トルコでイスラム神秘主義に触れる旅。無形文化遺産の「セマー」を見に行こう
2024.4.9
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トルコ料理と聞くと、ケバブやトルコアイスをイメージする方が多いかもしれません。実はトルコ料理は、中国料理、フランス料理とともに世界三大料理に数えられ、地理・歴史的な影響により多様性に富んだ料理として発展してきました。今回はトルコ料理の魅力と、トルコへの行き方を紹介します。
トルコ料理の魅力は、その多様性と豊かな味わいにあります。ヨーロッパとアジアの間にあるトルコは、シルクロードの一部として交易の拠点となっていました。そのため、昔から新鮮で質の高い食材や豊富に使われていたことや、さまざまなスパイスやハーブが用いられたことも、独自の食文化形成の一因となっています。
トルコ料理を代表する料理といえば、やはりケバブ。一般的に、ケバブには牛や羊、鶏肉が使われ、串に刺して焼き上げられます。肉は焼く前にしっかりと味つけされるため、ジューシーで風味豊か。ケバブは店や地域によって味付けや付け合わせが変わり、さまざまなバリエーションがあるので、現地で食べ歩きをしてみるのもおすすめです。
最近ではハンバーガーを蒸したピザまんのような「ぬれバーガー(Islak Hamburger)」や、焼きたてのサバをトマトやタマネギなどの野菜とともに挟んだ「サバサンド(Balik Ekmek)」などのストリートフードも、日本人観光客に人気となっているようです。
またあまり知られていませんが、実はトルコはワイン大国。5000年以上の長きにわたってワインが造られてきており、ブドウの生産量は世界第6位(※)を誇ります。とりわけワインが多く造られているのはカッパドキア、ヨーロッパ側にあるトラキア地方やエーゲ海地方。これらのエリアを回ってワイナリー巡りをすれば、きっと特別な旅になるでしょう。
国連食糧農業機関(2022年):https://www.fao.org/faostat/en/#rankings/countries_by_commodity
日本からトルコ最大の都市イスタンブールへは直行便が就航しています。フライト時間は約13時間。直行便を運航している航空会社はターキッシュ エアラインズとANA(ターキッシュ エアラインズとのコードシェア便)です。
ターキッシュ エアラインズは東京(成田・羽田)、大阪(関空)からそれぞれ毎日運航しているため、旅行スケジュールが組みやすいのがポイント。「航空業界のアカデミー賞」と呼ばれるSkytrax社のアワードで「ベスト エアライン ヨーロッパ賞」を受賞したサービス品質の高さも魅力です。
日本ではまだまだその魅力が知られていないトルコ料理。現地を訪れれば今回紹介したもの以外にも、お気に入り料理や興味深い食文化にたくさん出合えるはずです。次の休みには、トルコ旅行を検討してみてはいかがでしょうか?
トップ画像:iStock