【ドイツ】ハンブルクの歴史が息づく名所を歩く!世界遺産の倉庫街と川の下を通る旧エルベ・トンネル
2026.6.10
キーワードで検索
グリュエッツィGrüezi!夜のチューリッヒ中央駅からこんばんは!今回は、オーストリア国鉄ÖBBの“ナイトジェットNightjet”をご紹介します。ナイトジェットは、オーストリアをはじめ、ベルギー、ドイツ、イタリア、オランダ、スイスなどのヨーロッパの主要都市間を走る夜行・寝台列車。2023年12月からは新世代車両が導入され、順次切り替えが進められています。
今回は、スイスのチューリッヒからドイツのハンブルクへ。いざ、出発進行!
時刻は夜9時前。この時期のヨーロッパは日が長く、チューリッヒも外はまだ明るさが残っています。ホームに停車中のナイトジェットを発見!見るからに新しい車両に心が躍ります。
チューリッヒ~ハンブルク線は、2025年12月から新世代車両に切り替わりました。電気機関車が牽引する車両には、座席車のほか、クシェット車(簡易寝台車)や個室スタイルの寝台車があり、旅の予算やスタイルに合わせて選べる多彩な車両が連結されています。
筆者家族が予約したのは、寝台車よりも値段が安いクシェット。新世代クシェット車両には、4人用クシェットのほか、日本でお馴染みのカプセルホテルのような1人用の鍵付きのミニキャビンがあります。
4人用クシェットは相部屋が基本ですが、部屋を貸し切ることも可能。筆者家族はプライベート空間を確保するため、4人用クシェットを個室(プライベートコンパートメント)として予約しました。家族旅行には貸し切りがおすすめです。
クシェットは簡易寝台なので室内に水回りはなく、トイレや洗面台は共用のものを利用します。シャワーは共用のものもありません。
注目のお部屋がこちら!シンプルかつモダンなデザインです。4つの固定されたベッドには、薄い毛布、シーツと枕が置いてあり、睡眠するには十分の設備が備わっています。
テーブルの上に置いてあったのは、パックのお水とオーストリア銘菓「マンナーManner」のウエハースの嬉しいおもてなし。
気になる収納面は、ベッド下にスーツケースを置けるほか、壁面に荷物用フックもあり。
さすが新世代車両ともいうべき、近代的なコントロールパネルがありました。温度や照明を調節できるほか、トイレや洗面台の使用状況も一目で分かります。さらに、クルーに軽食やドリンクを注文する際にも利用できる呼び出しボタンまで完備されており、車内で快適に過ごすための設備が整っています。
おまけに照明の色を変えられるという、遊び心あふれる機能も。
充電設備にいたっては、コンセント、USBポート、ワイヤレス充電パッドが各ベッドに完備されているという充実ぶり。フリーWiFiもあり。
以前、ナイトジェットの旧型車両に乗車したことのある筆者家族にとっては、この新世代車両の申し分のない設備には驚かされるばかりでした。
でも、実は、ひとつだけトラブルがありました。部屋の鍵(カードキー)がなかったのです。4人用クシェットはホテルと同じオートロック仕様で、内側からダブルロックもかけられますが、全員で部屋を離れるとカードキーなしでは入れなくなってしまいます。
クルーによると、「前のお客さんが持って帰ってしまったのかも」とのことでしたが、すぐに対応してくれました。新しいカードキーを持ってきては動作を確かめたりと試行錯誤を重ねて、3回目に来てくれた時に無事解決。誠実で丁寧な対応に好感が持てました。
チューリッヒ~ハンブルク線では、バーゼルSBB駅やフライブルク中央駅、フランクフルト南駅などの駅に停車します。夜が深まるにつれて走行中の車窓は真っ暗で景色は見えませんが、駅に停車するたびに、夜遅くに帰宅する人々の姿や、人影のない静まり返ったホームなど、寝台列車ならではの景色を楽しむことができました。
一方、深夜や早朝にも駅に停車し、誰でも乗車できてしまうため、スリや盗難には注意が必要です。新世代ナイトジェットのクシェットはセキュリティ面の向上を実感しましたが、油断はせず、貴重品は身近に置き、荷物はなるべく入口から遠い方へ置いておくことが大事。就寝中は内側からダブルロックをかけることも忘れずに。
一番気になる寝心地についてですが、ベッドの幅は寝返りをうつには少し狭いものの、寝台列車としては十分な広さがあり、概ね快適に眠ることができました。
2段ベッドの上段で眠る場合は、はしごを使って上り、ベッドの中央部と天井の間に、丈夫な落下防止ネットを張ることができます。ちなみに、はしごを設置すると室内の通路スペースがかなり狭くなります。
部屋の場所によると思いますが、筆者家族の部屋の隣には機械室のようなところがあり、機械音が少し気になりました。音に敏感な方は念のため耳栓を用意しておくと安心です。
クシェットには、簡単な朝食が付いています。到着の1時間ほど前に、車掌さんが袋に入った朝食を持ってきてくれました。オーストリアらしいパンが2個とバターとジャム。ドリンクは、夜の検札の際に希望を聞かれ、コーヒーや紅茶、子供向けにはジュースや水から好きなものを選ぶことができました。
車窓を流れる見知らぬ土地の景色を眺めながらの朝食タイムは格別でした。
時刻は朝の8時。ほぼ定刻どおりにハンブルク中央駅に到着!筆者家族は駅の近くのホテルを予約していたので、先にホテルに荷物だけ預けて、そのまま観光へ。
ナイトジェットは都市の中心部にある駅にダイレクトに到着するので、朝から時間をフルに有効活用できるという魅力があります。
ナイトジェットはいかがでしたでしょうか。
予約内容によっては、飛行機代+ホテル代の合計より安く抑えられることも。睡眠と移動を同時にこなせるため、時間を有効活用できるのが嬉しいポイント。
寝台列車という特別な体験も味わえるので、ヨーロッパ内の移動で利用してみてはいかがでしょうか。人気があるので早めの予約がおすすめです。
■ナイトジェットNightjet
URL:https://www.nightjet.com/en/#/home