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超高層ビルにある「マハナコン・スカイウォーク」の魅力、楽しみ方
2022.1.13
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約10年前、タイ・バンコクのルーフトップバー&レストランといえば、シロッコ(Sirocco)とロングテーブル(Long Table)が有名といわれていました。(現在、ロングテーブルは残念ながら閉業となっています。)しかし、今では1駅歩けばSNSで見たことのあるルーフトップバー&レストランをいくつも見かけるくらい、あちこちにオープンしており目移りしてしまいます。今回は、絶景を楽しめるバンコク3大ルーフトップバーと、バンコク在住である筆者視点でのおすすめのルーフトップ&レストランをご紹介します。お好みや予定に合わせて、ぜひ訪問してみてください。
目次
タイ・バンコク観光でおすすめしたいスポットのひとつに、ルーフトップバーがあります。ルーフトップバーの魅力は、世界都市ともいわれる美しい大都会バンコクならではの景色を眺めながら飲食ができることだと感じます。特に、マジックアワー(17:00~19:00)頃の時間帯に訪問すると、バンコクのサンセットの様子から次第にライトアップされていく街の様子が見られ、幻想的な体験ができると思います。
シーズンにもよりますが、日没後の19:00前には空が夕日で真っ赤になることがあり、息をのむような風景に出会えることもあります。
ルーフトップバーには、たいていドレスコードがあります。カジュアルシックやスマートカジュアルといった指定が多い印象ですが、男性の場合、タンクトップや短パン、サンダル履きでの入場は断られることがあります。タイでは、身なりを重視するという風潮があります。せっかくなので、お洒落していって楽しみましょう。
また、タイの法律により、お酒が提供されるルーフトップバーは20歳以上しか入場できませんので、ご注意ください。ルーフトップバーのあるレストランでは、大人同伴の場合は入場できる場合もあります。
ルーフトップバー&レストランでは、たくさん飲食すると料金が高くなってしまうため、雰囲気を楽しみながら1,2杯飲むだけ、と決めている方もいるかもしれません。
タイは日本より物価が安いと言われることがありますが、高級店では物価が安いということはほぼありません。輸入品は日本以上に高いものが多く、例えばワインはルーフトップバーに限らず、スーパーであっても日本で買う以上に高いので、ルーフトップバーでは当然高くなります。さらに、高級レストランでは、税金のほかサービス料もかかってきますので、いっそう高くなります。
予算に余裕のある方は別ですが、できるだけお得に楽しみたい!という方は、事前に公式サイトやFacebookを見て、プロモーションがあるかどうかを確認しましょう。早めの時間帯は“buy 1 get 1 free”のプロモーションによって1杯の値段で2杯飲めたり、ホテルの中にあるルーフトップバーの場合は、宿泊プランの中にルーフトップバーがついていて割引されたりします。興味があれば、ルーフトップバー併設のホテル宿泊を検討するのもよさそうです。
現在、バンコクで世界に誇る高層の3大ルーフトップバーは以下の3つといわれています。まずは、この3ヵ所について紹介します。
タイで最も有名なスカイバー(Sky Bar)といえば、金色に輝くドーム型の屋根が目印の5つ星ホテル、「ルブア・アット・ステート・タワー(lebua at State Tower)」の63階にある、スカイバーでしょう。63階には屋上レストラン「シロッコ(Sirocco)」もあり、スカイバーともつながっています。わかりやすくいうと、スカイバーはシロッコを通り過ぎた一番奥のスペースにあります。地上約250mのオープンエアーに位置し、バンコクの街並みとチャオプラヤー川を一望できる絶景ルーフトップバーとして有名です。
ドリンク1杯がだいたい1000バーツ~(約3800円~)なので、スカイバーやシロッコのメニューは公式サイトで事前に確認してからいくことをおすすめします。またもうひとつの注意点として、ホテル内にはほかにもレストランやバーが複数ありますが、スカイバーに向かう途中でスタッフから別のバーやドリンクをおすすめされるという口コミがありますので、ご注意ください。スカイバーに行きたい場合はきちんとその旨を伝えましょう。
ルブア・アット・ステート・タワー宿泊者にはルーフトップバーでドリンク1杯無料などのプロモーションがついていたり、見晴らしのよいバルコニーが利用できたりする場合があります。宿泊時には、ホテルスタッフに詳細を確認してみましょう。
様々な色に変化する巨大なアーチがシンボルのバー、レッドスカイ(Red Sky)は、5つ星ホテル「センタラ・グランド&バンコク・コンベンション・センター・アット・セントラルワールド(Centara Grand & Bangkok Convention Centre at CentralWorld)」の55階にあります。
周辺にはセントラルワールドをはじめ、たくさんの有名ショッピングセンターがありますので、ショッピング後に立ち寄るのに便利です。室内と屋外席があるので、雨天時でも利用しやすいです。
ヴァーティゴ&ムーン・バー(Vertigo & Moon Bar)は、5つ星ホテル「バンヤンツリー・バンコク(Banyan Tree Bangkok)」最上階61階にあり、細長いルーフトップ・テラス席になっています。バンコクの街を360度のパノラマで一望でき、圧巻の景色が楽しめます。ヴァーティゴの公式ページに各ドリンクの写真が公開されていますので、事前にじっくり自分好みのドリンクを決めてから行くのも楽しそうですね。スイーツやホットラテなども注文できるので、お酒を飲まない方にもうれしいメニュー構成です。
バンヤンツリー・バンコク
詳細をみる続いて在住者視点で、アクセスしやすく、気軽にバンコクらしい夕景、夜景が楽しめるルーフトップバーを5ヵ所紹介します。
ブリュウスキールーフトップ・クラフトビールバー(BREWSKI ROOFTOP CRAFT BEER BAR)は、「ラディソンブループラザ・バンコク」の屋上29階・30階にあります。
近隣には高層ビルが立ち並んでおり、バンコク在住日本人が多く暮らすスクムウィット地区の都会的な風景が見られます。
また、国際色豊かなクラフトビールを100mlから注文でき、カジュアルな料理を気軽な気持ちで楽しめるスポットです。29階では、19:00~22:00まで399バーツ(約1500円)でビール飲み放題のプロモーションが開催されていたり、レディースデイが設けられていたりなど、定期的にプロモーションがある印象です。
最寄りのアソーク駅からは少し歩きますが、たくさんの有名ホテルがあり、公共交通が大変充実している駅なので、アクセスは便利です。
オクターブ・ルーフトップ・ラウンジ&バー(Octave Rooftop Lounge & Bar)は、トンロー駅下車後スクムウィット通り沿い、スカイウォーク(駅と駅をつなぐ歩道橋)を歩いてすぐにある「バンコク・マリオット・ホテル・スクンビット(Bangkok Marriott Hotel Sukhumvit)」45階~49階にあります。
45階は、20歳以下でも大人同伴であれば入ることができるレストランエリアになっています。45階~49階、いずれのフロアーからも絶景を堪能できます。ノンアルコールメニューやスイーツもあるので、お酒を飲まない方、苦手な方にも利用しやすいメニュー構成になっています。また、ハッピーアワーが設けられ、ドリンクが”buy 1 get 1 free”になったり、お得なセットメニューのプロモーションが定期的に発表されたりするのも魅力です。
オクターブ・ルーフトップ・ラウンジ&バー
詳細をみるシエロスカイバー&レストラン(CIELO Sky Bar & Restaurant)は、BTSプラカノン駅から徒歩3分のところに位置する高層コンドミニアムの最上階(46階)の屋上にあります。観光客があまり訪れない駅ですが、BTS下車すぐアクセスできるので便利です。
こちらはチャオプラヤー川とバンコクの街並みを一望できる眺めのよいバー&レストランです。人が少なく、ゆっくりと景色を楽しめる穴場ルーフトップバーとして、在住日本人の間でかなり話題になったので、もはや穴場ではないのではないかと感じてしまうほど。月曜日以外に、不定期の休業日もありますので、Facebookやインスタグラムで事前に営業日時に変更はないか確認してから行くことをおすすめします。
ハイ・ソー(HI-SO)は、SO バンコクホテル(SO/ Bangkok)の29階にあります。スタイリッシュな雰囲気で、バンコクの大都会の真ん中にあるオアシスといわれるルムピニー公園を観賞することができます。広大な木々の緑が大変美しいので、サンセット前から訪問したいルーフトップバーです。ノンアルコールメニューもあります。ルーフトップバーだけでなく、ホテルのロビーからの眺めも美しいので、時間がある方はチェックしてみてください。
「マハーナコーン・スカイウオーク(Mahanakhon Skywalk)」は、タイで2番目に高い建物「キングパワー・マハーナコーン(King Power Mahanakhon)」(高さ314m)内にあり、タイで最も高い所にあるルーフトップバーがあります。
74階には、タイで最も高いところにある展望台(涼しい室内にあります)、そして78階には床がガラス張りの「グラストレイ(The Grass Tray)」があり、足元からバンコクの大都会を眺めることができます。飲食も可能ですが、絶景だけを思う存分楽しむことも可能です。
マハーナコーン・スカイウオークについては、以下の記事でも詳しく紹介しています。ぜひ合わせてご覧ください。
以上、バンコク3大ルーフトップバーと、筆者おすすめのルーフトップ&レストランを合わせて8ヵ所紹介しました。ルーフトップバーから眺めるバンコクの夜景は、写真で残しておきたくなるほど美しいです。最近はスマートフォンでも綺麗なポートレートが撮れるようになってきましたので、ぜひバーを訪れたら、思い出に残る写真も撮ってみてくださいね。タイ旅行、バンコク観光の思い出づくりの参考になればうれしいです。
監修:地球の歩き方
※記事内の料金は、1バーツ:約3.8円を参考に計算しています。