岡山後楽園の一年で一番熱い日!? ―後楽園界隈―
2017.12.4
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こんにちは。岡山特派員のmamiです。
岡山市の後楽園で、開催されるイベント、夜間特別開園「秋の幻想庭園」のご案内です。
11月14日(金曜日)から24日(月曜日・休)までの11日間開催されます。
普段は6時が閉園のところ、会期中は20:30まで開園し(入園は20:00まで)園内のライトアップに加え、能舞台での雅楽、狂言、鶴鳴館でのお茶会や日本酒バーなどのイベントもあります。昨年の「秋の幻想庭園」の写真を使用しご案内をしますね。
後楽園入り口は紅葉や銀杏の秋らしい映像で演出され、中に入ると芝生エリア一面に和傘のライトアップで迎えられました。池の水面に映りこむ紅葉までも美しいですよね。
昨年は、この「沢の池」に木舟を浮かべ、琵琶の演奏がありました。ライトアップされた幽玄な後楽園に響き渡る、物悲しき琵琶の音色はさぞかし素敵だったことでしょう。
今年も初日の点灯セレモニーでは、船上から秋の音色を奏でる演奏会があるそうです。
園内でいちばん標高の高い唯心山は、園内全体が見渡せるので一押しのスポットです。人気があるので登るのに順番待ちの列ができる日もあります。見どころは唯心山から見下ろす「沢の池」に浮かぶ中の島の紅葉でしょう。
また、幻想庭園と同時に旭川を隔てた対岸にある岡山城では、烏城灯源郷が開催されます。烏城というのは岡山城の別名で、外壁の黒さを烏に見立てています。
”あげはみち”には月見櫓の石垣に池田家の家紋「備前揚羽」が投影されます。かっこいい紋ですよね。不明門(あかずのもん)をくぐり石段を登ると烏城が見えてきます。
昨年は”錦秋の宴”というライトアップの演出でした。
昨年は「大手まんぢゅうの茶屋」があり、大手まんぢゅうと甘酒のセットをいただきました。この和菓子は180年の歴史を誇る岡山の名物です。この期間の大手まんぢゅうのパッケージは、岡山城バージョン」で、歴代の岡山城主の家紋がデザインされています。
中の写真の、右が池田家の”備前揚羽”左が小早川秀秋の用いた”丸に違い鎌紋”(まるにちがいかまもん)右の写真の左は宇喜田家の”剣片喰”(けんかたばみ)です。お城好きな方には記念になると思います。
烏城前の広場では、和傘のオブジェからスモークが流れ、その周りが紅葉の映像で彩られています。
この時期に岡山に来られる方は、秋の夜長を後楽園と烏城のライトアップで雅な世界を堪能しませんか?