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【岡山・倉敷市】倉敷市役所の一角にたたずむノスタルジックな「さくら幼稚園舎」

mami

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岡山特派員

更新日
2026年4月7日
公開日
2026年4月7日

今年も桜が咲いたかと思えば連日の雨で散り始めています。
今回は、倉敷市役所の駐車場に隣接する儀洋風建築のさくら幼稚園舎とその周りを彩る桜をご紹介します。この建物自体は大正4年に建てられた倉敷幼稚園の園舎で解体され、ここに移築されました。現在は倉敷市歴史民族資料館として残されています。

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倉敷市歴史民族資料館 (旧倉敷幼稚園)

入口の玄関に立ち、見上げると屋根の妻側の巾着の棟飾りが目につきます。可愛いですよね。軒下の桜の紋章から通称「さくら幼稚園」と呼ばれたそうです。私なら「きんちゃく幼稚園」と呼びたいなぁ。
青空に桜と巾着が映えています。

中から園児たちの歌声が聞こえてきそうな窓。昔ながらの木造建築物は、造作が凝っていて趣きがあります。
中に入ってみましょう。

入口から中に入ると左右対称に優美な曲線を描いた開口部を持つ廊下があります。幼稚園なのに、なんて優雅で贅沢な空間でしょう。この雰囲気いいですよね。

遊戯室です。建物の中央に配置されています。
建物の中にはスタッフの方がいらっしゃって案内してくださいました。
遊戯室は柱の無い八角形で、天井は八角形の美しい形を最大限に活かしたデザインだそうです。
岡山市内にある八角園舎と呼ばれる幼稚園の遊戯室に似ていたので「江川三郎八の設計ですか?」と聞いてみたらその通りでした。

建てられていた当時の姿を留めた模型がありました。現存移築された建物は両端が短くなっています。
上から見ると遊戯室の寄棟屋根が二重になり凝った造りです。
スタッフの方の話では、設計者の江川三郎八は、岡山県庁に在勤れ当時は県内の学校など、木造大型建築物を数多く手がけ、高い評価を受けているそうです。“江川式建築” とも称され、国の重要文化財となっているものもあります。

 

まとめ

いかがでしょうか、観光地ではありませんが倉敷美観地区から近いので興味のある方はぜひ足を運んでみてください。
建築物めぐりが好きなので、過去にアップした建築物の中に江川氏の設計したものを探してみました。リンクを貼っておきますのでご興味のある方はこちらもご覧ください。
旧閑谷学校 (【岡山・備前市】旧閑谷学校資料館、学房跡)
定金家住宅・金光教徒社 (【岡山・浅口市】金光町の近代建物探訪)
旧吹屋尋常高等小学校本館 (【岡山・旧成羽町】現役最古の木造校舎だった「旧吹屋小学校校舎」)

インフォメーション

所  在  地  〒710-0833 岡山県倉敷市西中新田669
電話番号  086-422-7239(倉敷市歴史民俗資料館)
営業時間  10:00~16:00
休  業  日  月曜日(祝日の場合は次の休日でない日)、年末年始(12月28日~1月4日)
料  金  無料
駐  車  場  有(市役所と共用駐車場)※市役所閉庁時は駐車できない場合があります

公共交通機関でのアクセス
・JR倉敷駅から倉敷芸科大学行きバス約5分「倉敷市役所前」下車、徒歩約5分

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