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ベトナム・ホーチミンの基本情報と観光ガイド・有名観光スポット
2025.8.27
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ベトナムには、個性豊かな都市が点在しています。首都ハノイをはじめ、経済の中心地ホーチミン、リゾート地ダナン、古都ホイアンなど、都市ごとに異なる魅力を満喫できます。この記事では、ベトナムを代表する4つの都市の特徴と見どころを紹介します。ベトナム旅行の計画を立てる際に、ぜひ参考にしてみてください。
ベトナムには、その土地の歴史や文化、自然を感じられる都市が点在しています。行政区分は、中央直轄市と省に大別されます。中央直轄市はハノイやホーチミンなどの6つの主要都市で、省は地方行政単位として複数の村(コミューン)を管轄しています。ベトナムの主要な都市は以下のとおりです。
| 都市名 | 地域 |
| ホーチミン | 南部 |
| ハノイ | 北部 |
| ダナン | 中部 |
| ホイアン | 中部 |
ホーチミンは、ベトナム南部に位置する経済と商業の中心地。フランス統治時代の面影を残す建築物と近代的なビルが調和する美しい町並みが印象的です。また、ホーチミンは美食の町としても有名で、ローカルな市場や屋台では地元の食文化を体験でき、フォーやバインミーなど本場の味が楽しめます。夜は町がネオンで輝き、バーやナイトマーケットなどに繰り出してにぎやかな雰囲気を満喫するのもおすすめです。伝統と現代が融合する都市として、さまざまな過ごし方を楽しめるのが魅力です。
ホーチミンの基本情報
ホーチミンの気候は大きく雨季(5〜10月頃)と乾季(11〜4月頃)に分けられます。雨季には、マンゴーシャワーと呼ばれる雨、いわゆるスコールが1日に1時間ほど降りますが、雨のあとは比較的涼しくなります。乾季は湿度が下がるため比較的過ごしやすく、特に1~2月は晴天の日が多い傾向です。また、4月頃は暑さ・日差しともに強くなります。
ホーチミン観光のベストシーズンは、比較的涼しく雨が少ない11~3月頃。ただし、雨季でも1日中雨が降ることは少ないため、年間をとおして観光を楽しめます。
ホーチミン近郊にはタンソンニャット国際空港があります。日本から直行便が運航しており、所要時間は約5時間~6時間30分。
タンソンニャット国際空港からホーチミン市内までは、タクシーや配車サービス、バスなどでアクセスできます。
サイゴン大教会は、フランス統治時代に建てられたネオ・ゴシック様式の教会。赤れんが造りの外観や高くそびえる尖塔が特徴で、町のランドマークのひとつとして親しまれています。内部の美しいステンドグラスも見どころです。
統一会堂は南ベトナム政権時代の官邸であり、ベトナム戦争終結の象徴的な建物。内部には会議室や応接室、地下指令室などが保存されています。ベトナムの歴史を学ぶことができる、ホーチミン観光で必見のスポットのひとつです。
ベンタン市場は、ホーチミン中心部に位置する活気あふれる屋内市場。衣料品や雑貨、土産物に加え、新鮮な果物や海産物、ベトナム料理の屋台など、さまざまな商品やお店であふれています。にぎやかな雰囲気のなか、食べ歩きやショッピングを楽しめます。
ハノイは、1000年以上の歴史をもつベトナムの首都。旧市街には活気ある路地や伝統的な家屋、フランス統治時代の建築物などが点在し、歴史や文化を感じられます。ストリートフードやカフェ文化も魅力で、フォーやバインミーなどの名物料理を手軽に楽しめます。また、ハロン湾やニンビンなど近郊の自然遺産への玄関口としても便利で、歴史や文化、自然を満喫できるのが魅力です。
ハノイの基本情報
ハノイにはゆるやかな四季があります。雨季(5~10月下旬)は気温が高く、スコールのような短時間の激しい雨が降ります。特に6~8月の暑さが厳しく、30度を超える真夏日が続きます。乾季(11~4月)の間に秋冬春が巡り、特に12~2月頃は10度前後まで冷え込み、湿度も低くなります。
ハノイ観光のベストシーズンは、秋にあたる10~11月。暑さがやわらぎ、屋外での観光や町歩きに適しています。
ハノイ近郊にはノイバイ国際空港があります。日本から直行便が運航しており、所要時間は約5時間30分~6時間30分。
ノイバイ国際空港からハノイ市内までは、配車サービスやタクシー、バスなどでアクセスできます。
ホアンキエム湖の北側に広がる旧市街は、古くから商業の町として栄えたエリア。保存地域に指定されているため、昔ながらの家屋が残され、趣ある町並みが続いています。店先にはお菓子や雑貨などが並び、地元民や観光客が買い物を楽しむ姿が見られ、ハノイの日常に触れられるのも魅力。
ホーチミン廟は、ベトナム建国の父であるホー・チ・ミンが眠る荘厳な廟。重厚な大理石造りの建物内にはホー・チ・ミンの遺体が安置されており、彼の命日には多くの人が訪れます。周辺にあるバーディン広場やホーチミン博物館も見どころ。
ドンスアン市場は、ハノイ中心部最大の市場で、地元の活気あふれる雰囲気を体感できるスポット。衣料品から雑貨、食料品、お土産まで多彩な商品が揃い、リーズナブルな価格で買い物を楽しめます。ベトナムの食文化を味わえる屋台も充実しており、グルメとショッピングを同時に満喫できます。
ダナンは、中部に位置するベトナム第3の都市で、美しい自然が魅力の観光地。白砂のビーチが続くリゾート地として人気を集めており、南国気分を満喫できます。夜になると、ライトアップされた橋や川沿いの散策路がロマンティックな雰囲気を醸し出し、昼間とはまた違った魅力を見せてくれます。また、ダナンは古都ホイアンや郊外のミーソン遺跡へのアクセスも良好で、世界遺産観光の拠点としても便利です。
ダナンの基本情報
ダナンは、年間を通じて温暖で湿度が高いのが特徴。雨季のうち、9~12月頃は降水量が増え、特に10月は日本の梅雨に似たような季節に突入し、気温も比較的涼しくなります。乾季は気温の高い日が続き、特に8月は40度近くまで上がることがあるので、暑さ対策が必要です。
ダナン観光のベストシーズンは乾季。ビーチを楽しむなら、そのなかでも晴天が多い5~8月頃がおすすめです。
ダナン近郊にはダナン国際空港があります。日本から直行便が運航しており、所要時間は約5時間30分~6時間。
ダナン国際空港からダナン市内までは、タクシーや配車サービス、バスなどでアクセスできます。
ミーケー・ビーチは、ダナンを代表する人気ビーチのひとつ。透き通る海と穏やかな波は、海水浴やマリンアクティビティを楽しむのにぴったり。朝日や夕日も絶景で、散歩や写真撮影を楽しむ人々でにぎわいます。
ロン橋は、ハン川に架かるダナンを象徴する橋。ベトナム語で龍を意味する「ロン」という名前のとおり、龍の形を模したユニークなデザインが特徴です。夜は色とりどりにライトアップされるほか、金~日曜、祝日の夜に行われる龍が火や水を吹き出すショーも見どころ!
ダナン大聖堂は、フランス統治時代の1923年に建てられたカトリック教会。淡いピンク色の外観はもちろん、内部のステンドグラスや荘厳な祭壇も見応えがあります。信仰の場として今も大切にされていますが、フォトスポットとしても人気を集めています。
ベトナム中部に位置するホイアンは、古きよき町並みが残る古都。世界文化遺産にも登録されたその町には、色鮮やかなランタンが飾られた歴史的な町並みや木造の家屋が並び、まるでタイムスリップしたかのような気分を味わえます。日が暮れると町全体がランタンの明かりに包まれ、ロマンティックな雰囲気たっぷり。また、川沿いのカフェやレストランで美しい景観を眺めながら食事をしたり、観光だけでなくゆったりとした癒やしの時間を過ごしたりすることもできます。
ホイアンの基本情報
ホイアンは、1年を通じて温暖な気候が特徴。雨季は湿度が高く、スコールのような雨が降ることがあります。また、数年に1度、雨季にトゥボン川が増水することがあるため、事前に最新情報を確認しておきましょう。一方、乾季は比較的晴天の日が多く、町歩きに適しています。
ホイアン観光のベストシーズンは乾季。なかでも、乾季に入って間もない3月中旬頃は暑さも落ち着いており、屋外での観光に最適です。
ホイアン近郊にはダナン国際空港があります。日本から直行便が運航しており、所要時間は約5時間30分~6時間。
ダナン国際空港からホイアン市内までは、シャトルバスやタクシーなどでアクセスできます。また、ダナン市内からシャトルバスやタクシーでアクセスする方法もあります。
日本橋(来遠橋)は、1593年に建てられた屋根付きの橋。正式名称は来遠橋ですが、かつてホイアンに住む日本人たちによって架けられたと考えられていることなどから、「日本橋」とも呼ばれています。夜はライトアップされ、昼間とはひと味違った幻想的な姿も必見です。
フーンフンの家は、約200年前に貿易商人の家として建てられた木造建築の邸宅。ベトナム、中国、日本の建築様式が取り入れられており、屋内には当時の家具や調度品も置かれています。随所に生活の工夫が見られ、ホイアンの文化を体験できるスポットです。
ホイアン・ナイトマーケットは、旧市街とアンホイ島の2ヵ所で開かれるマーケット。工芸品や土産物などが並び、歩くだけでホイアンの文化とにぎわいを感じられます。屋台ではストリートフードやスイーツを楽しんだり、ランタンがライトアップされた古い町並みを背景にショッピングや写真撮影をしたりすることができます。
この記事では、ベトナムの主要4都市の特徴や見どころをご紹介しました。旅の目的に合わせて訪れる都市を選べば、ベトナム旅行はより充実したものになるはずです。本記事を参考に、ぜひベトナム旅行を計画してみてはいかがでしょうか?