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【タイ】2025年6月1日~、タイではバイク・バイクタクシー乗車時のヘルメット着用の取り締まりを強化(罰金有)。その内容を解説

Taeko

Taeko

タイ特派員

更新日
2025年6月23日
公開日
2025年6月23日
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はじめに

©︎Photography ecobkk バイク移動も多いタイの風景

皆様、サワディーカー。2025年6月1日より、タイ陸運法が改正され、タイでは、バイク乗車時のヘルメット着用の取り締まりを強化していますので、お知らせします。

バイク、バイクタクシー乗車時の注意点

©︎Photography ecobkk ヘルメットを着用していない人が多いエリアも(2025年6月18日撮影)

記事「タイの乗り物まとめ!電車、トゥクトゥク、ソンテオの乗り方を紹介 | 地球の歩き方」で紹介したことがありますが、タイではバイクやバイクタクシーも便利な移動手段の1つとなっています。バイクタクシーは、在住者の間では便利な乗り物の1つとなっている一方で、タイはバイク事故による死亡率が東南アジアで最も高く、乗車を禁止している会社もあるほどです。

タイでのバイクにまつわるよく見聞きする事故としては、発車時に後ろに振り落とされてしまって落ちたり、カーブや段差で転んだり、雨の日で滑ったり、後ろからやってきたバスにひかれたといった事故があり、統計では頭部外傷によるバイクの死亡事故が多くなっています。

取り締まり強化の概要

2025年6月1日から、タイ警察(Royal Thai Police)は、全国規模で「セーフ・ロード・プロジェクト(Safe Roads Project)」を施行し、交通量の多い主要幹線道路、事故多発地域、教育機関の多い場所等、リスクの高い94の道路において、バイク運転者および同乗者のヘルメット着用を厳格に取り締まることを発表し、交通事故による死亡者数の削減を目指しています。

94ヵ所については、タイ語ニュースを参照していただければと思うのですが(บังคับใช้กฏจราจรทั่วปท.วันแรก-เปิดชื่อถนนปลอดภัย94แห่ง – Police News Varietiesในประเทศ – เช็คที่นี่! เปิดชื่อ‘ถนน 94 จุด’ทั่วประเทศ เข้ม‘กม.จราจร’ คิกออฟวันนี้พร้อมกัน参照)、バンコクでは、パヤータイ地区、チャトゥチャック地区、ラクシー地区、ドーンムアン地区、ドゥシット地区での取り締まりが強化されていると思います。

2025年6月現時点では、後部座席にいる同乗者のヘルメット着用率が上がったものの、ヘルメットを着用していない人も散見されますが、タイ道路交通法第122条に基づき、ヘルメット未着用の運転手または同乗者には最大2,000バーツ(運転手と同乗者の両方が未着用の場合には倍額の最大4,000バーツ)の罰金が科せられる可能性があります。

乗車時に使用するヘルメットの注意点

バイクタクシー乗車時、運転手がヘルメットを貸してくれることがあり、筆者は一度だけ借りたことがありますが、下車した後も、ニオイがすごすぎて、二度と借りたくないと思うほどでした。ベトナム在住の友人に話したら、ヘルメットをかぶる前に、フードをかぶったり、シャワーキャップをかぶるのが一般的だと教えてもらいました。また、運転手が必ずしもヘルメットを持っているわけではありませんので、タイ旅行、タイ生活の機会のある方で、バイク、バイクタクシーに乗るという人は、これを機会にヘルメットを所有しておくとよいと思います。ヘルメットを所有していない人は、バイクタクシーに乗るという選択肢はなくなったという理解でもよいかもしれません。

最後に

©︎Photography ecobkk タイ・バンコクの風景

以上、タイでバイク乗車時のヘルメット着用が義務化されたとも言われるヘルメット着用の取り締まり強化のお知らせでした。それでは、皆様、サワディーカー。

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