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【岡山・吉備路】早春の備中国分寺周辺を歩くⅠ

mami

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岡山特派員

更新日
2026年3月14日
公開日
2026年3月14日

吉備路に行って来ました。この日は気温も21℃の夏日にまであがり、早春というよりも初夏の陽気に誘われ周辺の古墳や備中国分尼寺跡へと散策を広げました。
吉備路は、岡山市北西部から総社市にかけて広がる歴史と自然が融合したエリアです。田園風景の中にたたずむ備中国分寺の五重塔は、吉備路のランドマーク的な存在で古墳群も多く、この辺りは古代吉備王国の中心だったと考えられています。

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備中国分寺

備中国分寺は、奈良時代に聖武天皇の発願によって全国に建立された国分寺のひとつです。創建当時は推定高さが50mもある七重塔だったんですよ! 現在の建物は国指定重要文化財ですが、当時のままなら間違いなく国宝ものでしょう。
残念ながら七重塔は、南北朝時代に焼失してしまい、五重塔として1821年に現在の場所に再建されました。

備中国分寺の周りは、梅や椿に彩られる季節です。

東には菜の花も満開です。

備中国分寺五重塔

山門をくぐり、中に入ってみましょう。
今は真言宗の本堂ですが、現在の境内伽藍の中に、かつての塔の基礎も残っています。伽藍配置は法起寺式だろうと考えられていますが、金堂や講堂の位置が現在の国分寺境内と重なりハッキリとはわかっていないそうです。
戦国時代、廃寺となっていた国分寺を備中高松城主・清水宗治が再興し、没後はまた衰微し、江戸時代中期の宝永年間に再建されました。

五重塔の初層の蟇股(かえるまた)には十二支の禽獣彫刻や龍の彫刻が施されています。この建物は、塩飽大工によって建てられ、特に木組みや彫刻に優れていたといわれています。
塩飽大工というのは、瀬戸内海の中央部・塩飽諸島を拠点に、江戸時代から明治にかけて、主に備前・備中(岡山県)と讃岐(香川県)で数多くの神社・仏閣・民家を建立した大工集団です。吉備津神社西大寺観音院本堂など今でも著名な建物が多く残っています。
五重塔の中も気になりますよね。

これらの写真が五重塔の中ですが、過去の撮影です。備中国分寺の五重塔の内部は普段は非公開ですが、年に数回の公開日があります。

天井は格子が組まれ植物の彩色画が描かれていました。真ん中は五重塔の初層内部の東側です。正面に見えるのは象に乗った亜閦如来です。今でも色彩が鮮やかなことに驚きました。右は西側に鎮座している阿弥陀如来像で孔雀に乗っています。他の二方面は不空成就如来、宝生如来が鎮座し細部に至るまで凝っているのでとても見ごたえのあるものでした。

いかがだったでしょうか。
文中にも書きましたが来月の4月29日は「れんげまつり」が開催され、五重塔の内部が公開されます。ボランティアガイドさんの説明もあり無料で拝観できます。ゴールデンウィークに近くに来られる方は、この機会をお見逃しなく!

インフォメーション

所  在  地 〒719-1123 岡山県総社市上林1046
電話番号 0866-94-3155(国分寺観光案内所)
料  金 無料
駐  車  場 普通車200台、大型車15台
車でのアクセス
   岡山自動車道岡山総社ICまたは、山陽自動車道倉敷ICから約10分
公共交通機関でのアクセス
   JR総社駅からタクシー約15分または、レンタサイクル約40分
   荒木レンタサイクル(JR総社駅前)
季節情報 レンゲ:4月下旬~5月上旬(毎年4月29日に「れんげまつり」)
     ヒマワリ(向日葵):6月下旬~7月下旬

 

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