スマートで楽しいタイ旅行は飛行機選びから! タイベトジェットのここがスゴイ5選
2023.7.27
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「北方のバラ」と呼ばれる美しい古都、チェンマイ。タイの首都バンコクから約700kmほど北上した場所にあるこの都市は、日本でいう室町時代に「ラーンナー王朝」が栄え、独自の文化が発達した場所です。2023年2月にはタイベトジェットの大阪-チェンマイ間の直行便が就航し、より気軽にアクセスできるようなったので、これから初めてチェンマイに行くという方も多いと思います。今回は、初めて訪れるチェンマイをしっかり楽しむための「これさえ押さえておけば間違いない!」ポイントを5つご紹介します。
目次
ピン川のほとりに広がる古都チェンマイは、タイ北部最大の都市。かつては北タイ一帯を治めたラーンナー王朝の首都として栄えました。ラーンナー王朝では、一時的にビルマの支配下におかれたこともあり、 バンコクやアユタヤーとは異なる独自の文化が発達した都市でもあります。現在でも寺院建築などに顕著な特徴が見られ、町には100を超える寺院が残っています。
ほかにもチェンマイの特徴として、自然の豊かさが挙げられます。周囲を山々に囲まれ、緑豊かな丘陵地帯が広がっているので、ハイキングやトレッキング、ゴルフを目的に訪れる観光客も多くいます。またタイには約70以上の少数民族がいるといわれており、その多くがチェンマイの山地に住んでいます。トレッキングで彼らの村を訪れるツアーも人気です。
週末にはチェンマイのいたるところでナイトマーケットが開催され、伝統的な工芸品やアート作品などのショッピング、チェンマイならではの北部タイ料理を楽しむことができます。このように、チェンマイは自然の美しさと歴史的な遺産、多様な文化、親しみやすい雰囲気が調和した魅力あふれる都市。タイを訪れる際にはぜひ訪れたいエリアのひとつです。
それでは、チェンマイを楽しむための5つのポイントを見ていきましょう。
チェンマイは古都として栄えた歴史があるため、古い寺院や歴史的建築物が点在しています。見たら圧倒される荘厳な寺院や歴史的価値の高い寺院が数多くあるため、チェンマイに来たら寺院見学は外せません。今回はぜひ訪れたい寺院をふたつ紹介します。
「ワット・プラ・タート・ドーイ・ステープ(ドーイステープ寺院)」は、標高約1000mのステープ山頂上に建つ寺院です。1383年にラーンナー王朝6代目のクーナ王によって建立されたこの寺院は、タイ北部の最も神聖な寺のひとつとされており、「ドーイ・ステープの参拝なくしてはチェンマイを訪れたことにはならない」と言われるほど!
見どころは、土足厳禁の回廊に囲まれた、高さ22mの金色に輝くチェーディー(仏塔)。内部には仏舎利が納められており、人々の信仰を集めています。ラーンナー風に塔の脇に建てられた黄金の美しい傘も印象的です。
参拝には、両側を2匹のナーガ(蛇神)に守られた階段を登ります。麓からケーブルカー(20バーツ、約80円)も利用できます。頂上からは、チェンマイ市街や周囲の美しい自然を一望でき、特に夕暮れどきにはすばらしい光景が広がります。
ドーイ・ステープに限らず、タイの寺院には曜日ごとの守護仏が祀られています。タイでは生まれた曜日がとても大事で、寺院で曜日ごとの仏像に祈りを捧げたり、人によっては曜日ごとのテーマカラーのものを身に着けたりします。寺院を訪れる前に自分の生まれた曜日を確認しておくとよいでしょう。
「ワット・チェーディー・ルアン(チェディ・ルアン)」は、ラーンナー王朝5代目の王によって1411年に建てられた歴史的な寺院です。1545年に地震で仏塔が壊れるまでタイ北部最大の寺院でしたが、今でもその壮大な仏塔は市内で一際目を引いています。
1992年にはユネスコと日本政府の援助で再建され、今でも少しずつ修復が進んでいます。仏塔までは階段が伸びていますが、現在は残念ながらコンクリートで固められており登ることができません。お堂は長方形のかたちになっており、ひと回りしてみるとそれぞれの角度で違った表情が見られます。日差し対策をしながらぜひ1周してみてください。
チェンマイを代表する観光スポット「ターペー門」。ここはアイコニックな観光スポットであると同時に、町歩きの起点ともなる場所です。
ターペー門は、チェンマイの旧市街を囲む城壁に建てられた5つの門のうちのひとつで、ラーンナー王朝時代には城壁内外の交通の要所として重要な役割を果たしていました。
現在でもターペー門はチェンマイの象徴的な観光スポットになっており、観光客だけでなく地元の人々からも愛されています。夕暮れ時には門がライトアップされ、幻想的な雰囲気に。そのため夜に写真撮影する観光客も多くいます。
門の前にある広場は活気にあふれ、週末になるとタイ料理の屋台やみやげ屋などが並びます。
チェンマイは、ターペ―門を中心にお堀と城壁に囲まれた東の旧市街、そしてその周囲を取り巻く西の新市街とに分けられます。ここを押さえておけば市内観光もしやすくなりますので、ぜひ覚えておきましょう!
旧市街から約100kmと、少し離れた場所にある「ドーイ・インタノン国立公園」。タイで最も高い山として知られるインタノン山(標高2565m)を中心とした緑あふれる国立公園です。
この公園ではいくつかのトレッキングコースが用意されており、タイ北部ならではの生態系を観察しながらハイキング・トレッキングが楽しめます。1周は約3km、約2~3時間をかけて回るコースが一般的ですが、ツアーでは要所を押さえた約20分ほどのコースを回ることが多いです。
鳥類だけでも362種が生息しており、観光客や自然愛好家に人気を博しています。ほかにも公園内にはバンコクを流れるチャオプラヤー川、ピン川の源流があったり、美しい景色が一望できる寺院があったりとトレッキング以外にも楽しめるポイントがいくつかあります。
美しい緑を見ながら澄んだ空気を吸い、鳥たちの鳴き声に耳を傾けると日々の疲れもリフレッシュできるはず。標高が高く昼でも冷え込むので、カーディガンやウィンドブレーカーを1枚持っていくと安心です。
また、ここを訪れたらぜひ試したいのがコーヒー。カレン族やモン族などの山岳民族によって、国立公園内で栽培された豆を使ったコーヒーが楽しめます。トレッキングコースの途中にカフェがありますので、歩き疲れたらぜひ立ち寄ってみてください。肌寒い気温のなか体に染み渡るホットコーヒーは最高です。
チェンマイに訪れたら欠かせないのはショッピング! 今流行りのおしゃれなショッピングモールとナイトバザール(ナイトマーケット)のふたつを紹介します。
「ワン・ニマーン(ワン・ニマン)」は、2017年12月にニマンヘミン通りにオープンしたモダンで洗練されたショッピングモール。地元の人々や観光客に人気で、夕方になるとギターと歌の生演奏が行われる広場は人でいっぱいになります。
ワン・ニマーンには、最新のファッションやアクセサリー、雑貨はもちろん、タイのアロマブランド「パンピューリ(Panpuri)」やチェンマイ発のお茶ブランド「モンスーンティー(Monsoon Tea)」などのショップも入っており、おみやげ探しにもぴったりの場所です。また、カフェやレストランも多いので、1日中滞在してショッピングを楽しめます!
タイに来たらナイトマーケット(ナイトバザール)を経験せずには帰れません。観光客だけでなく、地元の人々も日常的に使うナイトマーケットは、17:00頃からだんだんと混み始め、23:00くらいに閉まり始めます。
チェンマイ市内では、チェンマイ門近くの「サタデーマーケット」(毎週土曜、ウアライ通りで開催)やターペー門近くの「サンデーマーケット」(毎週日曜、ラチャダムヌン通りで開催)など、いくつかナイトマーケットがあります。そのなかでも、毎日開催していて訪れやすいのはチャン・クラン通りの「チェンマイ・ナイトバザール」。この通りは、ホテル、レストラン、バー、ショップが多く集まり、観光客にとってアクセスしやすい大人気のエリアです。
ナイトマーケットではさまざまな商品が売られています。手工芸品、アクセサリー、服、バッグ、靴、おみやげ、工芸品など、日常使いするものから伝統的な商品まで幅広い品揃えがあるので、ぶらぶらと歩いているだけでも楽しいです。タイらしい服・雑貨としてはタイパンツや藍染の服、ゾウをモチーフにしたもの、チェンマイならではのものとしては少数民族モン族の衣装デザインを取り入れた服などがおすすめです。
ぜひ試してほしいのは屋台料理ですが、なかなか手が出しづらいという方は、カットフルーツやココナッツジュースなどから試してみるとよいでしょう。注文時は、タイ語が話せなくてもジェスチャーで通じます。
フットマッサージが1時間150バーツ(約650円)と安く受けられることもあるので、疲れたらうまく休憩を取ってショッピングを楽しんでみてください。
コスパのいいホテルもよいですが、せっかくチェンマイを訪れたならタイらしさを満喫できるホテルがいいですよね。数あるホテルのなかで、景色や雰囲気、サービスがすてきなホテルをふたつ厳選して紹介します。
ひとつめのホテルは「クムパヤ・リゾート&スパ センターラ ブティックコレクション」。
こちらのホテルの特徴は、ラーンナー王朝様式の彫刻や装飾が部屋や建物に施されていること。バンコクやほかの都市では見られないものなので、まさにチェンマイらしいホテルといえます。建物はチーク材を中心とした木材で構築されていて落ち着く雰囲気。また、敷地内には樹齢100年ともいわれる木々や川などの自然が取り入れられており、建物と自然が調和した心地よい空間となっています。敷地内を歩くだけで、きっと心からリラックスできるはず。
客室は全部で85部屋。プールに直接アクセスできる部屋や、独立したヴィラタイプの部屋など、さまざまなタイプがあります。予約する時期や部屋のタイプにもよりますが、1泊約1万3000円~(1部屋)で予約することができます。タイのホテルは人数ではなく部屋ごとに料金がかかるので、2名で宿泊すれば1人約6500円~と、リゾートホテルでありながらリーズナブルに宿泊することが可能です。
市内からは少し距離があるので、タクシーや配車アプリGrabを使うとよいでしょう。
ふたつめは「センタラ・リバーサイド・ホテル・チェンマイ」。
こちらのホテルはピン川のそばに建っており、リバービューの部屋を選べば壮大なピン川を眺めながら滞在することができます。朝と晩で川の表情が変わるので、景色を見ながらリラックスしたり食事を楽しんだりするのがおすすめです。
また、こちらのホテルにはカンファレンスや結婚式に使える会場もあるので、観光だけでなくビジネスや大事なイベントでも活用できます。もちろん、ジムやプール、スパ、レストランもあるので1日ホテルから出ずにゆっくりと過ごしたい方にもぴったり。
ピン川までは歩いて5分ほど。川の近くにはローカルなマーケットもあるのでのぞいてみてもいいかもしれません。市内からは車で10分ほどなので、観光地へもアクセスしやすいでしょう。
宿泊料金は時期にもよりますが1泊約6000円~ととてもリーズナブル。チェンマイでどこに泊まるか迷ったらこちらのホテルがおすすめです!
初めてチェンマイに行く方に向けて、ポイントを5つまとめてみました。これらのポイントを押さえれば、きっと楽しいチェンマイ旅行になると思います。
日本からの直行便も就航となり、ますます行きやすくなったチェンマイ。バンコクの都会の雰囲気、プーケットの海沿いの雰囲気とはまた違い、山々の美しさや伝統が残る建築物や食文化など、神秘的な魅力を秘めた都市です。筆者はチェンマイに何度か訪れていますが、訪れるたびに新しい魅力に出合います。ぜひ、5つのポイントを中心に観光を楽しんでみてください!