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キャンプ・ロバーツ・レスト・エリアでリフレッシュした後は、いよいよカリフォルニア・セントラルコーストのハイライト区間へ! オークの木々が連なる丘陵地帯からカリフォルニア屈指のワイン郷を抜け、峠を越えて爽快な太平洋が広がるピズモビーチ(Pismo Beach)を目指すドライブコースです。
見どころや通過する街、ランチやカフェ休憩におすすめの出口、移動の所要時間・距離感、そして山越え・海岸線特有の運転のポイントをご紹介します。
この区間はのどかな平坦路から始まり、中盤に曲がりくねった峠道(クエスタ・グレード)を挟みます。時速約100〜105km(フリーウェイの標準ペース・制限速度65mph前後)で走行した場合の距離と所要時間の目安です。
| 区間 | 距離(マイル / キロ) | 所要時間の目安(時速約100〜105km走行時) | ドライブのポイント |
| キャンプ・ロバーツ・レスト・エリア → パソ・ロブレス | 約15マイル(約24km) | 約15〜20分 | サン・ミゲルを抜け、ブドウ畑が広がるワインタウンへ。立ち寄りスポット多数。 |
| キャンプ・ロバーツ → アタスカデロ | 約26マイル(約42km) | 約25〜30分 | 住宅街と自然が調和した落ち着いた町。静かな休憩や給油に便利。 |
| キャンプ・ロバーツ → サン・ルイス・オビスポ(SLO) | 約45マイル(約72km) | 約45〜50分 | 急勾配の「クエスタ・グレード」を越えて到着。歴史ある美しい大学街。 |
| キャンプ・ロバーツ → ピズモビーチ | 約58マイル(約93km) | 約55分〜1時間10分 | 目的地。ハイウェイ沿いに太平洋が現れ、潮風香るビーチリゾートに到着! |
週末の午後や連休中は、サン・ルイス・オビスポ周辺やピズモビーチ直前の出口付近でビーチ客による自然渋滞が発生することがあります。
キャンプ・ロバーツ・レストエリアでトイレ休憩やストレッチを済ませたら、車窓に広がるゆるやかな丘陵地帯を南下していきます。
パソ・ロブレス(Paso Robles)
カリフォルニア屈指のワイン産地として世界的に有名なパソ・ロブレス。300以上のワイナリーが点在し、緑のブドウ畑が広がる美しい景色が迎えてくれます。数多くのワイナリーやオリーブ・ファームがあり、観光拠点にオススメです。
・ダウンタウン中心の広場(City Park)周辺にはお洒落なテイスティングルームやレストランが集結
・オリーブオイルや地元産チーズなどグルメな特産品が豊富
・寄り道してワイナリー巡りを楽しむのもおすすめ
アタスカデロ(Atascadero)
パソ・ロブレスのすぐ南に位置し、20世紀初頭に計画都市として建設された歴史を持つ緑豊かな町です。
・イタリア風ルネサンス様式の歴史的建造物「Historic City Hall」がシンボル
・ハイウェイ沿いには大手スーパーやカフェが揃い、給油や軽食の穴場スポット
・観光地特有の混雑が少なく、落ち着いてひと息つける
サン・ルイス・オビスポ(San Louis Obispo(通称SLO))
カリフォルニア屈指の「全米で最も住みやすい街」と言われ、名門カリフォルニア州立工科大学(Cal Poly)があります。活気と歴史情緒が共存しています。
・1772年設立の歴史ある伝道所「ミッション・サン・ルイス・オビスポ」
・せせらぎが心地よいサン・ルイス川沿いの遊歩道やブティック街
・奇抜な外観とインテリアで知られる名物ホテル「マドンナ・イン(Madonna Inn)」もすぐ近く
サン・ルイス・オビスポから海側へと下ると、視界が一気に開け、太平洋と白い砂浜が広がるピズモ・ビーチへ到着します。
ピズモビーチ(Pismo Beach)
・海に突き出た名物の木造桟橋「ピズモ・ビーチ・ピア(Pismo Beach Pier)」
・名物の濃厚なクラムチャウダー(Splash Caféなどが有名)は必食
・車で砂浜を走れるデューン(砂丘)や、冬季のオオカバマダラ(蝶)の越冬地など見どころ満載
パソ・ロブレス Spring St または Niblick Rd 出口
Spring Stで降りて中心街のパークへ向かうと、洗練されたファーム・トゥ・テーブル(地産地消)のカフェや本格ベーカリーが充実。ちょっと贅沢なランチ休憩に最適です。
サン・ルイス・オビスポ Marsh St / Higuera St 出口
ダウンタウン直結の出口。歩いて散策できる範囲にカフェ、オーガニック系デリ、テイクアウトショップが多数あります。また、木曜日の夕方にはファーマーズマーケットが開かれます。
サン・ルイス・オビスポ南 Madonna Rd 出口
ハイウェイ沿いに大型ショッピングセンター(Ralphs、Targetなど)やガソリンスタンド、In-N-Out Burgerが揃っています。街中に入らず短時間で食事・トイレを済ませたいときに一番便利なポイントです。
1.難所「クエスタ・グレード(Cuesta Grade)」の坂道運転
アタスカデロを過ぎてサン・ルイス・オビスポへ下る手前に、標高差のある峠「クエスタ・グレード」があります。
上り
エンジンに負荷がかかります。余裕を持って、落ち着いてハンドルを握りましょう。
筆者はHondaのマニュアル乗用車を運転していますが、車の馬力が足りなさすぎて、セカンドやサードギアで乗り切る場合が多かったです。筆者の場合、少なくとも、4速や5速では、運転しきれません。
オートマチックのSUVを運転していた時代にはそういうエンジンの馬力を感じることはなかったので、車種によっての違いは要注意です。
下り
スピードが出やすくなります。ブレーキの踏みっぱなしによるフェード現象を防ぐため、適度にエンジンブレーキ(ギアを低速に落とす)を活用してください。また、大型トラックが低速で走っているため、無理な車線変更は禁物です。
2.海沿い特有の「沿岸霧(Marine Layer)」
夏場を中心に、内陸のパソ・ロブレスが快晴で猛暑でも、サン・ルイス・オビスポを越えて海に近づくと急激に濃い海霧に包まれ、気温が10℃以上急降下することがあります。視界不良で、前方がよく見えないときもあります。
前照灯(ヘッドライト)を点灯し、車間距離を広げましょう。
同乗者は、寒さを感じたときのために、上着を手の届く場所に置いておくのもポイントです。
3.ビーチ周辺のパーキングと車内荒らし対策
ピズモビーチの治安は原則として良いのですが、それでも、ピア周辺は週末やハイシーズンに駐車場が混み合います。路上パーキングを利用する際は、パーキングメーターの制限時間や清掃日(Street Sweeping)の標識をよく確認してください。短時間の散策でも、車内の見える位置に荷物を置かない「トランクイン」の徹底を忘れずに!
ピズモ・ビーチ・ピア(Pismo Beach Pier)
街の象徴である歴史ある長い木造桟橋。太平洋に突き出た桟橋の上からは、サーファーたちのライディングや、運が良ければイルカやラッコの姿を眺めることができます。夕暮れ時のサンセット鑑賞スポットとしても格別です。
オセアノ砂丘(Oceano Dunes SVRA)
カリフォルニア州で唯一、一般車両(4WD等)やバギーで波打ち際や砂丘を直接走行できる広大なビーチ。レンタルのATV(四輪バギー)に乗って砂漠のような砂丘を疾走するアクティビティはスリル満点です。
モナーキ・バタフライ・グローブ(Monarch Butterfly Grove)
毎年10月下旬〜2月頃にかけて、数万羽のオオカバマダラ(オレンジと黒の渡り蝶)が越冬のためにユーカリの林に集まる世界的にも貴重な自然スポット。
もうすぐそのシーズンです。シーズン中にピズモビーチを訪れるなら必見のスポットです。
本場の濃厚クラムチャウダー
ピズモビーチはかつて「世界のハマグリの都(Clam Capital of the World)」と呼ばれており、クラムチャウダーが名物です。くり抜いたブレッドボウルに、具だくさんで超濃厚なアツアツのクラムチャウダーが注がれた看板メニューは、この街を訪れたら外せない逸品です。
お買い物のおすすめスポット
ハイウェイ101号線沿いに、アウトレットモールピズモ・ビーチ・プレミアム・アウトレット(Pismo Beach Premium Outlets)があります。 Nike、Coach、Polo Ralph Lauren、Levi’sなどの人気アメリカンブランドが揃っており、ロードトリップ途中のショッピングに最適です。ピア・アベニュー沿いのサーフショップ&お土産店にも、ビーチカルチャーを感じるTシャツやパーカー、貝殻細工、ローカルクラフトを扱うショップが軒を連ねています。海辺のお散歩がてら、気軽なお土産探しが楽しめます。
潮風に吹かれながら名物スープを味わい、海沿いの開放感を満喫できるピズモビーチ。
片道3時間半ほどかかりますが、早朝にサンノゼを出れば、半日ほどの観光を楽しみ、またその夜にサンノゼに戻ってこられる距離です。(時間帯によって、サンルイスオビスポ、サリナスやギルロイ、モーガンヒル辺りで通勤ラッシュに遭遇するのは重々ご留意くださいね。)
ベリエリアとは一味違うセントラルコースト・ドライブとその周辺の立ち寄りスポットの旅、楽しんでみてくださいね!
どうぞ楽しいロード・トリップを!