやカフェが並んでいるので、疲れたり小腹がすいたりしても安心です。
ソウルの森駅周辺でおすすめの店のひとつが、クイニーアマン&シナモンロール専門店「ソウルオウム(SEOUL ANGMUSAE)」です。
種類豊富で色とりどりのクイニーアマンやシナモンロール、クッキーやドリンクが販売されています。店内は訪れた人たちが直接壁にメッセージを書いてできたと思われるストリートアートのような内装になっており、カラフルで明るい印象です。小腹がすいたら、ポップな店内を眺めながらクイニーアマンをつまんでみてはいかがでしょうか。
ソウルの森駅周辺から、聖水駅に移動してみましょう。聖水駅の近くには、以前工場の倉庫だった建物をリノベーションしてできたおしゃれなカフェや複合文化空間などが点在しています。
聖水駅 3番出口を出て右折した道が、聖水洞カフェ通りです。この聖水洞カフェ通りには、通りができた初期からある有名なカフェ「大林倉庫(テリムチャンゴ)ギャラリー」や、韓国アパレルファッションショップ「ADER SPACE 2.0フラッグシップストア」、その裏手にはショップやレストランが集まる複合施設「聖水連邦(ソンスヨンバン)」など、さまざまなスポットがあります。
また大林倉庫(テリムチャンゴ)ギャラリーから徒歩3分のところにある「CAFEハラボジコンジャン(おじいさんの工場という意味)」もおすすめです。
2022年5月にはディオールのポップアップストア「DIOR Seongsu(ディオール ソンス)」もでき、華やかな外観で注目を集めています。(2022年9月時点で、こちらのストアは期間限定での運営となっています。店内を利用する際は、予約が必要です。)
次におすすめする観光スポットは、漢南洞(ハンナムドン)エリアです。梨泰院(イテウォン)に隣接するエリアですが、大使館があったりセレブが多く住むエリアであったりするためか、上品で洗練された、流行を先取りするショップやレストランが多く点在します。
K-POPアイドルや韓国女優などの芸能人ご用達のブランド「emis(イミス)」や「mardi mercredi(マルディ・メクルディ)」などのショップでは、若い女性たちが入れ代わり店内に入り真剣な表情でショッピングしています。
このエリアにはおしゃれなレストランやカフェがたくさんありますが、その中で異彩を放っているのが「Royal Melting Club(ロイヤルメルティングクラブ)」です。
こちらの1階には内装に負けないぐらいかわいいカップケーキが販売されていて、2階にある同じテイストのピンクと白を基調にした童話の世界のような店内で食べることができます。
また、韓国コーヒーブランドMAXIM(マキシム)のプレミアムカフェ「Maxim PLANT(マキシムプラント)」があり、B2~3階からなる広いスペースで、マキシム自慢のコーヒーを楽しみながらゆったりと時間を過ごすことができます。
また、今韓国で人気のビーガンコスメブランドのAMUSE(アミューズ)のショールームもあるので、気軽に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
漢南洞を観光したあとは、少し足を延ばして隣接する梨泰院の経理団(キョンニダン)キルや解放村(ヘバンチョン)を訪れて、韓国ドラマ「梨泰院クラス」のロケ地やルーフトップのあるすてきなレストランやカフェなどにも立ち寄ってみてください。
次に筆者が選んだのは、弘大(ホンデ)です。昔から繁華街だった弘大前エリアから枝分かれするように広がる上水(サンス)駅、合井(ハプチョン)駅、望遠(マンウォン)駅周辺や、地下鉄京義(キョンイ)線 森の道(地上の廃線跡のスペースを緑地化した公園)にそって広がる延南洞(ヨンナムドン)など、若い人に人気のスポットが隣接しています。
弘大エリアは美大で有名な弘益大学のお膝元ということで、個性的でおしゃれな店が多く若い人に人気のスポットです。セレクトショップや芸能人ご用達のデザイナーズブランドショップなどが点在し、人気の飲食店なども多く、夜にはクラブに訪れる人も多くいます。
セレクトショップでは、芸能人も愛用しているファッションブランド「コモンユニークショールーム」があり、多くの人が服を目当てに訪れます。特にワンピースが人気のようです。
また個性あふれるカフェが多く、延南洞(ヨンナムドン)カフェ通りや上水洞(サンスドン)カフェ通り、望遠洞(マンウォンドン)カフェ通りにはおしゃれなカフェがたくさん集まっています。
弘大前にはかわいいデザインの雑貨などを販売している店や、最近韓国で人気のサンリオが運営するショップ&カフェの「サンリオラバーズクラブ」や「シナモロールスイートカフェ」、アイドルを模したぬいぐるみの服を販売する「アイドルルック」、日本のアニメや漫画のグッズを取り扱う「アニメイト」などもあり、サブカル系の人にも人気の街です。
弘大入口近くのストリートでは週末の夜になるとストリートライブを行う人も多く、彼らの音楽を楽しむ人たちで賑わいます。また京義線 森の道の両脇にはいろいろなカフェやレストラン、ショップが並び、天気のよい日や週末にはこの公園に座ってビールを飲みながら楽しんでいる人も多くいます。
弘大前エリアをはじめ、弘大前エリアとは少しテイストの違う洗練されたレストランやカフェ、セレクトショップが点在する上水駅や合井駅周辺、そしておしゃれでかわいいショップやカフェがある延南洞まで、歩きやすいシューズでゆっくりと楽しんでみてはいかがでしょう。
いかがでしたか。2022年のソウルの人気エリアとスポットを紹介してきました。常に変化し続けているソウルでは、コロナ渦前とは違ったエリアが観光スポットとして人気になってきています。ソウルを訪れた際は、今回紹介した「ハップル」でソウルの今を満喫してみてくださいね。
監修:地球の歩き方