
【福井】猫好きさん注目!紫式部ゆかりの地の猫寺「御誕生寺」
2025.3.5
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滋賀県北部の長浜市にある山、「賤ヶ岳(しずがだけ)」は、織田信長の跡目をめぐり、羽柴秀吉と柴田勝家が戦った、戦国時代の歴史舞台のひとつです。山頂まではハイキングコースが整備されており、歩いていくこともできますが、毎年4月下旬から12月上旬頃までの期間は、リフトが運行されます。特にゴールデンウィークは、歴史と絶景に加え、美しい新緑と花も楽しむことができるおすすめの季節なのです。(記事中の写真は一昨年のものです。)
賤ヶ岳リフトは、JR北陸本線木ノ本駅から車で5分、バスで15分ほどの場所にあります。リフトの営業期間中、土日・祝日は木ノ本駅から賤ケ岳リフトへの無料シャトルバスも運行していてとても便利。リストのりばの前には、無料駐車場があるので、自家用車でのアクセスもOKです。
ちょうどゴールデンウィークの時期は、リフト周辺のあちらこちらに、白いシャガの花がたくさん咲いています。鹿の被害があるそうで、一面のシャガの花……という訳ではないのですが、見頃を迎えた可憐な花と新緑が、出迎えてくれます。
山頂駅まではリフトで約6分。リフトで往復してもいいですが、ハイキングコースが整備されているので、片道だけリフトを利用し、片道は歩くこともできます。木々をかき分けるように、緑の中をぐんぐんと上っていくのは爽快!下りのリフトも町並みを一望できて、上り下り、それぞれ楽しめます。
リフトの各支柱には、賤ヶ岳の合戦で活躍した戦国武将の「家紋」が、その次の支柱には「名前と家紋」が答えとして掲示されており、リフトに乗っている間、家紋クイズが楽しめるようになっています。
リフトを降りてから山頂までは15分ほど歩きます。歩いている途中振り返れば、真下には琵琶湖の絶景!ところどころに、武将の顔はめパネルも。賤ヶ岳の合戦で功名を挙げた「賤ヶ岳の七本槍」に因んだもののようです。
山頂エリアは広場になっており、賤ヶ岳の合戦を思わせる石碑や像があります。四方が開けているので、琵琶湖や余呉湖(よごこ)、奥琵琶湖の山々の絶景を堪能することができます。眼下に見える余呉湖は、合戦時、兵の血で赤く染まったといわれています。美しい絶景に癒やされつつも、ここが数多くの命が散った古戦場であることに、しばし思いを馳せます。
長浜市は賤ヶ岳以外にも戦国の歴史を感じさせる多くのスポットがある地域です。そして、賤ヶ岳のある木ノ本駅周辺も、宿場町の面影を残すとても魅力的なエリア。GWには戦国の歴史と自然を満喫しに、ぜひ行ってみてくださいね。
■賤ヶ岳リフト
住所:滋賀県長浜市木之本町大音
電話番号:0749-82-3009
営業期間:2025年4月26日(土)〜
※例年は12月上旬まで運行
※大雨・暴風警報の発令日はリフト運休
営業時間:9:00~17:00
※11月以降は16:00まで
※下り乗車は16:45まで
料金:
大人 片道500円 往復900円
小学生 片道300円 往復500円
幼児 無料