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台湾の基本情報と観光ガイド・有名観光スポット
2025.1.9
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台湾を旅行する際は、入国カードのオンライン登録が必要です。入国審査前のブースに置かれていた紙の入国カードの配布は終了し、機内での配布も減少傾向にあります。さらに、登録サイトも2025年5月にリニューアルされ、入国日を含む3日前からのみ登録可能となりました。今回は、そんな入国カードの概要とオンライン登録方法を解説します。
入国カード(ARRIVAL CARD、入境卡)は、台湾を訪れる外国人(居住ビザ保有者は除く)が入国審査の際に提出(登録)しなければならない書類のこと。氏名や生年月日、パスポート番号などの情報を入力する必要があります。有効期限はその滞在期間中で、入国のたび提出(登録)しなければなりません。入国日を含む3日前から登録可能で、出発日の前々日になったら移民署の入国カード登録用サイトから登録します。
行きの飛行機の中で紙の入国カードが配られる場合もありますが、今回のリニューアルでオンライン登録が全面的に推進されることとなり、機内での配布を終了した航空会社も出てきています。事前登録をしなかった場合は、台湾到着後、入国審査前のブースに表示された二次元コードを読み込んで自分のスマートフォンなどで登録することになります(桃園国際空港には登録用のタブレットあり)。スマートフォンを持っていない人は出発前にパソコンで登録しておきましょう。
なお、10月1日からはオンライン登録に一本化される予定です。
まず、移民署の入国カード登録用サイトにアクセスし、「入国カードを登録」ボタンをクリック。日本語表示になっていない場合は、右上の言語選択のプルダウンから「日本語」を選んでください。
登録するときの注意点を確認したら「START」をクリックし、メール認証を行います。メールアドレスを入力し、そのアドレスに送られてきた確認コードを入力します。
パスポートの顔写真ページの画像をアップロードし、到着予定日や国籍、住所などを入力・選択していきます。
パスポート画像の読み込みが成功すると、氏名やパスポート番号などのパスポートに記載されている情報が自動で入力されます。読み込まれた内容に間違いがあれば修正してください。また、パスポート画像の読み込みができなかった場合は自分で入力する必要があります。
なお、パスポートの読み込みに失敗したというエラーメッセージが出ても、登録は完了できます(パスポート画像をアップロードできなくても登録は可能です)。
90日以内の観光なら、「ビザの種類」は「ビザを持っていません」、「免簽證Visa Exempt」を選択します。
携帯電話番号は日本で使用しているもので問題ありません。「国/地域コード」は「+81 JPN」を選択し、携帯電話番号は最初の0を取って入力しましょう(090-1234-5678なら、9012345678と入力)。
職業は、会社員であれば「職員/CLERK/EMPLOYEE/STAFF」を選択すればOK。
入力が終わり、同行者がいない場合は「次へ」を押します。同行者がいる場合は「同伴家族友人を追加」をクリックし、続けてパスポートのアップロードや旅行社情報の入力を行います。なお、同行者の登録は必ずまとめて行わなければならないというわけではなく、それぞれが個別に登録を行っても構いません。
往復の飛行機の便名、出発予定日(台湾を離れる日)、渡航目的、台湾での滞在先を入力します。渡航目的は、観光であれば「觀光 Sightseeing/Travel/Leisure」を選択、台湾での滞在先はホテル名あるいはホテルの住所を、英語表記または現地語表記で入力します。
終わったら「次へ」を押します。
最後に、入力内容を確認し、登録内容に虚偽がないことの宣誓(Declaration)にチェックを入れたら「送信」をクリック。これで登録は終了です。送信後、記載内容を変更したい場合はトップページの「入国カードを編集」から修正できます。
登録したメールアドレスに入国カードがpdfで届くので保存しておきます。基本的に入国審査で提出するのはパスポートのみですが、念のためすぐ見せられるようにしておくといいでしょう。
オンライン登録を済ませたら、入国審査は基本的にパスポートだけ見せればOK。もし聞かれたら、「オンライン」と伝えれば大丈夫。プリントアウトは特に必要ありません。
台湾の入国日の前々日になったら、入国カードのオンライン登録を行いましょう。サイトは日本語で表示させることもできるのでとっても簡単。入国審査前のブースでWi-Fiを利用してその場で登録も可能ですが、貴重な旅行時間のロスをなくすためにも出発前のオンライン登録がおすすめです。