中国取材レポ② 古の都「長安」の今。陝西省の首都、西安を訪ねよう
2024.7.4
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旅行・観光の基本情報
中国の歩き方
中国は、広大な大地に多様な文化と歴史が息づく国。雄大な自然景観、古代文明の遺跡、現代的な都市のコントラストが旅人を魅了する。北京、上海、広州などの大都市はもちろん、桂林の奇岩、四川省の山岳地帯、雲南の少数民族の村々など、地域ごとに異なる魅力が詰まっている。さらに、料理も各地で特色があり、広東料理、四川料理、北京ダックなど、口にするたびにその地域の文化に触れることができるのも楽しみのひとつだ。中国は、数千年の歴史と近代化が交差する場所であり、訪れるたびに新しい発見がある。日本からも比較的アクセスしやすく、短期の旅行でも十分に楽しむことができる。
中国の旅では、まずその豊かな歴史と文化に触れることが欠かせない。例えば北京の故宮や西安の兵馬俑など、歴史的な建造物や遺跡が目白押し。これらの場所では、かつての帝国の栄華や古代中国の偉大さを肌で感じることができる。また、少数民族が暮らす村々では、独自の風習や伝統工芸を見ることができ、都市部とは異なるもうひとつの中国に出合える。長い歴史と多彩な文化を持つこの国では、単なる観光スポット巡りではなく、歴史探訪や異文化交流など様々な楽しみ方ができる。ぜひテーマを決めて訪れてみよう。
中国には圧倒的なスケールの自然が広がっている。特に、桂林のカルスト地形や九寨溝の神秘的な湖沼群は、一度は訪れておきたい絶景スポット。壮大な自然を散策したり写真を撮ったりすれば特別な思い出になるだろう。また、張家界の山々は山好きの旅人にとって必訪のスポットだ。名山として知られる天門山では、その景色の雄大さを体感することはもちろん、断崖絶壁にある散策路を歩くスリリングな体験も見逃せない。
中国は「食の天国」と称されるほど、多彩な料理が楽しめる国。北京では名物の北京ダックを味わい、上海では小籠包を楽しむ。四川省では辛さが特徴の火鍋や麻婆豆腐に挑戦してみたい。これらの料理にはその土地の歴史や文化が反映されており、食を通じて中国の多様性を感じることができる。街の食堂から高級レストランまで選択肢は無限だ。色々な場所で食べ歩きして中国料理を満喫してみよう。
中国の都市部は、伝統と現代が融合した独特の雰囲気を持っている。例えば上海の外灘エリアでは、西洋建築と近未来的な高層ビル群が立ち並び、夜景は一見の価値がある。また、北京では古い胡同(フートン)と呼ばれる路地裏を散策し、地元の人々の生活に触れてみるのもおすすめだ。現代中国のエネルギッシュな一面と、古きよき風情が共存する都市部の雰囲気をぜひ味わってみてほしい。
旅行の楽しみのひとつといえばショッピング。中国では伝統工芸品や現代的なデザインの雑貨が豊富に揃っている。例えば茶葉や茶器を購入し、お土産として持ち帰るのもいい選択だ。シルク製品や刺繍の工芸品は、その精巧さに驚かされるだろう。地方都市のマーケットでは、ハンドメイドのアクセサリーやユニークなファッションアイテムも見つかることが多い。おしゃれなショッピングエリアから、地元の人々が行き交うローカルマーケットまで、色々な場所を訪れて自分のお気に入りの品を探してみるのも楽しい。
中華人民共和国
約960万平方キロメートル
約14億人
北京
仏教やイスラム教、キリスト教など。
中国語
成田、羽田、関西国際空港から北京、上海、広州まで直行便で約3〜5時間。
中国の国土は広大で、気候も北部の寒帯から南部の熱帯まで多岐にわたる。主に大陸性モンスーン気候に属し、9月〜4月頃にかけて、シベリアやモンゴル高原からの乾燥冷たい風が吹き込む。南北の温度差大きくなりやすいのが特徴。北京では、夏には気温が40度を超える一方で、冬には零下10度を下回ることも。
ショップやレストランは店によって営業時間が異なる。また公共機関でも業務時間が異なることがあるので、以下は大まかな目安となる。
日本との時差は1時間。中国の方が1時間遅れている。サマータイムは実施されていない。
中国の祝日は西暦と陰暦(農暦)を合わせたもので、毎年日付の異なる移動祝祭日(※)もあるので注意。一方で、特定の国民に対する祝日や記念日もある。
中国にはチップの習慣はないので基本的には不要。また、高級ホテルでは宿泊代にサービス料が加算されるところが多く、その場合はポーターや清掃に対してのチップも不要。
中国の水道水は硬水のため、できればそのまま飲むことは避けたほうがよい。ミネラルウォーターを飲むようにしよう。露店ではなく、スーパーなどの店で購入することをおすすめする。
中国では、ホテルに宿泊する際に税金(サービス税、都市建設税など)がかけられることがある(一定ではない)。付加価値税(VAT)還付制度については、指定店で500元以上購入し、所定の手続きをした場合にかぎり還付がされる。
中国を旅行する際には、スリや置き引きなどの軽犯罪に注意が必要だ。特に、観光地や人混みの多い場所では、バッグや貴重品をしっかりと管理し、周囲の状況に常に気を配ることが求められる。大都市では、偽のタクシーや料金を過剰に請求するトラブルも報告されているため、信頼できるタクシー会社を利用するか、配車アプリを使用するとよい。観光客を狙った詐欺も増えているため、親切すぎる案内や高額な商品には慎重に対応することが重要だ。
18歳未満へのアルコール、たばこの販売は禁止されているが、飲酒や喫煙については法律による年齢制限は規定されていない。車の運転は18歳から。
基本的に日本の度量衡と同じだが、それぞれに漢字表記が当てている(例:m=米/mǐ, km=公里/gōnglǐ, g=克/kè, kg=公斤/gōngjīn)。ただし、日常生活では中国独自の単位も残っており、特に食べ物関連では斤/斤(jīn=10両、liǎng=500g)がよく使われる。
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