©iStock

ヨーロッパでも最小級の公国リヒテンシュタインには、自然が作り出す絶景と豊かな歴史や文化が凝縮されている。アルプス山脈の美しい山々や、歴史的な城、世界的に有名な美しい切手が展示される郵便博物館など、見どころがたくさん。小国ゆえに主要な観光地を手軽に巡ることができるのも魅力だ。また、冬の季節はスキーの楽園となり、夏には緑豊かな自然とともにハイキングなどを楽しめる。ワインの産地としても名高く、現地でしか味わえないワインを堪能するのもおすすめだ。ゆったりとした時間の流れに身を委ねる旅は、忘れられない体験となるだろう。

AD

観光スポット情報

観光のポイント

  • アルプスの麓で自然を満喫

    リヒテンシュタインのいちばんの魅力は、なんといってもアルプスの雄大な自然だ。澄んだ空気と青い空、山々の絶景は、都会の喧騒から離れたい人々にとって理想の場所。ハイキングコースが整備され、初心者から経験豊富な登山者まで楽しめるルートが豊富。特にルブンは、冬はスキー、夏はハイキングの名所として人気を集める場所だ。山の中腹に立てば、眼下に広がる美しい景色に心が癒やされるだろう。自然と触れ合い、心身ともにリフレッシュできるひとときを過ごしてみてほしい。

  • 文化と歴史が息づく町並みを歩く

    首都ファドゥーツは、こぢんまりとした美しい町で、歴史と文化を肌で感じられる場所だ。市街地から歩いて行ける丘の上には、町のランドマークともいえるファドゥーツ城があり、王室の歴史を体感できる。城はリヒテンシュタイン公爵の居城であるため、観光客に開放はされていないが、その絵になる外観と、丘から眺める渓谷や町の美しい景色は一見の価値がある。また、国立美術館や郵便博物館といった文化施設も点在し深い歴史に触れることができる。町を歩きながら、ふとした瞬間に感じるノスタルジーに包まれる旅が楽しめるだろう。

  • ワインの魅力を味わう

    リヒテンシュタインは、ワインの名産地としても知られ、特にファドゥーツ周辺のワイン畑は必見だ。ワイン好きならば、地元のブドウから作られるワインを味わうことは外せない。王室の所有するワイナリー「ホーフケラーライ」では、特別なワインテイスティング体験が可能なので、美しい景色を眺めながらワインを口にする贅沢な時間を過ごせる。ブドウ畑からファドゥーツ城がよく見えるので、その穏やかな風景は心を和ませてくれるだろう。生産量が非常に少ない貴重なリヒテンシュタインワインは、お土産にも最適なので、旅の記念に買って帰りたい。

  • 穏やかな時間を楽しむサイクリング

    自然や歴史だけでなく、アクティブな体験も豊富に楽しめる。なかでも、国中を巡るサイクリングは、穏やかな時間を過ごしたい旅行者におすすめ。サイクリングルートは整備されており、アルプスの絶景を眺めながらのライドは爽快感抜群。リヒテンシュタインの小さな国土を生かし、1日で国全体をぐるりと周遊できることも特別な魅力のひとつだ。風を感じながら、自然との一体感を味わうサイクリングは、忘れられない体験になるだろう。

  • 地元料理で味覚の旅を楽しむ

    地元の伝統料理を味わうことも旅の醍醐味だ。アルプス地方の影響を受けたリヒテンシュタインでは、チーズなどの乳製品を使ったシンプルながらも味わい深い料理が楽しめる。特にカスクノープルと呼ばれるチーズを絡めた卵入りの生パスタや、トウモロコシ粉とセモリナ粉を牛乳で煮たお粥にチーズをかけて食べるリベルなどが定番だ。山地ならではの牧畜の食文化を感じられる郷土料理を、ぜひ試してほしい。現地のレストランで、人々のあたたかさと独自性に満ちた料理を、ゆっくりと楽しもう。

トップへ戻る

TOP