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アメリカ・サンフランシスコを一望できるツインピークス(Twinpeaks)を紹介します。その名のとおり、2つの丘を意味するビューポイントです。北側をユーリカ(Eurika、標高276m)、南側をノイ(Noe、標高277m)と呼んでいます。
ツインピークス(Twinpeaks)は、アメリカ・サンフランシスコの中心部にある、2つ並んだ丘です。北側のユーリカは標高276m、南側のノイは標高278mと両丘ともさほど高くなく、歩いてアクセスすることもできます。
ラクダのこぶのような南北に連なる小高い丘の上からは、サンフランシスコの市街地をはじめ、ゴールデンゲートブリッジやアルカトラズ島までを一望することができます。
広さ約13haのツインピークスは、かつて、先住民の狩場や見張りをするための場所でした。後に入植してきたヨーロッパ人は、この地を牧場として使いました。
現在は、サンフランシスコのレクリエーションパークのミッションにより、ブルーバタフライの生息地として保護、管理されています。映画『猿の惑星創世記』でサルが駆け巡るシーンとして覚えている人がいるかもしれません。
ミュニバスは、サンフランシスコ市内を走るバスです。ミュニバス(#37)を利用して、ツインピークスへ行ってみましょう。ほぼ丘の頂上まで行くことができます。
サンフランシスコのダウンタウンからであれば、ミュニメトロ(地下鉄)、もしくはミュニFライン(路面電車)のカストロ(Castro)駅で下車し、マーケット通りと17TH通りの角にあるバス停から乗車しましょう。念のため、ドライバーにツインピークス行きか確認してください。
ミュニバス(#37)で、15分ほど、住宅地の間の坂道を上っていきます。74Crestine Drのバス停で下車します。車内の表示は、Twin Peaksと出ていました。ここで、バスのドライバーが道路の反対側を指し、「あの階段を上っていくだけだから」と教えてくれました。
バスを降り、道路の反対側には、緑色のトレイルの表示・注意書きの看板がありました。この階段を上がれば、ツインピークスまでは約10~15分です。
とても短いトレイルですが、足場はあまりよくありません。階段も所どころ急で、すれ違う人もあまりいません。ゆっくりしっかり踏みしめて上がりましょう。日中は出くわすことはありませんが、春先の早朝には、コヨーテも現れる場所です。
振り返ると、霧のなかに町が見えます。この周辺は、自然保護区になっていますので、いろいろな植物を観察することができます。
階段を上り始めるとすぐに、2つの丘、ユーリカとノイが見えてきます。サンフランシスコ市街が見渡せるビューポイントは、両方の頂上のすこし手前にあります。
上の写真は、午後、霧が入り込む前のツインピークスです。霧の濃い日は、薄く靄のかかったところが真っ白になります。
ツインピークスは、メジャーな観光スポットですが、土産店や休憩所はありません。トレイルでやや汗をかくので、水分補給のための飲料水を購入しておくのを忘れずに。
サンフランシスコの公衆トイレは、清潔な場合が多く、利用しやすいです。ただ、ツインピークスにある公衆トイレは、風が吹きつける高所にあるのでカタカタと揺れます。飛ばされることはないでしょうが、かなりドキドキします。
ツインピークスへは、ミュニバス(#37)を利用すると気軽に行くことができます。しかし、天気のよい日中でも、頂上や展望台の辺りは風がたいへん強く、体感気温がかなり下がります。麓が晴れていても、防寒対策をしっかりして行きましょう。
また、比較的短いトレイルで頂上まで行けますが、山道は砂地で石もゴロゴロしており、思った以上に歩きづらいです。スニーカーなどの歩きやすい靴を履いて行きましょう。
なお、日没後は、サンフランシスコの夜景を観に多くの観光客が訪れますが、くれぐれも安全面に配慮して1人での行動(登頂)は避けましょう。
いかがでしたか。アメリカ・サンフランシスコを一望できるツインピークスを紹介しました。ミュニバス(#37)に乗って、サンフランシスコの絶景を観に行きませんか。