【スイス取材日記DAY 1】観光シーズン本番のチューリッヒへ
2023.12.25
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12月のウインターシーズンのスイスを巡る旅。2日目はチューリッヒから1時間弱のヨーロッパ最大の滝・ライン滝と、チューリッヒのクリスマスマーケットを巡ります。(1日目の記事はこちら)
この日の天候は雨。街には傘をささずにレインジャケットを着ている人も多いですが、折りたたみ傘を持ってきた方が何かと便利だと思います。傘を貸してくれるホテルも多いので、うまく活用したいところ。今回宿泊したホテルザイデンホフでは傘を無料で貸してくれました。
この日は時差で寝ぼけた頭を朝からスパでリフレッシュします。中心部から路面電車に乗り10分ほど、エンゲEnge地区にある「ハリマンバード&スパ チューリッヒ」に向かいます。この施設はスイス国内でも数店舗を展開する人気のスパだそう。
この日は撮影許可をいただき、開店直後のスパに潜入。雰囲気としては、ところどころ醸造所の雰囲気を活かした広々としたスペースが複数あって、薄暗めの落ち着いた雰囲気で家族や友人同士で訪れている方がほとんどでした。
温度や入る時間を変えてコンディションを整えるプログラムなど、10以上の温泉が。空いている場所を見つけながら動けるので、わずらわしさがないのがいい所。スペインのハマム的な雰囲気が好きな方はドンピシャだと思います。
日本のスタイルと少し違うのはロッカールームは男女一緒で、着替えはロッカールームを抜けた別の脱衣所で行うこと。私はスイスのスパを訪れたことは初めてでしたが、戸惑う方もいると思うので、訪れた際は注意したいところ。
吹き抜けからは、このスパに直結しているホテルが見えます。こちらのホテルもとても雰囲気がよかったので、急遽取材させていただくことになりました。
ロビーにはゆったりコーヒーを飲みながらくつろぐ人や、PCを広げて仕事する人など、思い思いの時間を過ごせます。長居してしまうカフェのようなあまりに良い雰囲気だったので、お部屋も見せていただくことになりました。
ホテルのゲストはスパに直通のエレベーターにバスローブで行けるので、街歩きで疲れた後のリラックスにも使えそう。次回チューリッヒを訪れる時はぜひ泊まりたいと思えるホテルでした。
居心地のいい空間でリラックスしていると、他の取材に出たくなくなってしまう危険性があったため、ひとりそそくさとホテルを後にし、ライン滝へ向かう時間まで、スーパーマーケットを回ってみることにしました。
物価が高いスイスでは、スーパーマーケットを買い物やお土産に上手に利用するのがリーズナブルに旅行をするポイント。
エンゲ駅にはミグロとコープが隣り合ってあるのでとっても便利です。
ミグロはオーナーの方針でアルコールがあまりおいていない事でも有名。もし、お酒が欲しい方はあまり深追いせず、酒屋やコープで調達しましょう。大きなミグロではワインショップが別テナントとして入っていることもあるそうです。お隣のコープに異動します。
コープにあった生のオレンジやリンゴをジュースにしてペットボトルに詰める装置。ちょっとした500ミリの清涼飲料水のペットボトルでも300円くらいするスイスですが、生ジュースなら土産話にもなるし…とつい買ってしまいました。とても美味しかったので、おすすめです。
コープには日本で見慣れない地場のビールやドイツビール、ワイン、カクテルなどが手ごろな値段で手に入ります。部屋宴会にぜひ…
今回は取材旅行の為、夜はすべて外食ですが、コープもミグロも生鮮食品は比較的リーズナブル。チーズはさすがスイスだけあってとても種類が豊富で、なおかつ安いと感じました。特にミグロは自社のプライベートブランドが豊富。筆者は東京在住なのですが、初めて長野の地場スーパーであるツルヤに行った時の商品ラインナップを見た時の感動を思い出してしまいました…。マヨネーズやバルサミコ酢などはおいしそうな物がかなりリーズナブルに手に入ると感じました。
逆に自炊派がビックリするのは、卵が1パック1000円など非常に高い値段で売られていたこと。日本でも物価の優等生たる卵の値段が上がっていますが、ここまで高いとちょっと手をだすのをためらってしまいます。(チーズとハムの方が安い…)オリーブオイルもそれほど安くはなかったです。スイスはホテルで朝食が出るところが多いので、自炊派は昼にハムとチーズにパンあたりを揃えておくのが対策になると思います。(取材が早朝になる日にホテルが朝弁当を作ってくれたのですが、正にチーズとハムが挟んであるバゲットでした)
ミグロとコープはスイス全土の主要な街や空港にもあるメジャーなスーパーです。お土産以外にも上手に活用したいですね。
エンゲ地区からチューリッヒ中央駅付近でランチを済ませ、チューリッヒから北に電車で1時間弱のライン滝 Rheinfallに向かいます。
ヨーロッパ最大の水量を誇るこの滝はIWCなど時計を筆頭にした工業都市であるシャフハウゼン Schaffhausenに位置しています。最寄り駅は滝まで歩いて行けるSchloss Laufen am Rheinfall駅(ラウフェン城、ライン滝駅)から。
門をくぐると、滝の全貌が見えてきます。落差はそれほど大きくはないですが、川幅が広いのでとても迫力があります。ここから階段を下ると、滝の落ち口のすぐ横にでることができます。
滝の雄大さにしばらく浸って駅へと戻ります。帰りは駅の裏手にすぐ出られる導線になっているので、滝を見てチューリッヒを往復しても4時間もかからず観光できるので、ちょっと時が余ったときや、シャフハウゼンに行った時に立ち寄るなど、気軽にヨーロッパナンバーワンを楽しめる場所だと思いました。夏はクルーズボートも出ているので、涼をとるのにも最適です。(夏の様子はこちらから)
帰りも電車でチューリッヒへと戻ります。今回は旅程がほとんど決まっていたため活用はできませんでしたが、個人旅行される方はスイス鉄道SBBが提供している時刻表アプリSBB Mobileが列車の時刻を調べるのに便利でした。
2日目の夕方からは、今回の旅の目玉であるチューリッヒのクリスマスマーケットを巡ります。