特集「弾丸トラベルガイド」
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アジアの主要なハブ空港のひとつである、韓国の仁川国際空港。仁川国際空港でトランジットするなら、乗り継ぎ方法や待ち時間の過ごし方を事前に知っておくと安心です。この記事では、仁川国際空港での乗り継ぎの流れから、ラウンジやホテル、ショッピングなどの過ごし方まで解説。空港の外に出て観光を楽しみたい人におすすめのスポットも紹介します。
仁川国際空港(ICN)は、ソウル中心部から西へ約50kmに位置するアジア有数のハブ空港。韓国最大の空港であり、日本からは日本航空(JAL)やANAなど多くの直行便が運航しています。
近年、高油価・高為替レートをはじめ、中東のハブ空港経由を避けたアジア経由の代替ルートの需要増加などの理由で、航空会社では経由便が増え、仁川国際空港で乗り継ぎする人が増えています。
2026年7月20日の韓国国土交通部の航空情報ポータルシステムによると、大韓航空の2026年上半期における仁川国際空港経由の乗り継ぎ客は前年同期に比べて22.5%増加し、アシアナ航空も15.0%増加、LCC(格安航空会社)の場合、ジンエアーが51.2%、ティーウェイ航空が27%、チェジュ航空は18.1%増加しています。また、国際空港評議会による2026年上半期の世界空港ランキングでは、これまで10年以上にわたり首位だったドバイ空港をおさえ、仁川国際空港が国際線旅客数3839万人と暫定1位を記録しています。
ここからは、そんな仁川国際空港での乗り継ぎ方法や空港での楽しみ方を紹介します。
仁川国際空港には、第1ターミナル(T1)、第2ターミナル(T2)、コンコースの搭乗口があります。まずは、各ターミナルからの乗り継ぎ方法を紹介します。
第1ターミナルに着いて第1ターミナルで乗り継ぎする場合、飛行機を降りて緑の「乗り継ぎ(Transfer)」の目印に沿って進み、2階の保安検査を通過します。その後、第1ターミナル3階の搭乗ゲートへ移動し、飛行機に搭乗します。
第1ターミナルに着いてコンコースで乗り継ぎする場合、飛行機を降りて緑の「乗り継ぎ(Transfer)」の目印に沿って進み、2階の保安検査を通過します。その後、第1ターミナル3階のシャトルトレインプラットホーム入口へ移動し、エスカレーターで2階分降り、シャトルトレインに乗車。コンコースに到着したら、コンコース3階の搭乗ゲートへ移動し、飛行機に搭乗します。
第1ターミナルに着いて第2ターミナルで乗り継ぎする場合、飛行機を降りて緑の「乗り継ぎ(Transfer)」の目印に沿って進み、2階の保安検査を通過します。その後、第1ターミナル3階のシャトルトレインプラットホーム入口へ移動し、エスカレーターで2階分降り、シャトルトレインに乗車。コンコースに到着したら、一度下車し、第2ターミナル行きのシャトルトレインに乗車します。第2ターミナルに到着後、搭乗ゲートへ移動し飛行機に搭乗します。
第2ターミナルから第1ターミナルに移動する際には、第2ターミナルからシャトルトレインを利用してコンコースに移動し、コンコースで一度下車したあと、第1ターミナル行きのシャトルトレインに乗車し移動します。
飛行機を降りて緑の「乗り継ぎ(Transfer)」の目印に沿って進み、乗り継ぎゲートの入口を入って保安検査を通過し、出発ゲート3階へと進んだ後、搭乗ゲートから飛行機に搭乗します。
乗り継ぎ時間を利用して一度韓国へ入国し、ソウルや仁川市内などを楽しむ場合は、飛行機を降りて青の「到着(Arrivals)」の目印に沿って進み、入国審査を通過したあと、荷物がある場合はターンテーブルで手荷物を受け取ります。
再度空港へ戻り、乗り継ぎする際は、保安検査や出国審査を通過し搭乗ゲートへ向かいます。
仁川国際空港内での乗り継ぎの待ち時間をより快適に過ごせる宿泊・休息施設、レストラン・カフェ、ショッピング、韓国の文化体験施設などをご紹介します。
第1・第2ターミナルの4階に、無料で24時間仮眠がとれる「ナップゾーン」があります。プライバシーパーテーション付き仮眠用ベッドが用意されており、充電もできるようになっています。
ナップゾーンのすぐ近くには、リクライニングシートが完備された「リラックスゾーン」があり、ナップゾーンのように横になることはできませんが、充電もでき、軽い休憩におすすめ。
またその近くに、静かに本などを読める「コージーゾーン」もあるので、軽く休みたいときや「ナップゾーン」や「リラックスゾーン」が空いていないときなどの利用に最適です。
ナップゾーンの詳細情報
仁川国際空港内の出国エリアには、ビュッフェスタイルの食事をしながら快適に待ち時間を過ごせるラウンジがあります。フライト時間や利用ターミナルによって、使いやすいラウンジを利用してみてはいかがでしょうか。
アシアナ航空および大韓航空のラウンジの場合、利用条件(搭乗クラスや会員ステータスなど)を満たしていると無料で利用できます。
スカイハブラウンジは、第1ターミナルに2ヵ所、第2ターミナルに2ヵ所、コンコースに1ヵ所あるラウンジ。プライオリティ・パスなどの対象ラウンジ会員証で利用できるほか、有料で利用することも可能です。
チェユクポックムや唐揚げ、サラダ類、韓国ナムル、韓国おでん、デザート、パン、和食、韓国カップラーメン、ソフトドリンク、アルコールなど、バラエティ豊かなメニューをビュッフェスタイルで楽しめます。ラウンジのなかでもメニューの種類が豊富で、モロッコ発祥のバシャコーヒーも味わえます。
スカイハブラウンジの詳細情報
マティナラウンジは、ウォーカーヒルホテルが運営する仁川空港トランジットホテルに併設されたラウンジ。トランジットホテルを利用する宿泊客の朝食スペースとしても利用されています。プライオリティ・パスなどの対象ラウンジ会員証で利用できるほか、有料で利用することも可能です。
第1・第2ターミナルどちらもビュッフェスタイルですが、提供されるメニューが少し異なり、第1ターミナルの場合、朝食時間はアメリカンスタイルで提供され、ランチおよび夕食時には唐揚げやトンカツ、サラダ、チーズ、スープ、季節のフルーツ、ビールなどが提供されます。第2ターミナルでは、アペタイザー料理にホットディッシュ、即席ビビンバ、ビール、ワインなどが提供されます。
マティナラウンジの詳細情報
第1・第2ターミナルおよびコンコースには、新羅免税店や新世界免税店、ロッテ免税店、現代免税店が併設され、6時30分~21時30分まで利用でき、一部24時間営業しているところもあります。免税店でショッピングするなら、コンコースより第1・第2ターミナルのほうが免税品の数が豊富でおすすめです。
免税店の詳細情報
仁川国際空港内で宿泊したい場合は、セキュリティエリア内で宿泊できるトランジットホテルと、一般エリアの空港鉄道のある交通センター1階のカプセルホテルを利用できます。
トランジットホテルには、ビジネスセンターが併設され、第1ターミナルにはフィットネスセンター、第2ターミナルにはエアカフェが併設されています。第1・第2ターミナルのトランジットホテル間での移動はできないため、ご注意を!
トランジットホテルの詳細情報
スタンダードルームの場合、ダブル(クイーンサイズ)ベッドまたはシングルベッドから選択可能
20時以降のチェックインの場合は、基本12時間利用
6時間利用の場合は、午前8時以降に利用可能
短時間で休憩したい場合は、3時間だけ利用できるカプセルホテルがおすすめ! 第1・第2ターミナルの交通センター内にあるカプセルホテル「DARAK HYU」の場合、シャワールームなしのシングルベッド&ダブルベッド、シャワールーム付きのシングルベッド&ダブルベッドから選択できます。
部屋にシャワールームがない場合は、24時間利用できる共同シャワールームを使用でき、タオルは各部屋に、シャワー用品はシャワールームに用意されています。
DARAK HYUの詳細情報
第1・第2ターミナルには、一般エリアおよび免税エリアにフードコートやレストラン、カフェなどがあります。フードコートは24時間営業しているので、夜中のトランジットでも安心して食事ができます。
プレイーティングフードコートの詳細情報
グルメブリッジフードコートの詳細情報
第1ターミナル4階免税エリアに入る前にもフードコートがあり、韓国料理やアジア料理、人気カフェチェーン「A TWOSOME PLACE」など12店舗が入るフードストリートがあります。
第1ターミナル 一般エリア(4階)フードコートの詳細情報
また、第1ターミナル3階免税エリア28ゲート近くには、24時間飛行機を見ながら本や新聞、雑誌などを楽しめる「スターバックスブックカフェ」があり、休憩時間や食事後のリラックスタイムを過ごすのにおすすめです。
スターバックスブックカフェの詳細情報
仁川国際空港には、無料で楽しめるアートが多数あり、第1ターミナルにはマクロシネマトグラフィーアートやモニュメント、作家キム・ソヨンの螺鈿アート、韓国の伝統家屋を代表する瓦葺き屋根の家や東屋を再現した「韓国文化通り」などがあります。また、第2ターミナルには現代彫刻家アニッシュ・カプーアやジョンワン、韓国美術作家オ・スンミの作品などさまざまなアートが点在しています。
王家の散歩行列や無料の韓国文化体験も楽しめ、乗り継ぎ客(トランジット)向けの韓国文化体験ゾーン「K-Culture Zone」では韓国の伝統衣装やハングルカリグラフィーなどを体験できます。
また「韓国伝統文化センター」では、無料の韓国文化体験プログラムをはじめ、伝統工芸グッズなども購入できます。
K-Culture Zoneの詳細情報
韓国伝統文化センターの詳細情報
仁川国際空港では、トランジットで仁川国際空港を訪れる乗客のための「トランジットツアー」プログラムがあります。滞在時間が24時間未満の乗り継ぎ客を対象に、仁川国際空港からバスで韓国の有名観光地を巡るオフィシャルツアーが用意されています。「景福宮・仁寺洞巡り」の景福宮入場料金は発生しますが、基本的には無料で参加可能です。
予約は、トランジットツアー予約サイトからでき、日本国籍の場合、90日以内であればビザなしで韓国に入国できるので(就労・留学・長期滞在目的の場合を除く)、乗り継ぎ時間などを考慮して参加するのもおすすめです。
| コース名 | おもな見どころ・ルート | 運行日時・時間帯 | 出発ターミナル |
| 景福宮&仁寺洞 |
空港 → 景福宮 → 仁寺洞 → 空港 (※火曜日は景福宮が休館のため、昌徳宮に変更) |
毎日9:00~14:00 | T1 & T2 |
| DMZ&第3トンネル | 空港 → 第3トンネル → 都羅展望台 → 空港 | 木 9:00~14:00 | T1 & T2 |
| 烏頭山&臨津閣 | 空港 → 烏頭山統一展望台 → 臨津閣平和ヌリ公園 → 空港 | 水・木 9:00~14:00 | T1 & T2 |
| DMZ&愛妓峰 | 空港 → 愛妓峰平和生態公園 → 空港 | 月 9:00~13:00 | T1 & T2 |
| 旧邑フェリー&月尾公園 | 空港 → 旧邑船着場(カモメのエサやり体験) → 月尾公園&新浦国際市場→ 空港 | 火・土・日9:00~13:00 | T1 & T2 |
| 弘大ストリート | 空港 → 弘大ストリート → 空港 | 月・火・土・日 14:00~18:00 | T1 & T2 |
| 旺山マリーナ&ラーメンライブラリー | 空港 → 旺山マリーナ&ラーメンライブラリー → 空港 | 水・木・金 15:00~18:00 | T1 |
| 新浦国際市場 | 空港 → 新浦国際市場 → 空港 | 毎日 15:00~18:00 | T2 |
| モレネ市場&蘇莱浦口 | 空港 → モレネ市場 → 蘇莱浦口 → 空港 | 月・火 10:00~15:00 | T1 & T2 |
| 松島セントラルパーク | 空港 → 松島セントラルパーク → 空港(インチョンシティツアーバス利用) | 水〜金 10:50/11:50/12:50 | T2 |
| セルフツアー | 交通カード・観光案内を受けて自由に散策 | 自由設定 | – |
仁川国際空港第1ターミナルからタクシーで約15分、バスで約20分のところに、オーシャンビュールーフトップと足湯風呂のあるチムジルバン「仁川潮湯」が2025年12月にオープンしました。
1階はロビー、2階には大浴場と4種類(麦飯石サウナ、塩サウナ、黄土サウナ、フィトンチッドサウナ)のサウナを完備したチムジルバンがあり、3階にはマッサージチェアや娯楽ルーム、カフェなどがあります。
4階屋上にはルーフトッププールや足湯風呂が併設され、西海を一望しながらプールや足湯を楽しめます。ルーフトッププールを利用する際は水着が必要ですが、足湯を利用する際にはチムジルバンでレンタルできるチムジル服で利用できます。
仁川潮湯の詳細情報
少し遅い時間でもお肉が食べたいなら、深夜2時まで営業している「伝統チプ」の熟成キムチと豚肉の鉄板焼きを味わってみてはいかが? 熟成キムチと豚肉の鉄板焼きを食べたあとは、3000ウォン追加して「特味ポックンパプ(炒飯)」でしめるのがおすすめです。
伝統チプ雲西店の詳細情報
また、朝早くから深夜まで営業している約20時間営業の「トンナムチプ雲西店」では、牛前バラ肉入りコムタンや牛胃袋とコプチャン鍋のヤンゴプタンを楽しめます。
トンナムチプ雲西店の詳細情報
雲西駅周辺には、韓国に来たらぜひ足を運びたい大型マートやオリーブヤング、ダイソーなどの買い物スポットも点在しています。
ロッテマートでは韓国食品や流行りのお菓子、オリーブヤングでは人気の韓国コスメ、ダイソーでは韓国限定のダイソーコスメやサンリオグッズなどを購入し、限られた時間で思いきりショッピングを楽しんでみてはいかがでしょうか?
ちなみにオリーブヤングは仁川国際空港の第1・第2ターミナルの地下1階にもあり、朝6時からオープンしています。
ロッテマート永宗島店の詳細情報
ダイソー仁川雲西店の詳細情報
オリーブヤング雲西店の詳細情報
仁川国際空港では、食事やショッピングを楽しめるほか、ラウンジやホテル、トランジットツアーなど、乗り継ぎ時間に合わせてさまざまな過ごし方がかないます。より良い空港づくりを目指す仁川国際空港のサービスを通じて、快適な空港での時間を過ごしてみてはいかがでしょうか?