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『Glacier point(グレーシャーポイント)』
例年5月後半、メモリアルディーの頃にオープンする。
ヨセミテのガイドさん達は、この頃になるとソワソワしはじめ公園情報のアップデートに取り掛かる。 オープンの情報が入ると雪の残り具合、実際何か変わった事はないか情報交換が始まる。 ヨセミテの本格的シーズンを告げるポイントなのです。
今年は3月26日オープン、既にヨセミテのシーズンは始まってるんですよ。
そしてアレ? と思われた方、そうなんです、センチネルドームの写真が撮れるという事は、グレーシャーポイントは開いていなけれならないのです。
この写真はセンチネルドームに行く前、帰りは暗くて撮影できないから、通過する時に撮った一枚です。
バンビより大きい鹿の子供達、夕飯中。可愛いですけど、景色をどうぞ‥NB氏
センチネルドームとうって変わって大勢の見物客で賑わっておるわい。 閉まっていたけど山小屋風土産物屋さんもあったし、ここは観光地風で、普通の靴でも大丈夫そう。 私のような者には、ヨセミテ観光にやってきたと実感できる。 ちなみにそのお土産物屋さんは、冬場はクロスカントリーのスキーヤーの詰所となるそうだ。
『Half Dome(ハーフドーム)』2693m これが私の知っているポコっと割れた形、25セントコインの絵柄になっている山(岩)だ。
麓の森の中に、Ahwanee Hotel(アワニーホテル)、その左下がHouse Keeping Camp(ハウスキーピングキャンプ)と説明が始まり、アワニーのブッフェ全種類制覇した思い出のレストランを見下ろす。
再び、右側ハーフドーム、左側North Dome(ノースドーム)2294m。 その間が、U字工(用水路に使うU字型のコンクリートの枠)状の谷になっていて氷河があった場所なんだそうだ。 悠久の歴史の風景‥ そうだ、この景色を見て感動の涙を流しヨセミテのガイドになった知り合いもいる。 確かに心震える大きな景色で、これが世界遺産の基準の一つ "素晴らしい景色" というものなんだろうなと合掌、拝んでしまった。
正直どこを撮っていいか、見当つかず!!!
感動の場所を撮ったつもりだけど 「角っぽいEl Capitan(エルキャピタン)、ヨセミテ滝の落差は739m、ノースドームの脇Royal arches(ロイアルアーチ)あっちの茶色がLittle Yosemite(リトルヨセミテ)etc 更に遠くを指差しアレが "ヨセミテのへそ" でちょうど公園の真ん中に位置します。 なのでもう半分があの向こうにあるわけですね、云々」 怒涛のごとく何の表示もないポイントの説明が続き、次々シャッター押して頷いての連続。 要はそれだけいろいろ見えると言う事だ。 後で写真を見たらみんな同じ景色に見てしまった(苦笑)
この二つの滝は上がNevada fall(ネバダフォール)180m、下がVernal Fall(バーナルフォール)154mと言っていたな。
8時前までは明るいけど、日が沈むと急激に温度が下がり指先の動きが鈍くなりiPhoneのシャッター押すのが困難になってきた。 暖かなうどん食べたい、サンフランシスコまで約4時間ちょっと夕飯の心配をしながら帰る事にした。
ここからは、熊さん、コヨーテさん達の時間。
満天の星空に変わってきた‥。
帰り道、エルキャピタンのロッククライマーのテントの光が蛍みたいにユラユラしていた。 記念に写真を撮ったけど、真っ暗闇に赤い点がポコっとあるだけ、撮った私しか分からない写真だった。
昼に突然決まったヨセミテ行き深夜2時前無事帰宅。
帰り道、9時まで開いているヨセミテビューロッジのレストラン、ピザを頬張りながら「あんなに雪がないヨセミテ信じられない。」 真面目な表情で呟いていたのが印象的だった。 長年ヨセミテを見続けているだけに、"干ばつの現状" を切実に感じている一人かもしれない。
どうもありがとうございました。