【2025年版】金浦国際空港からソウル市内のアクセス方法4選！料金や所要時間を解説

金浦国際空港（GMP）は、ソウル特別市に位置する国際空港。もうひとつの玄関口である仁川国際空港と比べると小規模ではありますが、ソウル中心部まで鉄道で約20分でアクセスできる点が魅力です。日本からは日本航空（JAL）や全日空（ANA）をはじめ、大韓航空、アシアナ航空、チェジュ航空など多くの直行便が運航しています。

金浦国際空港は、国際線と国内線のふたつのターミナルに分かれており、ターミナル間は徒歩もしくは無料の空港シャトルバスで移動できます。空港内には、免税店やレストラン、カフェ、コンビニなどが充実。百貨店やマート、レストランなどが入ったロッテモールが空港に直結しているため、ショッピングや食事などを楽しむことができます。

金浦国際空港には、地下鉄5号線と9号線の2路線が乗り入れています。ソウル駅へ向かうには、5号線に乗って新吉（シンギル）駅で1号線に乗り換えて5つ目、もしくは9号線に乗って鷺梁津（ノリャンジン）駅で1号線に乗り換えて3つ目の駅です。所要時間は40～50分。5号線はそのほか、ソウルガーデンホテルがある麻浦（マボ）駅や益善洞韓屋村がある鍾路3街（チョンノサムガ）駅、問屋街やファッションビルが林立する東大門歴史文化公園（トンデムンヨクサムンファゴンウォン）駅などに停車します。

9号線は、江南方面へアクセスするのに便利。ショッピングを楽しめる高速ターミナル（コソクターミナル）駅や飲食店が集まる新論峴（シンノンヒョン）駅などに停車します。

金浦国際空港の地下鉄は、地下1階にあります。国内線と国際線ターミナルの間に駅があり、「地下鉄／Metro」の案内に従って徒歩10分ほど。改札前にある自動券売機で乗車券（1回用交通カード）を購入するか交通系ICカード（T-moneyなど）に必要な額をチャージして利用しましょう。

空港鉄道A’REXは、ソウル駅まで乗り換えなしでアクセスできる鉄道。金浦国際空港には各駅に停車する一般列車（各駅停車）が乗り入れており、ソウル駅のほかにも、日本人観光客が多い弘大エリアである弘大入口（ホンデイプク）駅などにも停車します。所要時間は、金浦国際空港駅から弘大入口駅まで約15分、ソウル駅まで約22分です。

A’REXの乗り場は金浦国際空港の地下1階、国際線と国内線ターミナルの間にあります。動く歩道があるため、大きな荷物がある人でも安心。改札前にある自動券売機で乗車券（1回用交通カード）を購入するか交通系ICカード（T-moneyなど）に必要な額をチャージして利用しましょう。

大きな荷物がある場合や複数人で移動する場合は、タクシーでソウル中心部までアクセスする方法もあります。タクシー乗り場は、国際線ターミナルの場合はゲート2・3を出て、横断歩道を渡ったところにあります。タクシーは「一般タクシー」、事故歴がないなど一定の基準を満たしたドライバーが運転する「模範タクシー」、外国人観光客向けに語学堪能なドライバーが運転する「インターナショナルタクシー」の3種類があり、それぞれ料金が異なります。

金浦国際空港からソウル中心部の明洞エリアまでは、所要時間約50分。料金の目安は一般タクシーが約2万ウォン、模範タクシーが約3万6000ウォンです。

金浦国際空港からソウル中心部まで、ソウル市内を走る市内バスに乗ってアクセスする方法もあります。ソウル中心部までは、光化門・鍾路方面行きの601番、ソウル駅行きの605番などを利用しましょう。なお、2025年7月現在、金浦国際空港からソウル中心部へ向かうリムジンバスの運行はありません。

601番は、人気観光スポットである景福宮、地下鉄3号線が乗り入れる安国駅、グルメが集まる鍾路3街、景福宮の正門である光化門などに停車します。鍾路3街​​までの所要時間の目安は約1時間。605番は、地下鉄5号線が乗り入れる永登浦​駅、最近話題のエリア・ヨンニダンキルがある新龍山駅、中心部のソウル駅などに停車。ソウル駅までの所要時間は約1時間です。

バス乗り場は、国際線ターミナルの場合は到着ロビーのゲート3を出たところにある4番のバス停です。運賃は、乗車の際に現金または交通系ICカード（T-moneyなど）で支払います。車内には荷物置き場がなく、停留所の数も多いため、身軽で時間に余裕のある人におすすめです。

韓国の金浦国際空港からソウル市内への移動には、さまざまなアクセス方法があります。この記事で紹介した行き方を参考に、メリット・デメリットを確認しながら、自分に合ったスムーズな移動手段を見つけてみてください。