
ピレネー山中の小国アンドラ 自然とショッピングで週末を過ごす魅力の地
2022.9.10
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アンドラの歩き方
アンドラは、スペインとフランスの国境に位置する公国。ピレネー山中に位置するこの国は、美しい自然景観と独特の文化をもち、訪れる人々を魅了してやまない。歴史的な中世の建物や教会が多く残り、文化的な探訪にもぴったりだ。広大な山々や豊かな森、清らかな川が織りなす美しい風景は、どの季節に訪れてもその魅力を存分に感じられるはず。温泉も有名な大自然に囲まれたアンドラの地で、リラックスした時間を過ごしてほしい。
壮大な自然が魅力のアンドラ。ピレネー山脈に広がる豊かな森林と山々は、四季を通じて異なる表情を見せ、夏はハイキングやサイクリング、冬にはスキーやスノーボードが楽しめる。現地のガイドを頼めば、未開の自然を探検することもできる。2020年にオープンしたチベット橋は、全長603m、高さ1875mのヨーロッパ最長の歩行用つり橋で、スリルとともに360度の絶景を味わえると人気スポットになっている。標高が高く、澄みきった空気が心地よいアンドラを存分に体感し、絶景を目に焼きつけよう。
アンドラには中世から続く石造りの教会やたたずまいが美しい歴史的建造物が点在している。サンタ・コロマ教会はその代表格で、ロマネスク様式の美しい建築と壁画が訪れる者を魅了する。ほかにも、16世紀後半にブスケツ家の邸宅として建てられたカーサ・デ・ラ・バル(カサ・デ・ラ・バル)は、アンドラの歴史を物語る建築のひとつだ。1702~2011年まではアンドラ議会の本部として使われていたが、現在は博物館となっており見学が可能。これらの場所を巡ることで、時間を超えアンドラの深い歴史と文化に触れることができるだろう。歴史好きな人にとっては、見逃せない観光ポイントだ。
南ヨーロッパ最大級のスパ施設カルデアは、旅の疲れを癒やすのにぴったりのスポット。現代的な外観が特徴で、巨大ラグーンプールやジャグジー、サウナ、ハマムと呼ばれるトルコ式スチームバス、マッサージも充実している。温泉に浸かりながら眺める山々の景色は、日常のストレスを忘れ、心洗われるひとときになるだろう。日帰りでも楽しめるが、近くのホテルに泊まってゆったりとした時間を過ごすのもいいだろう。