【2025年最新】シンガポール旅行に必要な手続きガイド ビザ申請や必要書類について解説

地球の歩き方編集室

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更新日
2025年3月25日
公開日
2025年3月25日
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シンガポールは日本人観光客にとって人気の旅行先。この記事では、日本国籍を保有する旅行者に向けて、シンガポールへの入国に必要な手続きについて詳しく解説します。2025年3月現在、電子入国カード(SGアライバルカード)の事前オンライン登録が必須!スムーズな旅行を楽しむために、あらかじめ必要な情報を確認しましょう。

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シンガポールに入国するために必要なもの

1.パスポート

シンガポールに入国する際にはパスポートの提示が必要です。パスポートの有効残存期間は、滞在予定期間+6ヵ月以上あることが求められます。有効残存期間が少ない場合は事前に更新しておきましょう。

2.出国用の予約済み航空券

シンガポールから出国するための航空券が必要です。

3.電子入国カード、健康申告書(SGアライバルカード)のオンライン申請

2020年3月末に、入国審査の際の紙の出入国カードが廃止され、電子化されました。それに伴い、旅行者はあらかじめオンラインで電子入国カード(SGアライバルカード)を登録する必要があります。到着3日前から、入国管理局(ICA)の公式サイト、もしくは無料ダウンロードできるMyICAアプリ上で登録が可能。なお、登録にかかる費用は無料です。

登録する内容

  • パスポート情報
  • 居住地
  • メールアドレス(e-Passといわれる電子訪問パスの受け取りに必要。現地で確認が可能なメールアドレスを登録すること)
  • 旅行スケジュール(フライト情報、ホテル情報、出発地、シンガポール出発日など)

申請が承認されると、SGアライバルカードに登録したメールアドレス宛てに確認書が送付されます。ダウンロードしたデータを携帯などに保存するか、印刷した書面を携行しましょう。なお、シンガポール到着後でもSGアライバルカードの申請は可能ですが、その分入国審査に時間がかかるため、事前登録しておくのがおすすめです。

4.税関申告と申告書類

税関に申告が必要なものを持っている場合、税関検査を受ける必要があります。なお、たばこの持込みについては、1本から申告が必要で、1本あたり1gにつき49.1シンガポールドルが課税されます。シンガポールでは、日本で販売されているたばこと電子たばこの輸入・販売が禁止されており、所持も罰則の対象になるため、持ち込みは厳禁。その他、税関申告の対象となるものは事前にシンガポール税関のホームページで確認しましょう。

シンガポールに到着してから入国するまでの流れ

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1.到着

飛行機がシンガポールへ到着したら、忘れ物がないように手荷物を持ち、「Arrival(到着)」の案内に従い、1階の入国審査場へ向かいます。

2.入国審査

シンガポールでは、外国人旅行者も含めたすべての入国審査が自動化されています。自動入国ゲートで、機械にパスポートをかざし、顔と虹彩をスキャンして認証されれば、審査が終了。その後、SGアライバルカードに登録したメールアドレス宛てに、滞在可能日数や期限が記載されたe-Pass(電子訪問パス:Electronic Visit Pass)が送られてくるため、内容を確認しましょう。

3.預け入れ荷物の受け取り

荷物受取ホールで、預け入れ荷物を受け取ります。モニターに便名が表示されているので、自分の荷物が何番のターンテーブルから出てくるかを確認。その番号のターンテーブルに行き、荷物を受け取ります。

4.税関

預け入れ荷物を受け取った後、税関に申告するものがない場合は緑の通関路へと進みます。
税関に申告が必要なものを持っている場合は赤の通関路へ進み、申告手続きを済ませます

5.到着ロビーへ

税関を抜けると到着ロビーへ。ロビー中央にはインフォメーションカウンター、左右にチャンギ・レコメンズやツアー会社カウンターなどがあります。チャンギ・レコメンズでは、地図の提供をはじめ、観光スポットのチケットやSIMカードの販売などを行っているので、立ち寄ってみるのがおすすめです。

シンガポール旅行にビザの申請は必要?

日本国籍のパスポートを保有する者は、観光目的の30日以内の滞在であればビザは不要です。ただし、事前にSGアライバルカードの申請登録が必要。

なお、シンガポールの出入国に関しては変更になる可能性がありますので、渡航前に念のためシンガポール共和国大使館などのホームページで最新情報を確認しておくことをおすすめします。

シンガポール旅行で注意すべきポイント

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1.事前に現地の安全情報と緊急連絡先を把握する

現地の安全情報を確認しておくため、事前にたびレジに登録したり、緊急時に備えて在シンガポール日本国大使館の連絡先を把握したりしておくと安心です。日本大使館は、パスポートの紛失や盗難、病気や事故などの緊急事態に対応してくれます。

2.事前に持ち込み禁止のものをチェックする

チューインガム、シンガポールの法律で定められた条件を満たしていないたばこ、電子たばこ、花火や爆竹、わいせつな雑誌やビデオ、麻薬は持ち込みが禁止されています。特に、日本国内で販売されているたばこは、条件を満たしていないため持ち込みは不可。持ち込み禁止品については、事前にシンガポール税関のホームページで確認しておきましょう。

3.滞在中はパスポートを常に携帯する

シンガポール滞在中はパスポートを常に携帯し、身分証明書として使用できるようにしておきましょう。

シンガポール旅行に必要な手続きでよくある質問

Q
シンガポールに入国する際、事前にビザの申請が必要?
A
2025年3月現在、日本国籍を保有する旅行者は、観光目的で30日以内の滞在であればビザ不要です。
Q
出入国カードは必要?
A
旅行者は、入国管理局(ICA)のウェブサイト、もしくはMyICAアプリにて、電子入国カード(SGアライバルカード)の登録が必須です。事前登録を忘れた場合は、空港到着後でも申請が可能ですが、その分入国審査に時間がかかるため、出発前に登録しておくのがおすすめ。
Q
パスポートの有効残存期間はどれくらい必要?
A
シンガポールに入国する時点で、滞在予定日数+6ヵ月以上の有効残存期間が必要です。
Q
シンガポールにたばこは持ち込みできる?
A
日本で販売されているたばこと電子たばこは、シンガポールにおいて輸入・販売が禁止されており、所持も罰則の対象になるため、持ち込みは禁止です。シンガポールの法律で定められた条件を満たすたばこの持込みについては、1本から課税対象で申告が必要。
Q
シンガポールにお酒は持ち込みできる?
A
酒類は、蒸留酒1リットル+ワイン1リットル、蒸留酒1リットル+ビール1リットル、ワイン1リットル+ビール1リットル、ワイン2リットル、ビール2リットルの5通りの組み合わせ以内の量であれば、免税で持ち込み可能です。

まとめ

シンガポール旅行を計画している旅行者にとって、ビザや入国手続きの情報は重要です。シンガポール入国にあたっては、SGアライバルカードの申請が必須であることに注意してください。この記事で紹介したポイントを参考に、必要な手続きを事前に確認し、スムーズな旅行を楽しんでください。

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