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ベトナムの基本情報と観光ガイド・有名観光スポット
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ベトナムの首都であるハノイ。この記事ではハノイの基本情報から市内の交通手段、主要観光スポットまで、ハノイについて詳しく解説します。本記事をハノイ旅行の参考にして、充実した時間を過ごしてください。
ハノイは、ベトナム北部に位置するベトナムの首都。周辺には湖や運河が多く、水の都とも呼ばれています。ベトナム最大の都市ホーチミンからは約1600~1700km離れており、飛行機では約2時間、列車では約30時間でアクセスできます。
ハノイは1000年以上の歴史をもつベトナムで最も古い都のひとつで、1010年にリー・コン・ウアンによって「昇龍(タンロン)」として建都されました。以後、歴代王朝の首都として政治や文化の中心地となり、今も多くの歴史的建造物が残されています。フランス統治時代には西洋建築も数多く建てられました。1954年の独立後、北ベトナムの首都となり、1976年の南北統一によりベトナムの首都となりました。
ハノイは1000年以上の歴史をもつ文化都市。旧市街には活気ある路地に伝統的な家屋が建ち並び、地元の暮らしを感じられる一方、由緒ある寺やフランス統治時代の建築物も多く残され、町並みに独特の趣があります。また、ストリートフードも充実しており、にぎやかな雰囲気のなかでフォーやバインミーなどの名物料理を楽しむことができます。
ハノイは比較的治安はよいほうですが、観光地や繁華街ではスリやひったくり、ぼったくりタクシーといった犯罪が発生することがあります。特に旧市街やマーケットなどの人の多い場所では、貴重品の管理に注意が必要です。また、交通量が多くバイク移動も盛んなため、道路横断時は十分気をつけましょう。
日本とハノイの時差は2時間で、ハノイが日本よりも2時間遅れています。ベトナム国内での時差は存在しないため、国内の移動時に時差を気にする必要はありません。なお、ベトナムではサマータイムを実施しておらず、1年を通して時差が変わることはありません。
ハノイは温帯モンスーン気候に近く、四季がはっきりしています。夏は蒸し暑く、気温は30度を超え、スコールのような激しい雨が降ります。一方、冬は10度前後まで冷え込み、湿度も低くなります。春と秋の期間は短いものの、比較的穏やかな気候が続きます。
ハノイにはノイバイ国際空港があり、日本から直行便が運航しています。日本からハノイの所要時間は、直行便で約4~5時間30分。ノイバイ国際空港からハノイ市内までは、アプリの配車サービス(Grab)やタクシー、ホテルの送迎車、路線バスで移動可能です。
ハノイ市内は広く、観光には乗り物の利用が欠かせません。ハノイ市内のおもな移動手段には、タクシーやアプリの配車サービス、路線バスなどがあります。
複数のタクシー会社が運行しており、軽自動車、セダン、ワゴンなど使用されている車種もさまざま。各社メーター制で、ミニタクシーと呼ばれる軽自動車タイプが最も安く利用できます。流しのタクシーをひろうか各タクシー会社に電話して手配することも可能。
また、配車アプリのGrabを利用するのもおすすめです。アプリだと乗車前に目安の料金が分かるので、メータータクシーより割高になることもありますがトラブルは少なく利用できます。Grabの詳しい情報や使い方は、Grabの登録・利用方法を参考にしてみてください。
ハノイ市内と郊外を走るバスは、50以上の路線があります。路線によって大型バス、ミニバスの違いはありますが、たいていはエアコン付きです。運賃は路線によって異なり、乗車の際に現金で支払うので、小額紙幣を用意しておくのがおすすめ。
ホーチミン廟は、ベトナム建国の父であるホー・チ・ミンが眠る荘厳な廟。重厚な大理石造りの建物は静かに威厳を放っています。内部には、ガラスケースにホー・チ・ミンの遺体が安置されており、ベトナムの歴史を感じられる場所です。廟の前に広がるバーディン広場や衛兵交代式も見どころ。
ホーチミン廟
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ホアンキエム湖は、ハノイ旧市街の中心部に位置する、「ホー・グオム(剣湖)」とも呼ばれる湖。湖上に立つ亀の塔や湖に架かる赤いテーフック橋などの見どころがあり、ウォーキングや写真撮影を楽しめます。毎週金曜19:00~日曜24:00の間は、湖の外周道路やその周辺が歩行者天国となります。
ホアンキエム湖
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ドンスアン市場は、ハノイ中心部最大の市場。旧市街にあり、にぎやかな通りに囲まれています。市場の1階は日用雑貨、土産物、2・3階は衣料品のお店が並んでおり、特に綿やシルク生地の品揃えが豊富。また、周辺は生鮮食料品の路上市場になっており、散策も楽しめます。
ドンスアン市場
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ベトナムの首都・ハノイの基本情報から人気観光スポットまで、ハノイの特徴や魅力をご紹介しました。この記事を参考に、ぜひハノイ旅行を計画してみてはいかがでしょうか?