最先端の自然が息づくマリーナエリア 五感で味わう感動体験
2024.2.29
sponsored by シンガポール政府観光局
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1973年に開業したシンガポール動物園は、米旅行誌が選ぶ世界のベスト動物園のひとつに選ばれるなど、数々の受賞歴がそのすばらしさを物語っています。大自然真っ只中の環境を生かしたオープンコンセプトの画期的な造りや動物ファーストの姿勢に、世界が注目する動物園。驚きと興奮に満ちた動物との出合いや触れ合いが待っています。
熱帯雨林が茂る28ヘクタールの園内に檻はなく、柵も極力使わずに植え込みや水路をうまく使って人との間に隔たりを設けているので、300種、4200頭を超える動物たちは、まるで自然界に暮らしているかのよう。動物たちがストレスフリーでのびのびとしているので、普通では見られない姿が見られることも! そんな動物たちの観察は、活発に行動することが多い早朝から始めるのがおすすめです。園内を走るトラムをうまく活用して効率よく巡りましょう。
シンガポール動物園
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鳥の鳴き声と澄んだ空気に包まれた早朝の動物園を訪れたなら、動物たちとの朝食プログラム「ブレックファスト・イン・ザ・ワイルド」に参加してみましょう。アーメンレストランのテラス席でビュッフェ料理を楽しむだけでも気持ちのよい朝活なのですが、そこにオランウータンやコンゴウインコ、コアリクイ、イグアナなどが登場し、近くて観察したり一緒に写真を撮ったりすることができます。ビュッフェに並ぶ料理は、アジア・西洋料理からローカルフードまで種類豊富なラインアップ。食材にもこだわり、生態系が保全されるなど持続可能な形で生産されたパーム油や野生動物の環境を重視して栽培されたコーヒー豆を使用するなど厳選素材が使われています。
動物園のプログラムにはいろいろな動物への餌やり体験が組まれています。なかでも自分の手から直接与えることができる餌やりは、大人もこぞって参加するほどの人気ぶり。ゾウやシマウマ、ゾウガメ、そして想像以上に楽しいのがキリンとシロサイ。キリンの長い舌で舐められたり、シロサイの鼻息がかかったりとびっくりのハプニングも。各動物の餌やりの時間は決まっているので、ホームページで事前に確認しておきましょう。参加チケットを事前にホームページから購入しておくのもお忘れなく。
一度にたくさんの動物と急接近できる施設が、熱帯雨林の森を再現した「フラジャイル・フォレスト」。バイオドームの中は約15種類の動物や鳥が放し飼いにされていて、気が付くと目の前に動物が! キュートなマメジカやレース状の冠羽をもつカンムリバトに気を引かれながら観察台に上れば、オオコウモリが目の前を迫力いっぱいに滑空するといった具合です。どの動物が見られるかは運まかせですが、動物たちの食事タイムに出合えたらラッキーです。
動物園には絶滅危惧種の動物も多く暮らしているので、とても珍しい動物との遭遇率も高いです。なかでも世界最大、20頭以上のオランウータンの飼育コロニーは必見です! 木上に張り巡らされたロープを伝って遊ぶ子供たちの姿や、赤ちゃん連れの親子などが見られます。
ここで、編集スタッフが推す美形&愛くるしさ抜群の動物をご紹介。「プライメイト・キングダム」に棲む、表情がかわいらしいジャワラングール。赤い靴下をはいているようなアカアシドゥクラングールは写真映えもバッチリ。後者は世界一美しいといわれる超レアなサルです。オーストラリアからやってきたキノボリカンガルーもおっとりとした動きと顔が愛らしく、フラジャイル・フォレストのフタユビナマケモノも愛らしさでは負けていません。ぜひ皆さんのお気に入りの動物を見つけてみてください。
また、円形劇場では「スプラッシュ・サファリ」「レインフォレスト・ファイト・バック」というプレゼンテーション(ショー)が、それぞれ1日2回開催されます。前者はアシカの生態や才能を紹介するもので、後者は熱帯雨林に棲む動物たちが登場するストーリー仕立てのもの。やはり時間が決まっていますので、事前にチェックして見逃さないように会場へ。
動物園とナイトサファリに挟まれた12ヘクタールの敷地に展開する、世界の大河をフィーチャーした「リバーワンダー」も訪ねてみましょう。ナイル川やガンジス川、メコン川、アマゾン川など7つの川の特色を映し出し、そこに棲む水生生物と陸地の動物約260種、1万1000以上が集合しています。ここは一本道の屋根付きのボードウォークに沿って展示施設が点在していますので、迷うこともありません。
目玉の展示は「ジャイアント・パンダ・フォレスト」の2頭のパンダと、「アマゾン浸水の森」のマナティーの群れ。パンダは長江流域の動物として、レッサーパンダとともに展示されています。パンダの生息地を模したバイオドーム内は温度も湿度も管理されていて、竹を食べたり気ままに眠ったりと快適そうな様子がうかがえます。見物客との間にガラスなどの遮蔽物がなくパンダとの距離がぐんと近いのが、うれしいところ。館内にはカフェとパンダグッズを揃えたショップも備わっています。
マナティーがいるのは、大量の降水で木々が10m近く水没する雨季のアマゾン川を再現した巨大水槽。ゆったりと泳ぐ姿を見ていると、穏やかな気分に癒やされていきます。同ゾーンにあるオオカワウソが泳ぐトンネル型水槽も見ものです。
リバーワンダーズ
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アマゾン川のボートの旅をシミュレートしたアトラクションが「アマゾンリバー・クエスト」。15人乗りのボートに乗り込んで、ちょっとしたスリルも待ち受ける冒険の旅へ出発! 川沿いの林の中にアメリカバクやオオアリクイ、カピバラやジャガーなどが潜んでいます。10分ほどの旅なので、しっかり目を凝らして動物を見つけてみてください。
一方のプレゼンテーションは「ワンス・アポン・ア・リバー」というもの。川や湿地など水辺に棲む生き物の生態をショー仕立てで紹介してくれます。カピバラやビーバー、ペリカンへの餌やり、写真撮影も組み込まれています。
シンガポール夜の一大イベントとして挙げられるのが世界初の夜の動物園「ナイトサファリ」。世界中の旅行者が開園と同時に詰めかける大人気のパークです。トラムや徒歩で、オープンなスペースに暮らす夜行性動物たちに会いに行ってみましょう。太陽が沈むと、熱帯雨林の森は一転して神秘的な雰囲気に。薄闇のなかで動物を探すのに夢中になり、遭遇にワクワクドキドキが止まりません。夜の暗がりで見る動物たちは大迫力、野性味いっぱいです。
園内には、英語音声解説付きのトラムで一周するトラムコース(所要約40分)と、生息エリアごとに設定された4つの徒歩コースがあり、それぞれ見られる動物が異なります(両方で見られる動物も少数あり)。トラムコースではおもに大型の動物が、徒歩コースでは比較的小型の動物を近距離で観察できます。まずトラムで巡り、その後興味のある動物がいる徒歩コースを歩いてみるのがおすすめ。コース巡りの間にプレゼンテーション(ショー)見物も組み込めば完璧です。パークを訪れる多くの人が立ち寄る人気の「ウルウルサファリレストラン」の多彩な料理でパワーチャージして、楽しみましょう!
マンダイ・ナイトサファリ
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夜行性動物の行動や生態をショー仕立てで紹介するプレゼンテーション「クリーチャーズ・オブ・ザ・ナイト」(約25分)は必見のプログラムです。会場となる円形劇場は2022年11月末にリニューアルされ、1000席を備えてLEDウォールや最新の音響設備を導入した全天候型にパワーアップ。自然界をイメージしたステージにコツメカワウソやフェネックギツネ、ヒゲブタなどが登場し、彼らの行動特性や特技などをエンターテインメントの要素を盛り込んで見せてくれます。開演2時間前から予約受付が開始されますので、早めにホームページから予約をしましょう。
マニアな動物ファンには餌やり体験がおすすめ。インドサイに直接餌を与えることができるんです。薄暗い草原から近づいてきたサイに対面すると、その迫力に胸が躍ります。意外なほど穏やかな姿に愛着もわきます。インドサイは絶滅危惧種でとても希少な動物。その未来や私たちができることに思いをはせてみてください。
日常とかけ離れた森の中で、熱帯の湿度と植物の香りを体感しながら楽しむ動物たちとの出合いは、私たちに普段気付かない大事なことを教えてくれます。