第5話「タイランド・ビエンナーレ&アカ族 inチェンライ」アート巡りやアカ族の村の取材レポートに続く!
キーワードで検索
テレビ大阪・BSテレ東ほかで放送中の「ドラマ 地球の歩き方」。次の舞台はタイ。アートに造詣が深い、俳優・森山未來がタイのアートに触れ「アートとは何か」を見つめ直す旅へ。第1話はバンコクのリバー・シティ&クローン・バーン・ルアンで最新アート巡り。街のいたるところに描かれたグラフィティアートも訪ね歩きます。
バンコクに到着! まずは本場のタイ料理を堪能すべく「シーロム市場」へ。
カオマンガイ、パッタイ、トムヤムクン…定番のタイ料理はもちろん、ここでしか食べられないローカル料理までずらりと並んでいます。
なかでも、クリーミートムヤムヌードルは、まろやかなスープにスパイスの辛味がきいて絶品です!
地元の方にとっては日々の食材を調達するための生活に欠かせない市場。新鮮な野菜やフルーツ、肉や魚を販売する屋台も多くあります。
いよいよ今回の旅の目的、タイアート巡りへ。
「マムアンちゃん」というキャラクターなどで有名な漫画家・タムくん(ウィスット・ポンニミットさん)と合流し、アート商業施設「リバーシティ・バンコク」を案内してもらいました。
リバーシティ・バンコクはアーティストとコレクターが集い同じ空間でアートを共有できる、「アートの中心地」。タムくん曰く「こうした施設があることで、アートに興味をもつ若者も増えている」のだそう。
では、施設の中をご紹介しましょう。
1階の「ショップフロア」では、トレンドの作品やグッズ、骨董品が販売されています。“ゾウグッズ”のような、タイならではのお土産を購入できるお店も。
3階には「アーティスト・イン・レジリエンス」といって、アーティストがコレクターたちと交流したり、作品を販売したり…と、自由に使える制作スペースまであります。
さらに、2階の「ギャラリーフロア」では、6つのギャラリーが並び、約200点もの作品の展示や販売ができるんです。訪れた際も、いろんな作品が展示されていました。
タムくんと次に向かったのは、水上マーケット「クローンバーンルアン」。バーンルアン運河沿いにお店が軒並み並んでいます。
私たちが向かったのは、アーティスト・ハウス「バーン・シラピン」。店内は、アート作品が製作・展示されているほか、版画作品やオーナメント、ポストカードなどのグッズも販売されているので、お土産選びにもちょうどいいです。
ペインターであるオーナーの「みんなにもアートをやってもらいたい」という思いから、店内では自由に筆や絵具を使って絵を描くこともできます。
続いて、タイのグラフィティ・アート巡りへ。
実は、バンコクは世界屈指のグラフィティ都市。街のいたる所にグラフィティ・アートが描かれています。
そこでタムくんに、世界的に有名なグラフィティ・アーティストのアレックス・フェイスさんを紹介してもらい、会いに行くことに。彼の作品のシンボルは、3つの目があるウサギのキャラクター「マルディ」。彼がどんな思いで「マルディ」を生み出したのかは後ほど。
私たちがアレックスと待ち合わせた場所は、数々のグラフィティ・アートが描かれた「チャールムラー公園」。ここでは誰もが自由にアートを描けるので、描き換えられることもあるのだとか。もちろん、彼の「マルディ」もありました。
次にアレックスが紹介してくれたのは、センセープ運河沿いにあるグラフィティ・アート。
ここは、バンコクの中心を東西に流れるボートの船着場。運河を挟んだ両端の道にびっしりとアートが描かれていて、見ごたえがあります!
運河沿いにある「Jee Nee Thaiレストラン」の隣の空き地に入ると…ここでも「マルディ」を発見! 近くにあった廃車にグラフィティアートを描こうというアレックスのアイデアで、未來さんが初めてのグラフィティに挑戦。2人の思い出の共同作品が完成しました!
最後にアレックスが紹介してくれたのは、彼にとって人生で初めて大きな壁に描いたという特別な作品「バンコクのための平和」。
2016年にタイの政治的な問題などに苦しむ人たちを見て平和についての作品を作りたかったんだ、と話してくれました。実は彼の「マルディ」は、2009年に生まれた娘からインスパイアされて描かれたんです。
「子どもたちがこの世界をどう生きていくのか」という未来への思いが、“憂いている表情”で表現されています。
「ドラマ 地球の歩き方」はTVerで見逃し配信中!
■TVer
・URL:https://tver.jp/series/srv92dl23x