【アメリカ・ベルビュー市】シアトルから20分！絶景、グルメ、自然を満喫する旅

アメリカの西海岸、ワシントン州にあるベルビューは、シアトルから車でわずか20分。フランス語で「絶景」を意味する名のとおり、都会的な便利さと自然の豊かさを併せもつ町です。ベルビューの周辺にはマイクロソフトなどのグローバル企業の本社がいくつもあることから、人種の多様性も広がっていて人口の6割近くがマイノリティと、国際色豊かなカルチャーが息づいています。

羽田からシアトル・タコマ国際空港まで直行便で約9〜10時間。そして空港からベルビューのダウンタウンまでは車で約20分と、アクセスのしやすさが魅力です。治安のよさもお墨付きで、全米の「安全な都市ランキング」でトップ10に入るほど。きれいに整備された町並みは、初めて訪れる人にも安心感を与えてくれます。

人口の6割近くがマイノリティを占めるベルビューは、国際色豊かな美食の町。メキシカン、イタリアン、インド料理、日本食など、多様なレストランが揃います。アメリカンサイズの料理は食べきれないほどですが、多くの人が持ち帰りスタイル。無理に食べずに、Boxをもらいましょう。

リンカーン・スクエア・サウスの1階にあるメキシコ料理店Cantina Monarca。カラフルなタコスやマルガリータに、開放的でおしゃれな店内は写真映え抜群です。食べやすい大きさのタコスは9種類もあり、複数頼んでもペロリと食べられます。

■公式ページ：https://www.cantinamonarca.com/

ベルビュー・スクエアの1階にあるインド料理店Farzi Caféは、2014年にインドでオープンしたお店のアメリカ1号店。ロンドンなど世界各国にも店舗があり、見た目も美しく現代的なインド料理が人気のお店です。

■公式ページ：https://farzicafeusa.com/

ダウンタウン公園からすぐのオールドベルビューにあるイタリア料理Carmine’s。ドレスやスーツ姿で記念日やデートに訪れる人も多く、ぜひおめかしして行ってみてください。

■公式ページ：https://carminesbellevue.com/

オールドベルビューで朝から行列ができるお店Gilbert’s on Main。ベーグルやサンドイッチ、オムレツ、パンケーキ……どれもビッグサイズなので、モーニングで行って、持ち帰って残りをお昼に食べるのがおすすめです。コールスローやコンビーフなどが挟まった“No. 9.”のルーベンサンドは美味でした！

■公式Instagram：https://www.instagram.com/gilberts.on.main/?hl=ja

4thストリート沿いにあるパブレストランRascals Public House。お店は地下にあり、隠れ家的な雰囲気が感じられます。店内には大型スクリーンがあり、スポーツ観戦も楽しめます。フレンドリーなオーナーとの会話も楽しいお店です。

■公式ページ：https://rascalspublichouse.com/

シーフードレストランSeastar Restaurant & Raw Bar。太平洋北西部で穫れた旬のシーフードが味わえます。落ち着いた雰囲気のシックな店内で記念日やデートにぴったり。ワインも豊富に取り揃えていて、ソムリエが料理に合うワインをおすすめしてくれます。

■公式ページ：https://seastarrestaurant.com/

リンカーン・スクエア・サウスの最上階31階にある高級ダイニングAscend Prime Steak & Sushi。ベルビューの町はもちろん、カスケード山脈、ワシントン湖、シアトルまで望めるパノラマは絶景。出てくる料理やカクテル、デザートも芸術的です。

■公式ページ：https://ascendprime.com/

ベルビュー初の地元所有のクラフトビール醸造所Bellevue Brewing Company。ビールはもちろん、ハンバーガーやタコス、サラダなどフードメニューも豊富。ぜひ天気のよい日にビアガーデンを楽しんでみてください！

■公式ページ：https://www.bellevuebrewing.com/

ベルビューはハイテク企業が集まる町でもあります。昼はVRゲームを楽しめて夜はクラブとしてにぎわう「Mirra」を訪れ、最先端のウェルネス体験ができる「Upgrade Labs」で冷却療法や血行促進プログラムを体験。未来的な時間を過ごせます。

世界初のソーシャルVRゲームプレイアリーナMirra。最大4チームでダンスやホッケーなどのVRゲーム対決ができます。金曜土曜の夜にはDJブースができ、ナイトクラブに様変わり。

■公式ページ：https://www.visitmirra.com/

世界初のヒューマンアップグレードセンターUpgrade Labs。高度な技術を駆使し、痛みの緩和、体重管理、健康回復を促進するウェルネス施設です。全身マッサージや冷凍療法などの最新技術で10時間のフライトの疲れもふっとびました！

■公式ページ：https://upgradelabs.com/bellevue

ダウンタウンは整然と整備され、ゴミひとつ落ちていないほど。商業施設「ベルビューコレクション」にはレストランや最新のショップが集まり、歩くだけでも楽しい空間が広がっています。また、「Hyatt Regency Bellevue」などの有名ホテルと屋根のある橋でつながっており、雨の日も傘を持たずに過ごせます。

ダウンタウン公園から南のオールドベルビューには、おしゃれなカフェや高級ブティックが建ち並び、ベルビューコレクションがあるエリアとはまた違ったレトロな町並みが広がっています。なかでも、おすすめしたいおしゃれでおいしいお店を3つご紹介！

イタリア料理Carmine’sの並びにあるカフェThird Culture Coffee。オーガニックで質の高い豆や茶葉からファンも多いお店。甘さ控えめで深みのあるおいしさのラテに感動し、日本にあれば毎日通いたいと思うほどでした。

■公式ページ：https://thirdculturecoffee.com/

Third Culture Coffeeの隣にあるアイスクリーム店Molly Moon’s。23時まで開いていて、夜になってもファミリーや若者であふれている人気店。16種ほどフレーバーがあり、気になるものを味見させてくれます！

■公式ページ：https://www.mollymoon.com/locations/bellevue-flagship

シアトル発のチョコレートショップFran’s Chocolatesがベルビューにも。オバマ元大統領も愛好するチョコレートで、京都にも店舗があります。プレゼントやお土産にぜひ。

■公式ページ：https://frans.com/stores/bellevue

ベルビューには100ヵ所以上の公園があり、住民や旅行者の憩いの場になっています。特に「ダウンタウンパーク」や春に訪れたい「ベルビュー植物園」は必見。日本庭園も整備され、季節ごとのイベントも豊富です。また、車で30分の「スノコルミー滝」や、カヤックで楽しめるワシントン湖もすぐ近く。湖畔には豪邸が並び、アメリカならではの景観を堪能できます。

毎年45万人以上が来園する全米屈指の植物園、ベルビュー植物園。53エーカーの広さを誇る庭園には、大阪八尾市との姉妹都市を記念して造られた日本庭園「ヤオガーデン」や、岩と植物の融合が美しいロックガーデンなど、太平洋岸北西部で育つ3000種類以上の植物を楽しむことができます。

■公式ページ：https://bellevuebotanical.org/

シアトルとベルビューの間にあるワシントン湖ではカヤックを体験。ダウンタウンから徒歩10分ほどにあるメイデンバウワー湾でカヤックを借りて出発！　湖畔には豪邸が立ち並び、一軒一軒のお家や庭を見るだけでも楽しいはず。ベルビューに戻ってくる際には、ベルビューの高層ビル群が一望できます。

■公式ページ：https://www.bestkayakrentals.com/

アメリカの人気番組『ツイン・ピークス』のオープニングに登場することでも知られ、ベルビューから車で30分ほどと比較的近いこともあり、世界中から多くの観光客が訪れるスノコルミー滝。駐車場からすぐのところに滝を上から望めるメイン展望台があり、遊歩道を下ると滝を下から見上げることも。

2024年12月より運行が開始された、シアトル・タコマ国際空港からベルビュー中心地の5つの指定ホテルを直通で結ぶ便利な定額シャトル「ベルビュー・エアポートシャトル」。料金は1人片道30ドルで、グループだと割引で利用できます。シートも広く、荷物制限もないのでゆったりと快適に移動することができます。

■公式ページ：https://eagleshuttleservice.com/bellevue-airport-shuttle/

市内中心部では、電気自動車による無料シャトル「ベルホップ」が走っています。2023年8月に運行が開始されたサービスで、ベルビュー市のダウンタウンを中心に半径4マイル（約6.4km）のエリアで配車が可能。Circuitのアプリから配車できる手軽さで、観光の強い味方となっています。

■公式ページ：https://www.visitbellevuewa.com/bellhop/

都会的な便利さと自然のバランスが心地よく、日本人旅行者にも安心して過ごせる町・ベルビュー。湖畔の豪邸を眺めながらのワシントン湖カヤック、世界各国の味を楽しめる多彩なレストラン、最新テクノロジーを体験できる施設やおしゃれなカフェなど、ベルビューの魅力は多岐にわたります。シアトルの喧騒から少し離れ、落ち着いた空気のなかで過ごす時間は、旅のリズムを整えてくれるはず。1日では回りきれないほどの魅力を秘めたベルビューで、ぜひ自分だけのお気に入りの時間を見つけてみてください！

TEXT&PHOTO：鈴木優子
（取材協力：ベルビュー観光局）