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ヌエバ広場の北、ダーロ川を挟んでアルハンブラ宮殿の向かいの丘陵にある、11世紀のイスラム時代に築かれた町並み。敵に容易に攻められないよう、道は迷路のようになっている。この地域によく見られる、庭に糸杉や果樹を植えた家は「カルメン」と呼ばれ、アラビア語でブドウ園を意味する「カレム」に由来するという。
アルバイシンにはいくつも展望台があるが、最もにぎわうのがサン・ニコラス展望台Mirador de San Nicolásだ。ここからのアルハンブラ宮殿の眺めはすばらしく、宮殿がライトアップされる夜遅くまでひと気が絶えない。周辺にはレストランやバル、みやげ物屋も多い。そのほかにも、夕暮れが美しいサン・クリストバル展望台Mirador de San Cristobal、市街を一望できるロナ展望台Mirador de la Lonaも見晴らしがいい。アルバイシンへは徒歩でも行けるが、白い壁の家が密集しているので視界が開けず、道がわかりにくい。なかなか一度で目的地には着きにくいが、帰りは逆に道を下っていけば、自然と人通りの多い旧市街に出られる。