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注目のZ世代女優シドニー・スウィーニーとイケメン若手俳優グレン・パウエルを主演に迎え、アメリカで大ヒットを記録した『恋するプリテンダー』が2024年5月10日(金)に公開されます。舞台はラブコメ界の巨匠ウィル・グラック監督が惚れ込んだシドニー。物語も風景も魅力たっぷりの作品です。
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街角のカフェで出会ったロースクールに通う学生のビーと金融マンのベン。出会ったその日に最高のデートをして盛り上がりますが、翌朝、ちょっとした行き違いから最悪の別れ方をしてしまいます。それから数年後、ふたりはオーストラリアで偶然同じ結婚式に出席することになり……。
最悪な印象のまま再会したふたりでしたが、ビーは復縁を迫る元カレから逃げるため、ベンは未練のある元カノを嫉妬させるため、ふたりは恋人同士のふりをすることに!バチバチに火花を散らしながら繰り広げる恋人ごっこの行方はいかに!?
本作でメガホンをとったのは、『ピーターラビット』シリーズでおなじみのウィル・グラック監督。『ピーターラビット』の物語の舞台はイギリス湖水地方ですが、撮影はシドニーで行われました。当時、撮影で訪れてからシドニーにどハマりしたグラック監督は、今回『恋するプリテンダー』を撮影するにあたり、シドニーをロマンティックな美しさで紹介することを目標に掲げています。
ロケ地となったのは、シドニー・オペラハウス、シドニー・ハーバー・ブリッジ、ボンダイビーチ、パームビーチ、ザ・ロックス、シドニー・クリケット・グラウンドなどの象徴的な場所を含むシドニー各地。
なかでも印象的なのは、シドニー・オペラハウスを望むナイトクルーズの場面。ビーがベンに「Titanic me!(タイタニックして!)」と、映画『タイタニック』のあの名場面ごっこをせがむシーンは、もはやロマンティックを通り越して爆笑! ちょっぴりダサいシーンすら魅力的に見せてしまうシドニーの風景はさすがです。
シドニーの美しい風景とテンポのいい王道ラブコメのストーリーとの相性のよさが伝わってくるこの作品。グラック監督は、「本作品をシドニーへのラブレターにしたかった。キャストたちも私と同じくらい、この場所を好きになるだろうという自信があった。」と語っています。その言葉通り、主演のシドニー・スウィーニーとグレン・パウエルをはじめとするキャストやスタッフもシドニーをとても気に入ったよう。そんな監督とキャストたちのシドニー愛が、エンドロールで流れる熱唱映像からも伝わってくるので最後までお見逃しなく!
TEXT:清水真理子
監修:地球の歩き方