国立考古学博物館 (スペイン)

更新日
2023年1月27日
公開日
2022年9月20日
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1892年のコロンブスのアメリカ大陸到達400周年に完成した建物内、セラーノ通りに面した側にある。 1階はイベロ文化から始まり、『エルチェの貴婦人LaDama de Elche』、『バーサの貴婦人La Dama de Baza』と呼ばれる歴史上重要な像が展示されている。紀元前5世紀のものといわれる『エルチェの貴婦人』は、その端正な顔立ちと大きな耳飾りが特徴的だ。また『バーサの貴婦人』は紀元前4世紀の墓所から発見されたもので、その赤い彩色は今なお鮮やか。 さらにローマ帝国の彫刻やモザイク、西ゴート王国の装飾品、イスラム支配時代と続く。また入口地下には、アルタミラの洞窟が再現されている。民族の十字路といわれるイベリア半島の歴史を概観するためには、欠かすことのできない博物館だ。

写真

  • 『エルチェの貴婦人』
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