至る所がフォトジェニック! 絵になるパリの厳選撮影スポット5選
2022.12.23
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“花の都パリ”と称されるとおりエレガントな印象の町、パリ。歴史を感じられるおしゃれな町並みや、ショーケースに並ぶキラキラとおいしそうなスイーツの数々、ショーウィンドに飾られたブランドの装飾品など女性をひきつける要素がたくさんあります。女性グループでパリを旅行した際に訪れたいおすすめのスポットを紹介します。
パリらしい場所で町歩きをしたいときはモンマルトルがおすすめ。モンマルトルの中でも、特に地下鉄12号線アベス駅、同じく12号線ラマルク・コーランクール駅、そしてモンマルトルの丘の頂上に建つサクレクール聖堂をつないで囲んだ地域を巡ってみましょう。おしゃれなカフェ、レストラン、パティスリー、雑貨店などが点在しています。
アベス通り周辺のカフェでお茶をしつつ、パティスリー「ジル・マルシャル」のお店でスイーツを選び、途中偶然に出合った雑貨店をのぞきつつ、サクレ・クール聖堂へ行ってみましょう。モンマルトルは起伏があり路地や階段が入り組んでいます。いたるところがフォトジェニック。写真を撮るのも楽しい場所です。何気ない路地がとっておきの風景に切り取れるので、自分だけの撮影スポットを探してみましょう!
なお、モンマルトルで注意したい点は麓の治安。丘から下ったピガール地区は、成人向けショップなどが集まる歓楽街になっています。特に夜の散策は強盗などのトラブルなどに遭う可能性があるので、出歩くのは避けたいです。
食事もせっかくならパリの新しいトレンドを試してみましょう。パリの右岸と左岸(セーヌ川を挟んで北側を右岸、南側を左岸)に1店舗ずつお店を出すアバトワール・ヴェジェタルは100%オーガニックの食材を使ったベジタリアン料理のレストラン。動物性由来の食材を一切使わないビーガンメニューもたくさんあります。
料理はすべてベジタリアンですが、出てくる料理は色彩豊かで味も肉や魚を使ったものと遜色ありません。今パリでは若者を中心にオーガニックや環境保護への意識が高まっています。それを反映したようなレストランです。
右岸の店舗は、モンマルトルの丘の北側、地下鉄12号線ラマルク・コーランクール駅から歩いた先にあります。左岸の店舗は、サン・ジェルマン・デ・プレ地区のサン・ジェルマン市場から徒歩すぐ。パリの新しい側面を感じられます。
サン・ジェルマン・デ・プレ地区の北側、リュクサンブール公園近くにはフランスを代表するショコラティエであるジャン=ポール・エヴァンさんの娘、マノンさんが経営するサロン・ド・テ「カフェ・パヴァーヌ」があります。店内で出されるケーキはすべてジャン=ポール・エヴァンさんのもの。とても本格的です。
ケーキのほかに、昼食時はピロシキ、ボルシチ、ペリメニといったロシア系をベースにした食事を、サロン・ド・テの料理人が提供してくれます。
カフェで過ごしたら、気分を変えてリュクサンブール公園内でおしゃべりの続きをしてもいいですね。公園内なら、さらにゆっくりと自分たちのペースで過ごせます。リュクサンブール公園やサン・ジェルマン・デ・プレ地区はパリの中でも治安のいい地域です。この点でも女性グループにはおすすめです。
もしモンマルトル地区からの続き、右岸で場所を探すなら、アーケード街であるパッサージュはいかがでしょうか。パリ市内にはパッサージュがたくさんありますが、特に綺麗なのが市内2区にあるギャルリー・ヴィヴィエンヌ。黄色を基調としたデザインがとても美しく、また天井のガラスを通して入る光が程よくパッサージュ内で照明の役割を担って、とても綺麗に写真を撮れます。
パリ最古のパッサージュであるパッサージュ・デ・パノラマも趣があります。ここはカフェやレストランが充実しているので、お茶の選択肢には困りません。
さて、最後にパリの土産物探しとショッピング。地下鉄7号線ポン・ヌフ駅前にある百貨店サマリテーヌはいかがでしょうか。16年間の改装期間を経てリニューアルオープンしたパリの老舗百貨店です。
店内にあるショップ「ブティック・ド・ルル」では今パリで流行っている商品や、サマリテーヌのオフィシャルグッズを買うことができます。特に人気が高いのが、サマリテーヌのクジャクや建物が刺繍されたショッピングバッグ。ほかの人と少し差をつけたい、パリのかわいいものを探したい人にはぴったりの場所です。
店内にはいくつかカフェやレストランも入っており、気軽さや予算に合わせて選べます。食事なら最上階にあるレストラン「ヴォヤージュ」がおすすめ。アール・ヌーヴォー様式の美しい装飾と、天井にはサマリテーヌの象徴であるクジャクのフレスコ画が、そこに天窓から光が明るく差し込み、とてもいい雰囲気が広がっています。
監修:地球の歩き方