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グラン・ビアの終点に位置する、マドリードを代表する観光名所のひとつ。呼びものは何といっても中央にある、やせ馬ロシナンテに乗ったドン・キホーテとロバの上のでっぷりサンチョ。マドリードで一番人気のある写真撮影のお相手のようで、いつも観光客でにぎわっている。モニュメント中央の白い石像は、ドン・キホーテの生みの親セルバンテス。その周りでは、小説に登場する村人たちが陽気に歌い、踊り、語り合っている。
正面のスペイン・ビルとその左側のマドリード・タワービルは、建てられた20世紀初頭、近代建築の最先端にあったそうだ。今では時代遅れとなってしまったが、やはり時代遅れの「廻国の騎士(ドン・キホーテ)」を引き立てる背景としては、お互いお似合いなのかもしれない。