• Facebook でシェア
  • X でシェア
  • LINE でシェア

YURIE & SAKIEが旅する、想像以上のシンガポール(前編) 緑に囲まれた大都市「シテイ・イン・ア・ガーデン」

sponsored by シンガポール政府観光局

地球の歩き方観光マーケティング事業部

地球の歩き方観光マーケティング事業部

更新日
2024年2月29日
公開日
2024年2月29日
AD

写真:SAKIE、YURIE
筆者:Keiichi Izawa
コーディネーター:芳野郷子

シンガポールと聞いて、あなたが連想するものはなんですか?マーライオンも、マリーナベイ・サンズも、ナイトサファリも、どれも人気の観光地であることは間違いないけれど、実はそれだけじゃもったいない! それにシンガポールという国をもしコンクリートジャングルのように想像していたら、到着後に〝いい意味で〟裏切られることでしょう。そこは緑囲まれた大都市。さあ、想像以上のシンガポールを旅してみませんか?

今回シンガポールを旅したのは、この二人!

シンガポールに3年間留学していたSAKIEさん(左)と、シンガポールは2回目(前回は定番マリーナベイ・サンズに宿泊)のYURIEさんさん(右)

日本の主要空港から、毎日直行便が運航しているシンガポール。約7時間のフライトの後、シンガポール・チャンギ空港に降り立ったのは、フォトグラファーのSAKIEさんと、アウトドアインフルエンサーのYURIEさん。今回、3泊4日のスケジュールでシンガポールを旅します。

シンガポールと日本は時差が1時間しかないため、時差ぼけを気にすることなく、初日から全力で遊ぶことが可能。早速空港からタクシーでホテルへ向かう二人。その目に飛び込んできたのは、想像していたよりも遥かに多く生い茂る街路樹でした。

クリーン&グリーンシティの異名をもつシンガポール。都市部での緑地の多さを示すグリーンビュー指数では世界一!

シンガポールに緑が多いのは、「建国の父」リー・クアンユー元首相が1960年代から提唱してきた「ガーデンシティ」計画の賜物と言われています。当時、産業も資源もないシンガポールが発展するには、海外からの投資や観光誘致が不可欠と考えたリー元首相 。国を挙げて自然保護や緑化政策等に取り組むことで外国人が安心して訪れやすい国づくりに着手し、グリーンの豊かな観光都市としての礎を築きました。

レインツリーやヤシなどが車道の両側に生い茂る姿は、まるで緑のトンネルのよう。自然が大好きなYURIEさんは「東京の代々木公園がどこまでも続いているみたい!」と早くも嬉しそうな様子。一方、シンガポールに留学していたSAKIEさんにとって、これらの木々は強烈な日差しの木陰として、またスコールの雨除けとして、当時の生活を快適にサポートしてくれた懐かしい存在でもありました。

先端技術が詰まった近未来型植物園、ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイにそびえるスパーツリー。奥に見えるドームがクラウド・フォレスト

現在、シンガポールはリー元首相が掲げた緑化政策をさらに一歩進めた「シティ・イン・ア・ガーデン」計画を進めています。都市全体がまるで庭園の中にあるような都市ヴィジョンを提唱するもので、その象徴とも言えるのが2012年にマリーナベイ地区に誕生した「ガーデン・バイ・ザ・ベイ」です。

マリーナベイ・サンズもすぐ近くに見える近未来型の植物園で、その面積はなんと東京ドーム約22個分。オープン以来、昼夜ともに観光客が絶えない人気エリアですが、一部の施設を除いてすべて無料で入場できるため、市民の憩いの場にもなっています。

ガーデン・ラプソディを見たあとは、マリーナベイのライトアップ噴水ショー「スペクトラ」もおすすめ

園内でひときわ目立つ「スーパーツリー」は、最大で高さ50mにもなる人工樹。幹の周りに植えられた200種以上の植物で二酸化炭素を吸収するだけでなく、木々によって太陽光パネルで発電を行ったり、上部から雨水を集めて植物に供給したり、敷地内にある2つのドームの空気を排出したりするなど、それぞれサステナブルな循環システムを担っています。

スーパーツリーが12本並ぶ「スーパーツリー・グローブ」では、毎晩19:45と20:45から光と音に合わせたナイトショー「ガーデン・ラプソディ」を開催。ちなみに、ショーに必要な電力はクリーンエネルギーで賄われているそう。先進的なデザインと、その裏にある最新技術の数々。「未来にワープしてきたかのような感覚」、そんなSAKIEさんとYURIEさんの言葉がすっとなじんだエリアでした。

クラウド・フォレストにそびえる高さ約35mの人工滝。上に上って滝の裏側から見下ろすことも可能

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイの敷地内でひときわ目立つ2つの巨大なドームは、「フラワー・ドーム」と「クラウド・フォレスト」。前者はギネス記録にも認定される世界最大のガラス張りの温室ですが、高温多湿なシンガポールでは内部の方が涼しくなっており、「温室ならぬ冷室」という予想外の体験 も楽しむことができます。

SAKIEさんとYURIEさんが今回足を運んだのは、後者の「クラウド・フォレスト」。世界でも珍しい雲霧林の生態系を再現した屋内型植物園で、世界中から集めた高山植物、約2,500種、約7万株を生育するために低温多湿な環境を保っています。二人を驚かせたのは、入って早々目の前にそびえる巨大な山! 35mの高さからは何本も滝が流れ落ち、マイナスイオンが感じられる心地よい空間です。

ネイチャー好きなYURIEさんも、シティ派のSAKIEさんもシャッターチャンスがいっぱい!

こちらの山にはエレベーターで簡単に上れて、生い茂るシダや食虫植物のウツボカズラ、色鮮やかなランなどを間近で鑑賞することができます。特に7階部分にある「クラウド・ウォーク」と呼ばれる空中回廊は、山頂近くをぐるりと回って眺めることができ、また温室のガラス越しにスーパーツリーやマリーナベイ・サンズなどの眺望も楽しめます。SAKIEさんもYURIEさんも、声を揃えて「想像以上に楽しかった!!」と振り返るクラウド・フォレスト。技術も、サイズも、コンセプトも、すべてが規格外な温室植物園は、この国が誇るシティ・イン・ア・ガーデンを体感するのにぴったりのスポットです。

ちなみにもうひとつの温室、フラワー・ドームではカリフォルニアや南アフリカの乾燥した気候を再現し、世界5大陸から集めた約3万株の植物が植えられています。入場チケットは両施設共通。どちらも訪問するには駆け足でも2時間以上は見ておきたいところです。

(左上)珍しいウツボカズラ(右上)シアターでは気候変動に関する啓蒙動画を上映(左下)クラウド・ウォークからの眺望(右下)ミニチュア・オーキッドの展示は虫眼鏡とセットで

ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ

国内初の世界遺産、シンガポール・ボタニック・ガーデンへ

口コミサイトTripAdvisorで国内観光名所、第1位にも選ばれたこともあるナショナル・オーキッド・ガーデン

シンガポール滞在中、「街がまるで植物園みたい!」と何度も話していた二人。しかし、本物の植物園「シンガポール・ボタニック・ガーデン(以下、ボタニック・ガーデン)」に足を運ぶと、当たり前ですがスケールは桁違い(笑)。繁華街のオーチャード・ロードからわずか2kmほどという好立地に、東京ドーム13個分という広大な敷地を所有し、一周するのには3時間以上かかると言われています。内部でさらにランやジンジャーなどをテーマにした庭園があり、オオトカゲやカワウソなどの野生動物に遭遇するのも珍しくありません。

ボタニック・ガーデンは英国植民地時代の1859年に開園した歴史ある植物園で、植物の研究機関としても活動。特にゴムの木に関する研究成果は、その後英国が東南アジアにおいてゴムのプランテーション農園を広めていく礎になったと言われており、シンガポール初の世界遺産にも登録されています。

黄色の小花オンシジウムのトンネルや、色とりどりのデンファレの小道で写真を楽しむ二人

熱帯雨林気候に属するシンガポールらしく、園内ではさまざまな植物を見かけますが、中でもランに関しては世界でも有数の輸出国として知られ、シンガポールの国花にも指定されています。ボタニック・ガーデン内で唯一の有料エリアである「ナショナル・オーキッド・ガーデン」には約6万株のランが植えられ、園内にはアーチ状のトンネルを始めとしたフォトスポットが点在。二人のほかにも写真撮影を楽しむ若い女性で賑わっていました。

さらに園内を散策すると世界最大のラン「タイガーオーキッド」や、ランの女王「カトレア」の姿も。また丘の上の洋風庭園にある「VIPオーキッド・ガーデン」では、かつてここを訪れた世界の首脳や著名人の名前が、交配種のランに付けられています。そこにはダイアナ妃やネルソン・マンデラ、ジャッキーチェンのほか、皇后雅子様のランもあるので探してみては?

ストライプの入ったピンクのデンファレ。園内では今も交配種の研究が行われています

シンガポール・ボタニック・ガーデン

1 2
トップへ戻る

TOP