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台中から北西へ約20km、大甲溪の河口に広がるおよそ1500ヘクタールの高美湿地は、潮、天気など条件が重なると周りの風景を鏡面のように反射させることから、「台湾のウユニ塩湖」と呼ばれ近年注目を集めている。
高美湿地は絶滅危惧種の動植物が生息する野生生態保護区。湿地にはおよそ500mの木道が渡してあり、先端以外から湿地内に入ることは禁止されている。湿地には100種以上の鳥が生息しており、バードウォッチングを楽しんでいる人も多い。
周辺には海から吹き付ける風を利用した風力発電の施設が立ち、人工物と自然の景色が融合して独特の景観をつくり出している。
空や雲、風力発電のプロペラが水面に反射して見られる鏡張りの景色は高美湿地が「台湾のウユニ塩湖」といわれるゆえん。鏡張りの景色を見るにはいくつかの条件が重なる必要があるので、訪れる際は気にかけよう。
高美湿地は海に面した湿地帯のため潮の満ち引きがある。鏡張りの景色は干潮時に見られるので、訪れる前に官庁時間を確認しよう。
天気は晴れた日がベスト。日中はもちろん、夕日の光でオレンジ色に染まった水面に景色が映し出される様子はとても神秘的だ。
風が吹くと水面に波がたってしまい景色がうまく反射しない。できるだけ無風の日に訪れるのがおすすめ。