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スイスの基本情報と観光ガイド・有名観光スポット
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スイスの首都であるベルン。この記事ではベルンの基本情報から市内の交通手段、主要観光スポットまで、ベルンについて詳しく解説します。本記事をベルン旅行の参考にして、充実した時間を過ごしてください。
ベルンは、スイス西部に位置するスイスの首都。中心をアーレ川が大きく蛇行しながら流れ、川に囲まれるように旧市街が築かれています。ベルンは交通の要衝であり、周辺の地域に足を延ばす際の拠点としても便利。アイガー・メンヒ・ユングフラウなどアルプスの名峰が連なるベルナーオーバーラント地方の入り口にあたり、ベルンの町からは遠くに雄大な山々を望むことができます。
ベルンは、12世紀にツェーリンゲン公ベルヒトルト5世によって、ニィデックという小高い丘を中心に造られました。町の名は、彼が最初に捕らえた動物がクマ(Bär)だったことに由来するという逸話があり、現在でもクマは町のシンボルとしてベルン州の紋章や時計の仕掛け人形などいたるところで出合えます。町は中世には商業都市として発展し、宗教改革やナポレオン戦争などを経て、1848年にスイスの連邦国家が成立すると首都に選ばれました。
ベルンは国内5番目の都市。首都として近代都市の機能を備えている一方で、ヨーロッパで最も古いといわれる15世紀の町並みが残り、1983年には旧市街がユネスコの世界遺産に登録されました。オレンジ色の屋根と石造りの建物が連なる町並みは、アーレ川に囲まれた自然と調和し、散策に最適。アルプスの山々が広がるベルナーオーバーラント地方にも近く、中世の面影を感じる歴史的な側面と美しい自然が融合した魅力的な町です。
ベルンは比較的治安がよく、日中は旧市街や観光地を安心して歩くことができますが夜間や人通りの少ない場所では念のため注意が必要です。スリや置き引きなどは人出のある観光地や公共交通機関で発生することがあるため、貴重品の管理には注意しましょう。基本的な防犯意識をもてば、快適に滞在できる町です。
日本とベルンの標準的時の時差は8時間で、ベルンが日本よりも8時間遅れています。スイス国内の時差は存在しないため、国内の移動時に時差を気にする必要はありません。なお、スイスではサマータイムを実施しており、実施期間は毎年3月最終日曜日の午前2時~10月最終日曜日の午前3時まで、実施中は日本との時差が7時間になります。
ベルンは温暖湿潤気候で、四季がはっきりしています。春は穏やかで花が咲き始め、夏は平均20度前後と過ごしやすく、観光に最適な季節です。秋は紅葉が美しく、気温は徐々に下がります。冬は0度前後と冷え込みが厳しく、雪が降る日もありますが、アルプスに近いため冬ならではの自然も楽しめます。年間を通じて降水量は比較的多く、突然の雨に備えて折りたたみ傘があると便利です。
ベルンに空港はありません。ベルンにアクセスするには、チューリッヒ空港からインターシティ(IC)と呼ばれる特急列車に乗り約1時間20分、チューリッヒ中央駅からはICまたは急行列車(インターレギオナル、IR)で約1時間~1時間30分、ジュネーブ駅から約2時間かかります。
ベルン市内のおもな見どころは徒歩で巡ることができますが、鉄道駅から離れたホテルに行く場合などは「BERNMOBIL(ベルンモービル)」が運行するトラム(市電)やバスを利用すると便利です。
ベルン市内を走行するトラムは全5路線あり、旧市街やベルン駅、主要観光スポット、大学などを結んでいます。路線図はいくつかのゾーンに分けられ、乗車料金はゾーン単位で定められています。乗車券は、停留所に設置された自動券売機で購入でき、1時間有効の短距離券や1日券などの種類があります。
なお、ベルン市内の宿泊客には「ベルン・チケット」と呼ばれるパスが配布され、市内の大半の観光スポットを含むゾーン100、101で、トラムやバスなどの公共交通機関が乗り放題になります。
ベルン市内を走るバスは路線が多く、市内全域や郊外まで幅広くカバーしている移動手段。乗車券は、トラム同様に停留所に設置された自動券売機で購入でき、1時間有効の短距離券や1日券などの種類があります。なお、バスも「ベルン・チケット」を利用できます。
ベルンの旧市街は中世の面影を色濃く残す街並みが魅力で、1983年にユネスコの世界遺産に登録されました。東西1km、南北300mほどの細長いエリアに、石造りのアーケードやショップなどが立ち並び、散策するだけでタイムスリップしたような気分に。彫像が印象的な水飲み場が100ヵ所以上残されているほか、スイスで最も高い塔をもつベルン大聖堂やアインシュタインが暮らしていた家など、見どころが点在しているのも特徴。
ベルナー・ミュンスターは1421年に着工し、1893年に完成した後期ゴシック様式の傑作。高さ100mを超える尖塔からは、ベルンの町並みと郊外の豊かな森、晴れた日にはアルプスの絶景まで一望できます。正面の扉に描かれた「最後の審判」の彫刻や美しいステンドグラスも見どころです。
旧市街のメインストリートのほぼ中央に位置し、1218年から時を刻んできた時計塔。毎時56分になると仕掛け時計が動き出し、多くの観光客が足を止める人気スポットです。地元の人々からは「Zytglogge(ツィットグロッゲ)」という名で親しまれています。内部のガイドツアーに参加すると、時計の仕掛けを見ることができるので、気になる人はぜひツアーに参加してみてください。
スイスの首都・ベルンの基本情報から人気観光スポットまで、ベルンの特徴や魅力をご紹介しました。この記事を参考に、ぜひベルン旅行を計画してみてはいかがでしょうか?