
フランス・パリのエッフェル塔を100%楽しむ完璧ガイド
2019.9.2
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パリのシンボル、エッフェル塔。外観だけではなく塔内に入ってみると、その充実さに驚くはずです。エッフェル塔の歴史と必見ポイントをまとめました。
エッフェル塔は1889年に、フランス革命から100年を記念して開かれたパリ万博に合わせて造られました。当時はこの巨大な塔の建築に対して、著名人たちは大反対。当初は20年間限定の建築物ということでしたが、エッフェル塔に対するパリ市民の感情はその後変化。また当時発明されたばかりの無線通信にこの巨大な塔の利用価値があるとわかり、存続することが決まりました。
エッフェル塔の高さは330m。1階(日本でいう2階)、2階、最上階の3層構造で、2階まではエレベーターまたは階段、最上階まではエレベーターで上ります。年間の来場者は約700万人で、そのうち75%が外国人です。日没後は毎正時に5分間タワーがキラキラと光り輝きます。
エッフェル塔へ入場するには公式サイトから日時指定でのオンライン予約が便利です。指定日時に優先的に入場できます(エレベーター利用の場合)。それでは、エッフェル塔の内部を観ていきましょう!
地上から57mの高さにある1階部分はレストラン「マダム・ブラッスリー」、軽食を売るカフェ&テラス、エッフェル塔のグッズなどを販売するショップ、展示会や会議に使われるイベントスペース「サロン・ギュスターヴ・エッフェル」があります。
マダム・ブラッスリーは、シェフのティエリー・マルクス氏が監修しています。ランチは€48から、ディナーは€90からです。景色がよい外側のレストラン席は料理の内容が濃く値段も高く設定されており、内側のブラッスリー席は手頃な価格と内容になっています。
同店を訪れる場合は予約をおすすめします。予約している場合、エッフェル塔に上る前に地上階にある専用のレセプションでエレベーターのチケットを受け取り、1階まで上ります。予約をしていない場合は、チケットを購入して1階まで行く必要があります。
1階部分は3層あるエッフェル塔の階の中でも一番面積が大きく、ゆっくりできるスペースが広がっています。
地上から115mの高さにある2階には、レストラン「ジュール・ヴェルヌ」、ピエール・エルメが出す「バーラ・マカロン」、エッフェル塔のグッズなどを販売するショップがあります。また2階部分は2層構造になっています。
バーラ・マカロンでは、ピエール・エルメのマカロンが売られ、「ジャルダン・ド・ラ・トゥール・エッフェル(エッフェル塔の庭)」という名前のエッフェル塔をイメージしたマカロンも売られています。通常のフレーバーは€2.50、ジャルダン・ド・ラ・トゥール・エッフェルは€3です。
ジュール・ヴェルヌはシェフのフレデリック・アントン氏が料理をプロデュースするミシュラン1つ星のお店。ランチは€135から、ディナーは€205からです。同店も要予約。レストランまでは地上階から専用エスカレーターで上ります。
2階までは階段で上ることも可能です。1階までは347段、1階から2階までは357段あるので、よりエッフェル塔を感じたい場合は体力および時間と相談しつつ、上ってみてはいかがでしょうか。鉄骨の構造などをより間近で見られます。
地上から276mの高さにある最上階には、シャンパンを楽しめる「バーラ・シャンパーニュ」があります。営業時間は12:00〜22:30。シャンパンだけではなく、シャンパンとキャビアのセットや、アルコールが飲めない人向けにはクラフト・レモネードなども売っています。また頂上には、かつてエッフェル塔が気象観測所として機能していたときの様子を再現した展示もあります。
最上階はエレベーターでのみアクセスが可能です。ここまで上ると、パリの町並みはとても小さくなってきます。各階で異なる眺望と施設をチェックしつつ、エッフェル塔を楽しみ尽くしましょう!
エッフェル塔(パリ)
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監修:地球の歩き方