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【スイス取材日記DAY 2】チューリヒのクリスマスマーケットとヨーロッパ最大の瀑布ライン滝を巡る

地球の歩き方上原

地球の歩き方上原

更新日
2024年1月16日
公開日
2024年1月16日
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12月のウインターシーズンのスイスを巡る旅。2日目はチューリッヒから1時間弱のヨーロッパ最大の滝・ライン滝と、チューリッヒのクリスマスマーケットを巡ります。(1日目の記事はこちら

チューリッヒの旅行はじめ&締めくくりに最適なスパ

この日の天候は雨。街には傘をささずにレインジャケットを着ている人も多いですが、折りたたみ傘を持ってきた方が何かと便利だと思います。傘を貸してくれるホテルも多いので、うまく活用したいところ。今回宿泊したホテルザイデンホフでは傘を無料で貸してくれました。

この日は時差で寝ぼけた頭を朝からスパでリフレッシュします。中心部から路面電車に乗り10分ほど、エンゲEnge地区にある「ハリマンバード&スパ チューリッヒ」に向かいます。この施設はスイス国内でも数店舗を展開する人気のスパだそう。

エンゲ駅正面に位置するFIFAミュージアム。月曜は休館日
手前のオブジェは市内各所にあるオシャレな泉です。奥にあるグーグル・チューリッヒオフィスを右に見て入っていくと…
チューリッヒ観光をこれから始める人やチューリッヒ観光の締めくくりのリフレッシュにおすすめの施設。ビール醸造所をリノベして改装された建物だそう

この日は撮影許可をいただき、開店直後のスパに潜入。雰囲気としては、ところどころ醸造所の雰囲気を活かした広々としたスペースが複数あって、薄暗めの落ち着いた雰囲気で家族や友人同士で訪れている方がほとんどでした。

全体的に静かな雰囲気なので、リラックスしたい方に最適
チューリッヒ市街を一望できる。お子様連れのママがゆったりしていました

温度や入る時間を変えてコンディションを整えるプログラムなど、10以上の温泉が。空いている場所を見つけながら動けるので、わずらわしさがないのがいい所。スペインのハマム的な雰囲気が好きな方はドンピシャだと思います。

館内は複数階に分かれており、食事がとれるスペースもあります。この日は町の取材でバタバタと撮影後、すぐに周辺の取材に出てしまいましたが、2,3時間かけてゆっくり滞在した方が楽しめそう。
マッサージコーナーも。お値段はお高め

日本のスタイルと少し違うのはロッカールームは男女一緒で、着替えはロッカールームを抜けた別の脱衣所で行うこと。私はスイスのスパを訪れたことは初めてでしたが、戸惑う方もいると思うので、訪れた際は注意したいところ。

吹き抜けからは、このスパに直結しているホテルが見えます。こちらのホテルもとても雰囲気がよかったので、急遽取材させていただくことになりました。

Hürlimannbad&SpaZürich

住所
Brandschenkestrasse150
URL
https://www.aqua-spa-resorts.ch/en/hurlimannbad-spa-zurich
営業時間
9:00~22:00
入場料
42CHF(大人)

ビジネスにもリフレッシュにも最適なB2HOTELZURICH

一度スパを出てエントランスに入ると…
ちょっとした図書館くらいの蔵書があるエントランス
スイスのグラスワインも楽しめる。チューリッヒから産地までの距離が示してあって、思わずオーダーしてしまいそうに…

ロビーにはゆったりコーヒーを飲みながらくつろぐ人や、PCを広げて仕事する人など、思い思いの時間を過ごせます。長居してしまうカフェのようなあまりに良い雰囲気だったので、お部屋も見せていただくことになりました。

スイートルームはロフトがある温かみのある雰囲気
醸造所時代の施設をそのまま残したイベントホール。結婚式やパーティなどの時に活躍するそう

ホテルのゲストはスパに直通のエレベーターにバスローブで行けるので、街歩きで疲れた後のリラックスにも使えそう。次回チューリッヒを訪れる時はぜひ泊まりたいと思えるホテルでした。

B2HOTELZURICH

住所
BRANDSCHENKESTRASSE152
URL
https://www.b2hotel.ch/

このホテルを予約する

スイスのスーパーマーケット、ミグロMIGROSとコープCOOP

居心地のいい空間でリラックスしていると、他の取材に出たくなくなってしまう危険性があったため、ひとりそそくさとホテルを後にし、ライン滝へ向かう時間まで、スーパーマーケットを回ってみることにしました。

物価が高いスイスでは、スーパーマーケットを買い物やお土産に上手に利用するのがリーズナブルに旅行をするポイント。

エンゲ駅にはミグロとコープが隣り合ってあるのでとっても便利です。

プライベートブランドが充実したミグロ
何でもないマヨネーズも色々なフレーバーがあるので、気軽なお土産に
チーズも種類があるので端から全部いきたくなりますが、気持ちを抑えて

ミグロはオーナーの方針でアルコールがあまりおいていない事でも有名。もし、お酒が欲しい方はあまり深追いせず、酒屋やコープで調達しましょう。大きなミグロではワインショップが別テナントとして入っていることもあるそうです。お隣のコープに異動します。

リーズナブルにお酒や軽食が買えるコープ

コープにあった生のオレンジやリンゴをジュースにしてペットボトルに詰める装置。ちょっとした500ミリの清涼飲料水のペットボトルでも300円くらいするスイスですが、生ジュースなら土産話にもなるし…とつい買ってしまいました。とても美味しかったので、おすすめです。

精肉類も小分けのものも多く手が出しやすいです
スイスだけでなく、ベルギー、ドイツ、イタリアなどご近所のビールが充実。ビールは日本で海外のものを買うよりは安いので、得した気になれる数少ない買い物

コープには日本で見慣れない地場のビールやドイツビール、ワイン、カクテルなどが手ごろな値段で手に入ります。部屋宴会にぜひ…

今回は取材旅行の為、夜はすべて外食ですが、コープもミグロも生鮮食品は比較的リーズナブル。チーズはさすがスイスだけあってとても種類が豊富で、なおかつ安いと感じました。特にミグロは自社のプライベートブランドが豊富。筆者は東京在住なのですが、初めて長野の地場スーパーであるツルヤに行った時の商品ラインナップを見た時の感動を思い出してしまいました…。マヨネーズやバルサミコ酢などはおいしそうな物がかなりリーズナブルに手に入ると感じました。

逆に自炊派がビックリするのは、卵が1パック1000円など非常に高い値段で売られていたこと。日本でも物価の優等生たる卵の値段が上がっていますが、ここまで高いとちょっと手をだすのをためらってしまいます。(チーズとハムの方が安い…)オリーブオイルもそれほど安くはなかったです。スイスはホテルで朝食が出るところが多いので、自炊派は昼にハムとチーズにパンあたりを揃えておくのが対策になると思います。(取材が早朝になる日にホテルが朝弁当を作ってくれたのですが、正にチーズとハムが挟んであるバゲットでした)

ミグロとコープはスイス全土の主要な街や空港にもあるメジャーなスーパーです。お土産以外にも上手に活用したいですね。

雄大なライン滝を間近に見る

エンゲ地区からチューリッヒ中央駅付近でランチを済ませ、チューリッヒから北に電車で1時間弱のライン滝 Rheinfallに向かいます。

ヨーロッパ最大の水量を誇るこの滝はIWCなど時計を筆頭にした工業都市であるシャフハウゼン Schaffhausenに位置しています。最寄り駅は滝まで歩いて行けるSchloss Laufen am Rheinfall駅(ラウフェン城、ライン滝駅)から。

駅と滝が直結している珍しい駅
城門をくぐり、滝に向かって進んで行きます

門をくぐると、滝の全貌が見えてきます。落差はそれほど大きくはないですが、川幅が広いのでとても迫力があります。ここから階段を下ると、滝の落ち口のすぐ横にでることができます。

冬にも関わらず観光客でにぎわっていました
途中の展望台には多くの錠前が…。願掛けの場所としても有名なようです。階段をさらに降りて落ち口へと近づいていきます
身を乗り出すのが怖いくらい近くまで寄れます。この日は暖かい日とはいえ、12月なので、とても寒い…。一般的に水量が増えるのは雪解け水が川に流れ込む5~6月ですので春には水量はもっと増えるのでしょう

滝の雄大さにしばらく浸って駅へと戻ります。帰りは駅の裏手にすぐ出られる導線になっているので、滝を見てチューリッヒを往復しても4時間もかからず観光できるので、ちょっと時が余ったときや、シャフハウゼンに行った時に立ち寄るなど、気軽にヨーロッパナンバーワンを楽しめる場所だと思いました。夏はクルーズボートも出ているので、涼をとるのにも最適です。(夏の様子はこちらから)

ラインの滝

詳細をみる

帰りも電車でチューリッヒへと戻ります。今回は旅程がほとんど決まっていたため活用はできませんでしたが、個人旅行される方はスイス鉄道SBBが提供している時刻表アプリSBB Mobileが列車の時刻を調べるのに便利でした。

2日目の夕方からは、今回の旅の目玉であるチューリッヒのクリスマスマーケットを巡ります。

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