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【カナダ】直行便で行くバンクーバー旅行!海と森に囲まれた西海岸の町歩き

地球の歩き方編集室

地球の歩き方編集室

更新日
2026年6月8日
公開日
2026年6月8日
海側から望むバンクーバーの町並み

日本から直行便で約8時間。カナダ西海岸の玄関口・バンクーバーを訪れてきました。バンクーバーといえば、留学やワーキングホリデーの渡航先としても人気の町。実際に歩いてみると、空港からダウンタウンへのアクセスのよさ、充実したグルメ、都会ながらも海や森がすぐそばにある暮らしやすそうな環境が印象的でした。多文化が息づく都会でありながら、少し足を延ばせばスタンレーパークの森や海沿いの景色に出合えるのがバンクーバーの魅力。今回は、歴史あるガスタウンの町歩きから、スタンレーパークのサイクリング、グランビル・アイランドでのフードツアー、UBC人類学博物館まで、実際に訪れて感じた“バンクーバーが選ばれる理由”をご紹介します。

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日本からバンクーバーへ

バンクーバーまでは日本から直行便が運航していて、カナダ西海岸の玄関口としてアクセスしやすい町。成田・羽田・関西発の直行便があり、2026年6月現在、エア・カナダ、JAL、ANA、ZIPAIRなどが運航しています。さらに、2026年12月〜2027年3月の冬季には新千歳〜バンクーバー線の季節運航も予定されており、ますますアクセスしやすくなっています。

今回利用したのは成田発のエア・カナダで、行きが約8時間、帰りが約11時間。日本との時差は通常17時間、サマータイム期間は16時間。カナダ入国には電子渡航認証「eTA」(7カナダドル)が必要で、1度取得すると最長5年間有効です。バンクーバー国際空港をはじめ、カナダの主要国際空港では、到着後にキオスクまたはeGateでパスポート確認や税関・入国に関する申告を行う形式が導入されています。操作後は発行されたレシートを持って係官の確認へ進む流れで、台数も多く、到着後の手続きもスムーズでした。

バンクーバー国際空港の入国審査エリア

空港からダウンタウンまでは、スカイトレインで約25分。タクシーを使わなくても市内中心部へ移動しやすく、旅行者にとって便利です。さらに、スカイトレインではクレジットカードでの乗車も可能。町なかでもカード決済が広く使えるため、現金を使う場面はほとんどありませんでした。コンセントの形状は日本と同じAタイプなので、変換プラグの心配が少ないのもうれしいポイント。初めてのカナダ旅でも、移動や滞在のハードルが低い町だと感じました。

バンクーバー国際空港 Vancouver International Airport

【1】ガスタウンでバンクーバーの歴史に触れる

TWICEの『LIKEY』のMVにも登場

到着後、最初に訪れたのはバンクーバー発祥の地といわれるガスタウン。石畳の道やレンガ造りの建物が残る、町歩きにぴったりのエリアです。最寄り駅は、ウォーターフロント駅(Waterfront Station)。駅からWater Street方面へ歩くと、ガスタウンの中心部へアクセスできます。今回はブランチツアーに参加し、卵料理やワッフル、ドーナツなどを試食しながら、町の歴史を学びました。名物の蒸気時計は、観光客が集まる人気の撮影スポットです。

一番人気のドーナツ、ハニーディップ

Lee’s Donuts Gastown

ただし、ガスタウンのすぐ奥には治安に注意したいエリアもあるため、散策は明るい時間に人通りの多い通りを中心にするのがおすすめです。

蒸気時計は15分おきに蒸気と汽笛が鳴る人気スポット

蒸気時計 Gastown Steam Clock

【2】スタンレーパークで森と海を満喫

スタンレーパーク内にある静かなビーバー・レイク

バンクーバー観光で外せないのが、ダウンタウンの西側に広がるスタンレーパーク。中心には森、外側には海沿いの遊歩道が続き、市民の憩いの場としても親しまれています。初日は、スタンレーパークの中心に広がる森を歩きながら先住民の物語を聞く「トーキング・ツリーズ」ツアーに参加。ツアーの舞台となるのは、スタンレーパーク内のビーバー・レイク周辺。高い木々に囲まれた静かなトレイルを歩くため、ダウンタウンのすぐ近くにいることを忘れてしまうほど。バンクーバーの自然の豊かさだけでなく、この土地に根づく文化や歴史に触れられる、印象深い体験でした。

電動自転車でシーウォールを快適にサイクリング

別日には、スタンレーパークの外周を自転車で一周するサイクリングツアーに参加。バンクーバーの中心部や、スタンレーパークの外周のシーウォールには自転車専用レーンがあり、とても走りやすく、心地よい海風を感じながらサイクリングを楽しみました。シーウォールの途中ですぐ近くにアザラシを発見し、こんなに都会で野生のアザラシが見られることに驚きました。

多くの市民でにぎわうイングリッシュ・ベイ

スタンレーパークを抜けると、南側に隣接するイングリッシュ・ベイへ。夏には海水浴を楽しむ人も多く、夕日スポットとしても人気のビーチエリアです。訪れた日は平日にもかかわらず、散歩をする人やベンチでくつろぐ人など、多くの市民でにぎわっていました。2日にわたってスタンレーパークを満喫し、都会のすぐ隣にこれほど大きな自然があることに、バンクーバーらしさを感じました。

スタンレーパーク Stanley Park

【3】グランビル・アイランドでボート&食べ歩きツアー

水上住宅やカラフルな船が目を引く、グランビル・アイランド周辺の水辺

ダウンタウンの南側、フォールス・クリーク沿いにあるグランビル・アイランドへ。パブリックマーケットを中心に、レストラン、ショップ、ギャラリー、工房などが集まる、バンクーバー随一の芸術・文化の拠点です。

まず体験したのは、Vancouver Water Adventuresの「City & Seals」ゾディアック・ボートツアー。約1時間半のツアーでは、スタンレーパーク、ライトハウスパーク、シーウォッシュ・ロックなどを海上から巡ります。スピード感のあるボートで風を切りながら進むと、町のすぐそばに原生林や入り江が広がる、バンクーバーらしい自然の豊かさを実感できます。この日は、アザラシやアシカにも会うことができました。海上は冷えるので、季節にかかわらず防寒対策をして参加するのがおすすめです。

ボートから眺めるバラード・ストリート・ブリッジと町並み

続いて参加したのは、Vancouver Foodie Toursのグランビル・アイランド・マーケットツアー。約2時間でマーケット内を巡り、サラミ、サーモン、パン、チーズ、チョコレート、ドーナツ、コーヒーなどを少しずつ試食しました。人気店でも行列に並ばず楽しめるのがツアーの魅力。ガイドの解説を聞きながら歩くことで、地元のシェフたちも食材を仕入れるマーケットの活気や、バンクーバーの多彩な食文化をより深く知ることができます。

地元の食材が並ぶパブリック・マーケット

ツアー後は、グランビル・アイランドを自由散策。パブリックマーケットには50以上の独立系食料品店が並び、色鮮やかな野菜や果物、ベーカリー、チーズ、シーフード、スイーツなどがぎっしり。周辺のアーティスト地区では、カナダのデザイナーによる雑貨やクラフト作品にも出合えます。食べ歩きだけでなく、お土産探しやアート散策も楽しめる、バンクーバーらしさが詰まったエリアです。

カラフルな壁画も楽しいグランビル・アイランド

グランビル・アイランド・パブリック・マーケット Granville Island Public Market

【4】カナダ・プレイスで「Flyover」を体験

カナダ・プレイスにある体感型アトラクション「Flyover」

バンクーバーのランドマーク、カナダ・プレイスでは、映像アトラクション「Flyover」を体験しました。Flyoverは、巨大な球面スクリーンに映し出される映像に合わせて、座席が動いたり、風や香り、音の演出が加わったりする体感型アトラクション。まるで自分が空を飛んでいるかのような感覚で、カナダ各地の大自然や町並みを上空から巡ることができます。現在はバンクーバーのほか、ラスベガス、シカゴ、アイスランドにも展開しているアトラクションで、各地の自然や都市をテーマにした没入感のある映像体験が楽しめます。

今回体験した「Awaken Canada」では、バンクーバー、モレーン湖、アサバスカ砂丘、ハドソン湾、トロント、ケベック・シティ、ルーネンバーグ、バフィン島、マウント・ローガンなど、カナダ各地の風景が登場。氷河、湖、滝、砂丘、都市、海岸線を空から一気に巡るような感覚で、短時間ながらカナダの広大さを体感できました。

今回Flyoverで巡ったカナダ各地のマップ

所要時間は約25分。天候に左右されにくい屋内施設なので、雨の日や少し時間が空いたときに立ち寄りやすいのも魅力です。カナダ・プレイス周辺はウォーターフロントの散策にもぴったり。Flyoverを体験したあとは、海沿いを歩きながらノースバンクーバー方面の景色を眺めるのもおすすめです。

Flyover

【5】UBC人類学博物館と植物園へ

UBC人類学博物館の庭園にはトーテムポールも

バンクーバーの中心部から少し足を延ばして、キツラノエリアの先にあるUBC(ブリティッシュ・コロンビア大学)へ。緑豊かな広大なキャンパス内には、カナダ西海岸の文化や自然に触れられるスポットが点在しています。

ビル・リードの代表作『The Raven and the First Men』

まず訪れたのは、UBC人類学博物館。北西海岸の先住民アートを中心に、巨大なトーテムポールや彫刻、儀式に使われた品々などを展示する博物館です。館内にはハイダ族のアーティスト、ビル・リードの代表作『The Raven and the First Men』など、カナダの先住民文化に関する展示だけでなく、アジアをはじめ世界各地の民具や工芸品も多く収蔵されていて、地域の文化を比較しながら見られるのも魅力です。

高所にある吊り橋はアトラクション要素も

続いて訪れたのは、UBC植物園。広大な敷地に、アジア庭園、高山植物庭園、ハーブ園などが広がる植物園。園内のGreenheart TreeWalkでは、吊り橋のような空中遊歩道を歩きながら、地上約20m近くの高さから温帯雨林を眺められます。

ダウンタウンのにぎわいとはまた違い、UBC周辺では、バンクーバーの自然と文化をじっくり味わうことができます。町歩きに加えて、少し落ち着いた時間を過ごしたい人におすすめのエリアです。

UBC人類学博物館 Museum of Anthropology at UBC

【6】カフェからステーキ、中華まで!バンクーバーで楽しみたいグルメ

フードツアー以外にも、バンクーバーでは印象に残るグルメスポットをいくつか訪れました。多文化都市らしく、カフェ、チョコレート、ステーキ、中華料理まで、幅広い食を楽しめるのもこの町の魅力です。

Riley's Fish & Steakでいただいたステーキ

ディナーで訪れたのは、ダウンタウン中心部にあるRiley’s Fish & Steak。ステーキやシーフード、オイスターなどを楽しめる、エレガントな雰囲気のレストランです。今回はステーキをいただきましたが、しっかりとした食べ応えがあり、旅先で少し特別な夜を過ごしたいときにもぴったり。店内は落ち着いた内装で、ゆっくり食事を楽しめました。シーフードタワーやオイスターバーなど、海に近いバンクーバーらしいメニューも揃っています。

Riley’s Fish & Steak

ドーナツと相性のよい、エスプレッソ感のあるカフェラテ

朝の1杯におすすめなのが、49th Parallel Café & Lucky’s Doughnuts – Thurlow。コーヒーやカフェラテと一緒に、併設のLucky’s Doughnutsのドーナツを楽しめる人気カフェです。平日の朝に訪れた際には行列ができていたので、時間に余裕を持って訪れるのがおすすめ。ドーナツは種類も豊富で、朝食代わりにも町歩き中の甘い休憩にもぴったりです。

49th Parallel Café & Lucky’s Doughnuts – Thurlow

Mink Chocolates Cafeのホットチョコレートは濃厚な味わいが人気

甘いもの好きなら、Mink Chocolates Cafeもおすすめ。ホットチョコレートは濃厚で、肌寒い日や散策の合間の休憩にぴったりです。チョコレートショップとしても利用できるので、お土産探しにもよさそうです。

Mink Chocolates Cafe

目の前で切り分けてくれる北京ダックは、香ばしい皮も絶品

そして、バンクーバー周辺の多文化性を感じられる食体験として印象的だったのが、リッチモンドで食べた北京ダック。ガスタウンの南東側にカナダ最古級、かつ北米でも有数の規模をもつチャイナタウンがあり、さらに周辺都市のリッチモンドにも中国系コミュニティが広がっています。Best Peking Duck Richmondでは、香ばしく焼かれた北京ダックを味わいました。本格的な中華料理を楽しめるのも、バンクーバー旅の魅力のひとつです。

町歩きの合間のカフェから、特別感のあるディナー、本格中華まで。バンクーバーでは、観光だけでなく“食べる楽しみ”も旅の大きな目的になります。

Best Peking Duck Richmond

まとめ

2010年バンクーバー冬季五輪を機に設置された聖火台

日本から直行便でアクセスでき、空港からダウンタウンまでもスカイトレインで約25分。到着後すぐに町歩きを始められる気軽さは、バンクーバー旅の大きな魅力です。実際に訪れてみると、ダウンタウンにはおしゃれなカフェやレストランが集まり、少し足を延ばせばスタンレーパークの森や海沿いの景色に出合えます。都市の便利さと自然の近さが無理なく共存していることが、バンクーバーならではの心地よさだと感じました。

また、ガスタウンの歴史散策、グランビル・アイランドのフードツアー、UBC人類学博物館で触れる先住民文化、リッチモンドで味わう本格中華など、多文化都市らしい奥行きも印象的。観光だけでなく、暮らすように町を楽しめるのも、留学やワーキングホリデー先として人気を集める理由のひとつかもしれません。海、森、グルメ、アート、文化がコンパクトに詰まったバンクーバー。初めてのカナダ旅はもちろん、カナダ西海岸の自然やライフスタイルを感じたい人にもおすすめしたい町です。

TEXT&PHOTO:鈴木優子
取材協力:カナダ観光局、エア・カナダ

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