最先端の自然が息づくマリーナエリア 五感で味わう感動体験
2024.2.29
sponsored by シンガポール政府観光局
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写真:SAKIE、YURIE
筆者:Keiichi Izawa
コーディネーター:芳野郷子
フォトグラファーのSAKIEさんと、アウトドアインフルエンサーのYURIEさんが旅するシンガポール。前編では、想像以上にグリーンにあふれたシンガポールを満喫した二人。こちらの後編では最新のテーマパーク、多文化多民族国家を体験できるアクティビティやグルメ、そして帰国直前の空港でも楽しめる最先端施設などをご紹介。これまでのシンガポールのイメージを覆す新発見はまだまだ続きます!
目次
シンガポールでは毎年のように新しい観光スポットや商業施設がオープン。高校生の時に3年間シンガポールに留学していたSAKIEさんも、「来るたびに行きたいところが増えていて、何度リピートしてもまったく飽きない!」と話すように、その見どころは目まぐるしく変化しています。
今回二人が楽しみにしていたスポットのひとつが、アジア最大級の鳥類公園「バードパラダイス」。シンガポールの人々に長年親しまれてきた「ジュロン・バードパーク」が閉園し、2023年5月にこのマンダイ地区に新規移転オープンとなりました。人気観光スポットであるナイトサファリやシンガポール動物園、リバー・ワンダーの3施設と隣接しているので、こちらとセットで訪れるのもおすすめです。
新しくなったバードパラダイスの最大の特徴は、ウォークスルー型の展示方法です。約400種、3,500羽以上という鳥たちを小さな檻に閉じ込めるのではなく、限りなく自然に近い環境で飼育。東京ドーム3.6個分という広大な敷地内に、世界のさまざまなバードサンクチュアリをイメージした飼育エリアが8つあり、鳥の住処に人間がお邪魔する感覚で、厳重な二重扉を開けて内部に入っていきます。
アフリカのジャングルを再現した「ハート・オブ・アフリカ」や、人工的な建物と鳥たちが共生する「アジアの翼」、コロンビアのフアン・クリ滝を模した「クリムゾン湿地帯」など、ここでは環境も生息している鳥たちもそれぞれ異なるため、そこを巡る人間もまるで世界中を旅しているかのような感覚を味わえます。各サンクチュアリの間には、世界の鳥にまつわる展示が非常にわかりやすいレイアウトで紹介されており、学びにも繋がります。
また「スカイ・アンフィシアター」と呼ばれる円形劇場では1日に4回、バードショーを開催。「プレデターズ・オン・ウィングス(毎日10:30と14:30)」では、ワシやコンドルなど園内でもここでしか見られない猛禽類たちが登場し、勇ましく狩りに飛び立つ様子などを披露。もうひとつのショー「ウィングス・オブ・ザ・ワールド(毎日12:30と17:00)」では、カラフルなフラミングやインコたちが登場。バースデーソングを歌うなど、和やかな雰囲気が楽しめます。
前述した「ハート・オブ・アフリカ」や「アジアの翼」では、鳥たちに餌やり体験も可能(予約制・有料)。あまり鳥に興味がないという方でも絶対に楽しめるテーマパークだと思います。
ほかにも園中央にあるセントラルプラザにはアスレチックや水遊び場などがあり、子供たちを遊ばせている地元の方々を多く見かけました。シンガポールに住んでいる方は年間パスで遊びに来るらしく、なんとも羨ましい話です。バードパラダイス内は段差のないバリアフリーになっていて、ボックスワゴン型ストローラーのレンタルサービス(有料)も。疲れたらひと休みできるカフェやレストランも多く、子連れでシンガポール旅を考えている人にも良さそうです。
東京23区よりひと回り大きいくらいの国土の中に、中国系やマレー系、インド系などさまざまな民族が暮らすシンガポール。政府は多文化主義を政策に掲げ、他民族 の文化を等しく尊重。一緒くたに融合するのではなく、平和に共存しようとする姿勢は、チャイナタウンやリトルインディア、アラブストリートのあるカンポン・ギラム、白亜の建物が並ぶシヴィック地区、プナラカン文化の息づくカトン地区などの歴史・文化地区を見れば一目瞭然です。エリアによってがらりと街並みが変わり、そこで暮らす人々の言語や宗教、食文化、風習が大切に守られてきた歴史は、多文化多民族国家シンガポールの誇りとも言えるものです。
そんなさまざまな歴史・文化地区を一度に見て回るのにおすすめなのが、「シンガポール・サイドカー」が催行するサイドカーツアー。大型バスと違って、小回りの効く車体は大きなアドバンテージとなり、歴史・文化地区の狭い路地にも入り込み、シンガポールの多文化共生をディープに感じることができます。またイタリア発祥のスクーター、ベスパのヴィンテージサイドカーは、道ゆく観光客たちからも注目の的となり、実際こちらに乗車したSAKIEさん、YURIEさんも、この時ばかりは二人がたくさん写真を撮られる側に回っていました。
もともとはネパール震災のチャリティのため、記念撮影用に展示していたサイドカーでしたが、「それ、どこで乗れるの?」と問い合わせが殺到したため、1時間から楽しめるアクティビティとして催行をスタート。これまで参加した顧客リストには、『アベンジャーズ』のジョー・ルッソ監督や、テニスプレイヤーのエマ・ラドゥカヌ、元F1レーサーのデイモン・ヒルといった著名人も多く、称賛のコメントがHPでも紹介されています。
オープンエアで風を切って走るサイドカーの爽快感は、実際に乗ってみると想像以上!普段は写真撮影がメインのSAKIEさんも、こちらのサイドカーではたくさん動画を撮影して、その臨場感を楽しんでいました。サイドカーに乗るアクティビティは他の国でもありますが、チャイナタウンやアラブストリートのような歴史・文化地区から、マリーナベイ・サンズのような近未来の風景までを一度に楽しむことができるのは、世界でもシンガポールだけと言えるではないでしょうか。