サンタ・クルス美術館
エル・グレコの傑作を含めた作品が充実
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トレドの歩き方
古都トレドは、16世紀で歩みを止めた町と称され、古きよき町並みが残る町。かつて首都として栄えたこの町には、宗教的、文化的な遺産がいたる所に残されている。特に、タホ川に囲まれた要塞都市としての姿は中世の風景を今に伝えている。石畳の小道を歩けば、歴史ある建造物や美術作品が次々と目に飛び込んでくる。歴史好きにはたまらない場所だ。
トレドの歴史的な雰囲気を感じたいなら、アルカンタラ橋周辺を歩こう。橋自体も13世紀に建てられたという歴史があり、橋からの眺めも美しい。橋を渡った先には、画家エル・グレコの傑作を所蔵するサント・トメ教会、アルカサル(軍事博物館)、サン・フアン・デ・ロス・レイエス教会などがあり、見どころ満載。夕暮れには、黄昏の光が川面を輝かせ、町全体がオレンジ色に染まる風景が見られる。
トレドの中心部に位置するカテドラル(トレド大聖堂)は、ゴシック様式で建てられたスペイン・カトリックの総本山。1493年に完成した大聖堂で、その後増改築を繰り返し今の姿となった。カテドラルの内部は壮麗な祭壇やステンドグラスが広がり、その美しさに圧倒されるはず。周辺は中世の面影を色濃く残す石畳の路地が続き、絶好の散策スポットだ。
コメルシオ通りやオンブレ・デ・パロ通りは繁華街として知られている。みやげ物屋やレストランが軒を連ね、買い物やグルメを楽しめる場所だ。この通りを歩いていると、歴史的な建造物や教会がところどころにあり、現代の生活と歴史的な建造物が調和しているのが印象的。ショッピングや食事を楽しみながら、このエリアでひと息つくのもおすすめだ。
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