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台南駅から徒歩で約15分の場所にある赤崁樓は、台南を代表する歴史的建造物だ。もとは1653年にオランダ統治時代に建てられた城で、プロビデンシャ城(紅毛城)と呼ばれていた。1661年にオランダ勢力を駆逐した鄭成功は、この城を承天府と改名し、政治の中心地とする。その後、地震で楼閣が全壊するなど、移り変わる政権による改築や取り壊しを経て、今の姿になった。入口を入って正面に見えるのは、赤崁樓の側面。プロビデンシャ城の姿は想像するしかないが、基礎はオランダ統治時代のもの。
赤崁樓は海神廟と文昌閣からなり、海神廟には「赤嵌樓」と書かれた扁額が掲げられている一方で、文昌閣には「赤崁樓」と書かれた扁額が掲げられており、どちらが正しいのか論争になったこともある。文昌閣には赤崁樓の修復に尽力した日本統治時代の台南市長、羽鳥又男の胸像も置かれている。どちらの楼閣にも上ることができ、周辺の眺めを楽しんだり、精巧な屋根飾りを間近に観察することが可能。文昌閣の裏に残るオランダ時代の赤レンガの城壁は日本統治時代に発掘されたものだ。
夜はライトアップされ、庭でコンサートなどのイベントが開かれることもある。昼とはまた違った楽しみ方もできる。
清代の趣を残すノスタルジックな神農街、個性派ショップが集まる正興街などぶらぶら歩いての散策が楽しい人気ストリートも充実。新旧の観光スポットがギュッと詰まった見どころ満載のエリアだ。
周辺での観光を終え、金華路を北上する0右バスに乗れば、台南最大規模の夜市、花園夜市へ向かえる。
神農街
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