初の直行便就航でグッと距離が縮まったイスラエル。聖地も自然も、知られざる見どころをたっぷり紹介!〜第6回〜
2023.9.8
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エルサレムの旧市街を歩けば、数千年の歴史を肌で感じることができるだろう。嘆きの壁、聖墳墓教会、岩のドームなど、聖地が集結しているこの場所は、神秘的な空気が漂う。特に早朝や夕方の時間帯に訪れると静寂が町を包み込み、心穏やかに歴史の重みを感じることができる。
イスラエルの南部にあるネゲヴ砂漠では、大自然の雄大さを全身で感じよう。ジープサファリやキャメルライド(ラクダ乗り)に参加して広大な砂漠を巡れば、一生忘れられない思い出になるはず。夜には満天の星空が広がり、都会では決して見ることができない星々に包まれる。
ヨルダンの国境に位置する死海は、世界で最も低地にある塩水湖として知られる。塩分濃度が約30%もあり、ぷかぷか浮かびながら本を読めるほど浮力が大きい。また、ミネラル豊富な死海の泥は健康や美容にもよいとされ、治療やエステにも用いられている。周囲にはスパを併設したホテルが多く、日々の疲れを癒すのに最適な場所だ。
地中海沿岸の都市テルアビブでは、リゾート気分を味わえるだけでなく、洗練された都市文化も楽しめる。ビーチでゆったりと過ごしたあとは、レストランでグルメを堪能してみては。また、聖書にも登場する古代都市ヤッフォで、古い町並みが残る旧市街を歩いてみるのも楽しい。
旅の醍醐味のひとつであるグルメ体験も欠かせない。野菜をふんだんに使ったサラダ、ひよこ豆をペーストしたクリーミーなフームス、卵料理シャクシューカなどがあり、シンプルな味つけなので日本人の口に合う。また、イスラエル産のクラフトビールも絶品で、食事をさらに引き立てる。イスラエルならではの食文化を心ゆくまで堪能してほしい。
イスラエル国
約2.2万平方キロメートル(数字はイスラエルが併合した東エルサレムおよびゴラン高原を含む。ただしこの併合は日本を含め国際社会の大多数には承認されていない)
約950万人
エルサレム(日本を含め国際社会の大多数には認められていない)
ユダヤ教、イスラム教、キリスト教、ドルーズなど。
公用語はヘブライ語。アラビア語も広く用いられる。
2024年8月現在、レベル3およびレベル4の危険情報が発出されている。
2024年9月現在、成田からテルアビブまで直行便は運休している。
北は比較的雨が多く、南はほとんど雨が降らない。気温は日本と同じかやや高いくらいだが、標高差が大きいので気温の差が激しい。
日本との時差は7時間。イスラエルのほうが7時間進んでいる。サマータイム実施期間中は6時間になる。サマータイムは3月末~10月末まで実施される。
(※)は移動祝祭日で、年によって異なる。イスラエルの祝祭日はユダヤ暦に基づき、祝祭日の前日の日没から始まる。
イスラエルの祝祭日
パレスチナ自治区の祝祭日
レストランなどでサービスが含まれていない場合は15%ほど必要。高級ホテルなどでも、何かサービスを受けた場合は気持ちに応じてチップを渡せばよい。
水道水は飲用せず、ミネラルウォーターの利用が推奨される。
付加価値税が17%かかる。ただし、観光省が推薦している店で400イスラエル・ニュー・シェケル以上の買い物をした場合は、所定の手続きを行えば付加価値税の一部が還付される。
スリや置き引きに注意する。また、政治や宗教の話題は避けるようにする。
18歳未満の飲酒と喫煙が禁止されている。
メートル法が採用されており、日本と同様に距離はメートル、重量はグラム、容積はリットルで表される。