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カナダの基本情報と観光ガイド・有名観光スポット
2026.2.17
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バンクーバーから水上飛行機で約35分。ブリティッシュ・コロンビア州の州都ビクトリアを訪れてきました。バンクーバー島の南端に位置するこの町は、イギリスのビクトリア女王に由来する名前をもち、アフタヌーンティーや庭園文化など、英国らしい雰囲気が色濃く残っています。港町ならではの開放感に加え、ホエールウォッチングやガーデン散策、絶景を望むスカイウォークなど、自然を楽しむアクティビティも充実。バンクーバーからひと足延ばして訪れたい、ビクトリアの魅力をご紹介します。
ビクトリアは、バンクーバー島の最南端に位置するブリティッシュ・コロンビア州の州都。町の名前はイギリスのビクトリア女王に由来していて、アフタヌーンティーやガーデン文化など、英国らしさが色濃く残っています。州都でありながら、バンクーバーに比べると町の規模はコンパクトで、港を中心に落ち着いた雰囲気が漂います。
日本からビクトリアへ向かう場合は、日本から直行便があるバンクーバーで国内線に乗り継ぐのが一般的。バンクーバー国際空港からビクトリア国際空港までは、飛行機で約35分です。今回の旅では、往路はバンクーバーのダウンタウン近くのハーバーから水上飛行機を利用し、復路はビクトリアからバンクーバー国際空港まで飛行機で移動しました。どちらも所要時間は短く、バンクーバーと組み合わせて訪れやすい町です。
ビクトリアの中心となるのは、フェアモント・エンプレスや州議事堂が立つインナー・ハーバー周辺。港沿いを歩くだけでも、歴史ある建物やヨットが行き交う景色を楽しめます。港には小さくてカラフルな水上タクシーも走っていて、見た目のかわいらしさも印象的。近距離の移動に利用できるほか、港の風景を彩る存在として、眺めているだけでも楽しめます。
カナダ国内では、リタイア後に住みたい町としても人気があるそう。穏やかな気候と美しい町並み、海と緑に囲まれた環境を実際に歩いてみると、その理由が少しわかる気がしました。
ビクトリア Victoria
バンクーバーからビクトリアへの移動は、水上飛行機を利用しました。ダウンタウン近くのハーバーから出発し、到着もビクトリア中心部に近いため、移動がとてもスムーズ。所要時間は約35分です。
上空から海や島々を眺める時間は、移動というよりアクティビティそのもの。ビクトリアに近づくにつれて、だんだんと英国の雰囲気の建物が増えてきて、ワクワクしながらあっという間に到着しました。
ビクトリア・ハーバー空港 Victoria Harbour Airport
ビクトリアに到着してすぐ、ハーバー空港の隣からOrca Spirit Adventuresの約3時間のホエールウォッチングツアーに参加しました。4〜10月はクジラの目撃率が高いシーズンとされ、ザトウクジラ、シャチ、ミンククジラ、アザラシ、ラッコなどに出合えるチャンスがあります。
今回はシャチを見るため、ボートでアメリカとの国境近くまで移動し、シャチの群れを見ることができました。4月に参加したときは風が強く、想像以上に寒かったため、防寒対策は必須! 春や夏でも、暖かい上着や帽子を用意しておくと安心です。
Orca Spirit Adventures Zodiac Whale Watching
ビクトリアでは、町歩きとあわせてグルメも楽しみのひとつ。英国文化が色濃く残る町らしいクラシックな空間から、にぎやかなパブ、気軽に立ち寄れるタパスバーまで、雰囲気の異なるお店を巡りました。
まず訪れたのは、インナー・ハーバー近くにあるThe Fairmont Empress内の「Q at the Empress」。ビクトリアを象徴する高級ホテル、フェアモント・エンプレスはアフタヌーンティーでも有名で、館内に入るだけでも特別感があります。今回はフードツアーの一環でチョコレートケーキを楽しみ、格式あるホテルならではの優雅な雰囲気を味わいました。英国らしいビクトリアの魅力を感じたい人には、ぜひ立ち寄ってほしいスポットです。
Q at the Empress
Bard & Bankerは、歴史ある建物を利用したパブレストラン。高い天井やおしゃれな内装が印象的で、地元の人や旅行者でにぎわう活気ある雰囲気です。オイスターやクリスピーカラマリなどが絶品でした。食事はもちろん、ビールやカクテルと一緒に、ビクトリアの夜を楽しむのにもぴったり。クラシックな空間ながら肩ひじ張らずに過ごせるのが魅力です。
Bard & Banker
Tapa Barでは、セビーチェやムール貝などを味わいました。海に囲まれたビクトリアらしく、シーフードを使ったメニューがあるのもうれしいポイント。気軽にいろいろな料理を楽しめるので、町歩きの途中やディナーの一軒としても使いやすいお店です。
Tapa Bar
ビクトリア近郊では、フランシス/キング地域公園にも立ち寄りました。ここでは、シダーやベイマツなどの大きな木々が生い茂る温帯雨林の中をハイキング。苔に覆われた木や、背の高い木々に囲まれたトレイルを歩いていると、港町ビクトリアの町なかとはまた違う、バンクーバー島らしい豊かな自然を感じられます。
フランシス/キング地域公園 Francis/King Regional Park
そのあとに訪れたのが、マラハット・スカイウォーク。森の中を抜ける全長約600mのツリーウォークを歩いた先に、高さ32mのスパイラルタワーが現れる展望施設です。木々の間を進む遊歩道はゆるやかで歩きやすく、展望台へ向かうまでの時間も自然散策として楽しめます。
天気がよければアメリカのベーカー山まで一望できることも。最上部から滑り降りる20mのスパイラル滑り台も名物。夏は行列ができるほど人気だそう。景色を楽しむだけでなく、少し遊び心のある体験ができるのも魅力です。
Malahat Skywalk
ビクトリア観光のハイライトとして外せないのが、100年以上の歴史を持つブッチャート・ガーデン。東京ドーム約5個分にあたる55エーカーの広大な敷地に、バラ園、日本庭園、イタリア庭園などが広がります。
もともとこの場所は、セメント事業を営んでいたブッチャート家の石灰岩の採石場でした。採掘を終えた跡地を、ジェニー・ブッチャート夫人が美しい庭園へと造り替えたのが始まりです。
訪れた時期は4月末のちょうどチューリップの季節。花の色合わせや庭園全体のデザインが美しく、どこを歩いても絵になる風景が続きます。今回の旅で最も観光客が多いスポットでしたが、それでもゆったりと見学できる印象でした。
園内ではアフタヌーンティーも体験。美しい庭園を眺めながら過ごす時間は、ビクトリアらしい優雅なひとときです。人気なので、ぜひ事前に予約して訪れてください。
ブッチャート・ガーデン The Butchart Gardens
ビクトリアの中心部は、インナー・ハーバー周辺に見どころがまとまっていて、町歩きの合間にショッピングやカフェ休憩を楽しみやすいのも魅力です。
お土産探しで立ち寄りたいのが、ビクトリアの老舗ティーショップ、Murchie’s Fine Tea & Coffee – Victoria。1894年創業のカナダ最古級の紅茶・コーヒーブランドで、紅茶やコーヒー、ショートブレッドなど、英国文化が残るビクトリアらしいお土産を探すのにぴったりです。パッケージも上品で、自分用にも配り用にも選びやすい品が揃っています。店内にはカフェスペースもあり、町歩きの途中にひと休みするのにもよさそうです。
Murchie’s Fine Tea & Coffee – Victoria
散策の途中には、Better Acres Ice Creamでアイスクリームも味わいました。ビクトリア出身のオーナーが、家族の農場で育った経験やシンプルな素材へのこだわりをもとに手がけるクラフトアイスクリーム店で、店内で手作りされています。人工香料や人工着色料などを使わず、グルテンフリーなのも特徴。濃厚でありながら甘すぎず、町歩きの途中のひと休みにぴったりでした。観光スポットを巡るだけでなく、気になったお店にふらりと立ち寄れるのも、コンパクトなビクトリアならではの楽しみ方です。
Better Acres Ice Cream
英国文化が残る町並み、花に包まれる庭園、絶景を望むスカイウォーク。ビクトリアは、バンクーバーとはまた違った穏やかで優雅な魅力をもつ町です。バンクーバーから水上飛行機で約35分とアクセスもよく、日帰りではもったいないほど見どころが充実しています。カナダ西海岸を旅するなら、ぜひビクトリアにも足を延ばしてみてください。
TEXT&PHOTO:鈴木優子
取材協力:カナダ観光局、エア・カナダ