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2025.5.12
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京都府長岡京市の長岡天満宮に咲く、キリシマツツジの紹介です。長岡天満宮の八条が池では、今、キリシマツツジが見頃を迎えています。八条が池は、寛永15(1638)年に八条宮智忠親王によって築造された灌漑用の池です。今年も鮮やかに咲いたキリシマツツジ。樹高は約2.5m。推定樹齢は170年前後です。
長岡天満宮の建つ長岡京市は、都が置かれていた地で、平安京前の10年間は都が置かれていました。長岡天満宮は、天満宮という名の通り菅原道真公が祀られています。道真公は 太宰府へ左遷される時 この地に立ち寄り、「わが魂 長くこの地に とどまるべし」と詠まれています。キリシマツツジ咲く八条が池は、寛永15(1638)年に八条宮智忠親王によって築造された灌漑用の池です。外周は約1km。豊かな池を二分する中堤は参道として使われています。(4月24日撮影)
中央参道にある石太鼓橋は加賀藩「前田候」の寄進と伝わっています。太鼓橋の奥にみえるのは筍料理の老舗「錦水亭」。
長岡天満宮・八条が池の「キリシマツツジ」は、樹高が約2.5mあり、推定樹齢は170年前後。
キリシマツツジは、九州の山ツツジとミヤマキリシマを交配して生まれたツツジ。新緑の木を背景に鮮やかな紅色が映えています。
キリシマツツジは桜や山吹と同じく、見頃期間が約1週間くらいと、とても短いのが特徴です。
こちらの風情ある建物は、明治14年(1881年)創業の筍料理の老舗 「錦水亭」。長岡天満宮の建つ長岡京市は筍の産地です。
「錦水亭」では、春は朝堀りの筍を使った「たけのこ料理」が楽しめ、夏・秋・冬には厳選された旬の素材を使った京料理が楽しめます。以上、見頃を迎えた長岡天満宮・八条が池のキリシマツツジでした。
長岡天満宮・八条が池
〇住所 京都府長岡京市天神2丁目15-13
〇アクセス 阪急京都本線「長岡天神」駅下車徒歩約10分散策自由