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【タイ】航空機への受託手荷物の開披検査に関する新規則を施行

HITOMI

HITOMI

タイ特派員

更新日
2026年10月22日
公開日
2026年10月22日
©HITOMI

タイでは2026年10月16日から、タイ民間航空局(CAAT)が定めた「航空機に搭載する受託手荷物(預け入れ手荷物)の検査に関する告示」に基づき、乗客や手荷物の所有者の立ち会いがなくても、受託手荷物を開披して検査できるようになりました。この措置は、航空保安を国際的な基準や各国の実務に合わせるとともに、乗客を呼び戻してスーツケースを開けてもらう手間をなくし、出発前の遅延を減らすことを目的としています。

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不審物が疑われる場合は、乗客不在でも検査が可能

受託手荷物に不審物、爆発物、禁止物品、危険物、その他航空機への搭載が禁止されている物品が含まれていると疑われる場合、空港運営者の検査担当職員は、乗客や手荷物の所有者の立ち会いなしに手荷物を開披して検査できます(第3条2項)。

開披検査の状況を記録し、手荷物の中に通知書を入れる

受託手荷物を開披して検査する場合、空港運営者は手荷物を開披する際の状況を画像として記録する必要があります。また、検査担当職員が職務上の権限に基づいて開披検査を行ったことを示すため、検査後には「Notice of Baggage Inspection(手荷物検査通知書)」を手荷物の中に入れます(第4条)。

鍵が開かない場合は破壊される可能性も

受託手荷物のロックシステムが、航空保安で使用される標準的な工具で開錠できない場合、検査担当職員は検査のためにロックシステムを破壊することがあります(第7条2項)。

©︎HITOMI

検査に伴うロック破壊による損傷は補償請求の対象外

検査に必要な措置としてロックシステムを開錠もしくは破壊したことにより損傷が生じた場合、国際基準に従った民間航空の保安確保を目的として、法的権限に基づき職務を遂行した結果とみなされ、空港運営者や検査担当職員に対する損害賠償・補償の請求権は生じないと定めています(第7条3項)。また、貴重品や壊れやすい物、大切な持ち物については、受託手荷物に入れることを避けるよう呼びかけています(第7条4項)。

出発前に手荷物の中身とロックを確認

・受託手荷物は、開披検査に備え、TSAロックなど、標準的な工具で開錠できるロックシステムの使用が推奨されています。
・受託手荷物に入れられる物品については、タイ空港公社(AOT)の「Pick and Pack」サイトで確認できます。英語で品名を検索する必要があるため、探している物品の英語名がわからない場合は、確認に手間取ることもありそうです。例えば、モバイルバッテリーは、「Spare Lithium Batteries」または「Power Bank」の項目で確認できます。

■告示原文(เรื่อง การตรวจค้นสัมภาระลงทะเบียนที่จะบรรทุกไปกับอากาศยาน พ.ศ. ๒๕๖๙)
https://www.caat.or.th/laws-regulations/197717/

■タイ空港公社(AOT)「Pick and Pack」
https://pickandpack.airportthai.co.th/language/en/homepage-eng/

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