オーストラリア政府公式ページ ETAに関する情報
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オーストラリアに入国する日本人渡航者は、短期の観光・商用にETAと呼ばれる電子渡航認証の取得が必要です。このシステムは、パスポートとETAをリンクして渡航データを管理するもので、一般的な日本人旅行者にも適用されます。ETAの申請は英語の専用アプリからのみ可能なので、申請する際は以下の概要や手順を参考にしてみてください。
電子渡航認証(ETA)とは、Electronic Travel Authorityの略称で、オーストラリアへの渡航者が、出発前にパスポート情報をオーストラリア出入国管理局へ登録する制度です。2025年3月現在、登録はオーストラリア出入国管理局のETA専用アプリ「AustralianETA」上でのみ可能となっています。
ETAの申請が必要な人は次の通り。
2025年3月現在、オーストラリア出入国管理局のETA専用アプリ「AustralianETA」上でのみ申請が可能。
専用アプリは、Apple StoreやGoogle Playから無料でダウンロードできます。
1年間。ただし、その間にパスポートの有効期限が切れる場合は、新しいパスポート取得後に再度申請する必要があります。
通常、申請後に即日で審査、承認されます。ただし、審査に時間がかかる場合もあるため、時間に余裕をもった申請をおすすめします。
20オーストラリアドル。
ここからは、専用アプリ上でETAを申請する方法を解説します。アプリは英語のみの対応なので、以下の画像を参考にしながら行ってみてください。
ダウンロード後、アプリを開くとこのような画面が表示されます。「Accessibility notice(アクセシビリティ通知)」は「Next(次へ)」をクリックします。
セキュリティ設定の画面が表示されます。「Terms and Conditions(利用規約)」を確認し、「Agree(同意する)」を押します。
続いて、アプリのロックナンバーを設定する画面に移ります。好みのパスワードを設定するか、スマートフォンに設定されている顔認証を使用することも可能です。
申請者が旅行業者であるかを確認する質問が表示されます。個人であれば「No(いいえ)」を選択して進みます。次の画面で、「New ETA」のボタンが表示されるので、タップして申請を開始します。
本アプリを利用するにあたっての同意画面が表示されます。問題がなければ、「Agree(同意する)」を押します。次の画面で、申請の手順が表示されるので、「Start(開始)」をクリックします。
「Scan passport(パスポートをスキャンする)」を押し、パスポートの顔写真ページをスキャンします。
まずは、パスポートをケースやカバーから取り外し、パスポートの顔写真ページを平らな場所に置きます。個人情報を指で覆わないように注意しながら、ページ全体がカメラに表示されるフレーム内に収まるように固定。フレームが緑色になり、読み取りが終わると自動で次の画面に切り替わります。
続いて、「Read passport chip(パスポートのチップを読み取る)」を押し、パスポート内のチップをスキャンします。
まずは、パスポートを閉じた状態で平らな場所に置き、パスポートの表紙もしくは背面にカメラが触れるように置きます。その際、パスポートとカメラの間に隙間がないように乗せ、アプリがチップを認識するまでパスポートの上でカメラをゆっくりスライドさせます。読み取りが完了すると、自動で次の画面に切り替わります。
読み取ったパスポート情報が表示されるので、間違いがないか確認し、「Confirm(承認)」を押します。
「Take photo(写真を撮る)」を押し、申請者の顔写真の撮影をします。
以下の点に注意しながら緑色のフレーム内に顔が収まるようにカメラをかざすと、自動で撮影が完了します。
顔写真の撮影が完了すると、パスポートの発行国について質問されます。記載された国で問題がなければ「Next(次へ)」を押します。
オーストラリアのビザを持っているか確認できるページへ移ります。ビザを保有していない方はそのまま「Next(次へ)」をクリックします。
申請者の出生国と、パスポートの名前以外に別の名前があるかの質問が表示されます。結婚などにより、パスポート記載名以外に名前がある場合は「Yes(はい)」を、ない場合は「No(いいえ)」を押します。
次に、現住所と携帯番号を入力します。住所を入力する際、日本の住所は検索では表示されないため、「Enter address manually(住所を手入力する)」をクリック。「Street address(番地)」「City/town(市区町村)」「State(都道府県)」「Zip/postcode(郵便番号)」「Country(国)」を入力し、「Save address(住所を保存)」を押します。
電話番号を入力する際は、最初の0を省いた10桁の番号を入力して「Next(次へ)」に進みます。
メールアドレスを登録します。「Verify email(Emailを確認)」を押すと、入力したメールアドレス宛てに確認用コードが送られてくるので、送られてきた6桁のコードを入力。認証が完了したら、「Next(次へ)」を押します。
これまで入力した申請者情報の一覧が表示されるので、間違いがなければ「Confirm and save profile(承認し、プロフィールを保存する)」をクリック。なお、申請者情報に相違がある場合は、「Edit(修正)」から適宜変更が可能です。
ETAの種類について、「Business(商用)」と「Tourist(観光)」から該当項目を選択します。次に、手続きを行っている人が申請者本人かどうかの質問があるので、本人であれば「Yes(はい)」を、本人以外なら「No(いいえ)」をクリック。最後の項目は、現在申請を行っている場所についてなので、該当する国を選択し、「Next(次へ)」を押します。
続いて、Declaration(宣言)のページでは、オーストラリアでETAの有効期限が切れ、別のビザを所持していなかった場合は不法滞在になることを理解しているかという内容が記載されています。同意する場合はチェックボックスにチェックを入れ、「Next(次へ)」を押します。
Criminal convictions declaration(有罪判決についての宣言)では、過去の犯罪歴についての確認があります。過去に刑事上の有罪判決を受けたことない場合は、チェックボックスにチェックを入れ、「Next(次へ)」に進みます。
Domestic violence declarations(家庭内暴力についての宣言)では、家庭内暴力にまつわる犯罪歴についての確認があります。過去に家庭内暴力にまつわる犯罪で起訴または有罪判決を受けたことがない場合は、2つのチェックボックスにチェックを入れ、「Next(次へ)」を押します。
現地での滞在先住所を入力します。住所が分かる場合は、「I know the address」を選択し、「Address(滞在先の住所)」「Phone number(滞在先の電話番号)」「Contact/business name(ホテル名や上記電話番号の所有者)」を入力。滞在先住所が分からない場合は、「I don’t know the address」を選び、その理由を記載します。
次ページで、これまで入力した申請者情報が表示されるので、間違いがなければ「Next(次へ)」をクリックします。
続いて、支払いへと移ります。支払い方法は、使用するデバイスによってApple Pay、Google Pay、各種クレジットカードとなります。
支払いが完了すると、申請受理のメールが届きます。審査結果のメールは、通常即日とされていますが、審査の状況によっては時間がかかる場合もあります。
Apple Store、Apple PayはApple Inc.の商標です
Google Play、Google PayはGoogle LLC の商標です
パスポートとETAはデジタルでリンクしているため、入国審査の自動ゲートではパスポートを提示するだけ。ETA認証後のメール画面や、それをプリントした書類は、入国審査時には不要ですが、自分の記録のためにもメールをプリントしておくと安心です。
本記事は一般的な日本人旅行者向けの内容となっています。細かな規定や特例のほか、変更の可能性もありますので、詳細や最新情報はオーストラリア政府公式のウェブサイトなどでご確認ください。